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2010年3月

2010年3月30日 (火)

平成22年3月28日 塩沢山、鬼が面山、西ボッチ

今年はこれまで殆ど雪のない所を歩いてきた。今ごろは残雪期で藪が雪に隠れている。無雪期なら歩きづらい所もこの時期なら比較的楽に登れる山もあるだろう。幸いにもこの週末は冷え込んで、踏み抜きも少なくて済みそうだ。未踏の山でどのあたりがよかろうかと思案した。未踏ではないが、鴫内山、黒滝山、百村山の周回も以前から考えていた。27日に「中高年の山登りと温泉」のよっちゃんさんがそのルートを歩いたようで、9時間もかかったらしい。私は28日の夜にちょっとした用事があることから、もう少し短時間で行けそうな場所を考えた。以前「高原山探訪」のYoshiさんが辿った板室温泉から西ボッチまでのルートを参考に歩こうと決めた。

塩沢山(1127M)、鬼が面山(1262.1M)、西ボッチ(1410.1M)

板室自然幽学センターの駐車場に車を停めて歩き出す。橋を渡って温泉街に入り、上の原園地と温泉神社の案内に従って山のほうに入って行く。階段を登って行くと神社があり、その左手から登るとすぐにトイレ完備の園地に着いた。ここから先は板室温泉旅館組合の案内板を参考に左の行き止まりのはずの山道を選択する。

しばらく行くと道がなくなり、向かいの斜面を登ると本当の林道終点に到達した。発電所関連の建造物がある。ここから落ち葉の堆積した斜面に取り付く。急登を喘いで登り尾根に取り付くとはっきりした踏み跡があった。尾根を忠実に進んでいくと986mの基準点に向かって尾根は屈曲する。このあたりで道に残雪が見られるようになる。

塩沢山に向かって伸びる尾根を進んでいくと、標高1000Mくらいから残雪が続くようになる。しばらくは尾根の東斜面を進んでいく。山頂近くになると岩が目立ち西側は崖になる。ピークの西側から巻いて登りついた所が塩沢山山頂で、山部さんと栃木の山紀行の山名板があった。          

Dsc03644

ここからは無雪期なら藪こぎになる。鬼が面山へ踏み出すと少し笹が目立つが、進路を妨げるほどではない。残雪が藪を覆ってくれる。気温が低いためか踏み抜きはまったくなく、気分良く歩ける。尾根の西側を歩くと歩きやすい。途中で籔っぽくなるところもあるが、長くは続かず残雪を利用しながら進んで行けばいい。思った以上に楽に鬼が面山の南の遊歩道?に出られた。深山湖と沼原湿原とを示す案内標識が半ば雪に埋もれていた。

前方の高みが鬼が面山だろうと斜面を登ると大きな水槽のような建造物があった。この裏側の高い所がおそらく鬼が面山に違いない。左から廻りこんで登って行ったが、山名板には気がつかなかった。GPSで見るとこのあたりのはずだが。仕方なくさらに東側の高い所まで行ってみたが何もない。引き返して建造物の周囲の笹籔も見てみたが何もなかった。もう一度最初に登りついた場所をよく見たら、山部さんの山名板が周囲を笹に囲まれた木に付けられていて、雪の上50cm位のところに見つかった。10分以上右往左往してしまった。

Dsc03668

このころになるとガスってきて、雪もパラついてくる。長居は無用で先ほどうろうろした東のピークから尾根伝いに行けば沼原に行けるはずだ。残雪は歩きやすくここからは遊歩道が整備されているようだった。所々歩きづらい所には橋?のようなものが取り付けられていた。ここは無雪期でもスムーズに歩けるだろう。

1304mピークを過ぎて、沼原湿原の標識を見て適当に下って行くと調整池周囲の柵が見えてきた。西ボッチを目指して北に向かって歩きやすそうな場所を進んで行く。地形図にある林道入口のさらに北に行くと台座のようなものがありさらに北に行くと同じ台座のようなものがもうひとつあった。このあたりから取り付こうと足元を見るとスノーシューの跡が2つほど沼原湿原から西ボッチの山頂に向かっていた。

ほぼ同じところを歩こうとしたが、スノーシューの跡は滑りやすく、そこから少し外れたところを歩いた。そのうち自分の歩きやすそうな所を斜面を見ながら登って行った。この斜面は少し滑りやすく、アイゼンを履いたほうが歩きやすかったかもしれないが、ザックを下して取り付けるのも面倒なのでつぼ足で登って行った。想像していたよりも急な斜面で歩き始めてから時間も経ってきているので、休み休み登った。傾斜が緩やかになると前方の木に山名板が見えてきて、そこが山頂と分かった。スノーシューの跡はさらに北に進んでいるようだったが、疲れていてその先に行く気はまったく起きなかった。

Dsc03693

だいぶ疲れた。後は大きな登りはないはずだ。ここで初めて水分補給をした。夏なら既に1リットル以上は飲んでいるだろうが、この寒さではのどもさほど渇かない。500mlのペットボトルを半分ほど飲みほして下りにかかった。下りはあっという間で、自分のトレースをたどるようにして台座のところまで10分足らずで戻ってしまった。

ここからは普通は調整池の北へ進むのだろうが、何も考えずに南のほうに向かってしまった。柵にそって行くと調整池の南に廻りこんで行く。谷を越えて東側に登れば舗装道路に出るはずだが、下側(南側)を見ると道が見える。谷はやや急だが、締まった雪もついていて何とか降りられそうに思えた。つかまるものがない所はそっと下りて、石の多い所は慎重に石を頼りに何とか道に下りられた。この道は鬼が面山に向かう道で、左に進んで行くと舗装道路に出られた。

ここからは舗装道路を所々ショートカットしながら下りて行った。1007m地点からは遊歩道を進んだ。しばらく行くと乙女の滝と板室温泉の分岐があった。最後に舗装道路を歩くことになるが、乙女の滝見物も悪くないと考え、直進した。一部、道が崩壊している場所もあったがそれほど危険な目にあわずに通過でき、下見えていた沢名川が近くなると旧会津中街道沼原登山口5.4kmの標識のある場所に出た。

乙女の滝に寄ってみたが、滝壺まで下りて登り返すのが疲れた身には堪えた。

Dsc03728_2

この後は延々と舗装道路を歩いて戻った。歩き始めた時は駐車場には自分の車の含めて2台しかなかったが、戻ってきたときには温泉に来た人の車でいっぱいだった。

無雪期では藪こぎしなければならないコースをいい時期に登れたようだ。気温も低かったので踏み抜くこともなかった。このコースを導いてくれた「高原山探訪」のYoshiさんに感謝します。有難うございました。

板室自然幽学センター(727)-塩沢山(923/936)-鬼が面山(1005/1018)-西ボッチ(1124/1134)-乙女の滝・板室温泉分岐(1301)-乙女の滝(1325)-板室自然幽学センター(1414)

Photo

2010年3月24日 (水)

平成22年3月22日 奈良部山、丸岩岳、野峰

ここのところダイナミックな山歩きがなく、1日に何カ所かを車で移動しながらピークを踏むというようなスタイルになっている。春から夏にかけての長時間の山行に不安を覚える。そこで、久しぶりに通しで歩いてみようといろいろ考えたところ、奈良部山、丸岩岳、野峰が未踏だったのでこれをつなげて歩こうと考えた。ネットの報告では野峰は群馬県側から登っているものが多い。何故か私は最近、栃木県側から登ることにこだわっている。色々な報告を見たら、「オッサンの山旅」のレポで飛駒の奥から奈良部山、丸岩岳を登って野峰の北東部から下るというのがあった。これに野峰をピストンしたら3つつなげられると思い、実行にうつした。

奈良部山(985.4M)、丸岩岳(1127M)、野峰(1009.9M)

飛駒に入り、左に多高山を見ながら進み、「この先Uターンできません」の看板を見て、終点まで行かずに手前の路肩に停めた。歩き出すと奥に1軒だけ民家があった。

「オッサン」は林道の二股部分から尾根に取り付いていたが、こちらは少しでも楽をしようと、送電線鉄塔の巡視路を利用すべく左の林道を進んだ。途中、上に石祠ののっている岩があって、比較的新しいお供え物があった。歩き始めて20分くらいで立岩橋を渡り、すぐ右に169号鉄塔巡視路入口がある。急斜面に付けられた巡視路を15分も登ると鉄塔直下に到達。ここから進路は左(北)に向かう。

645ピークを越えて鞍部からの登り返しは岩が進路を遮る。左に大きく降りて巻いて登り返すが、これがかなり堪えた。ルート取りが悪かったかもしれない。ここからは尾根を所々屈曲しながら進んでいく。右の斜面を何物かが移動する音がしたが、何だったのだろうか。780m級ピークからの下りは伐採された木が少し邪魔だった。

鞍部からはだらだらした登りが続く。体調が悪いのか、長丁場が久しぶりなためなのか、足が攣りそうになりながらも左に丸岩岳らしき頂を見ながら歩を進めて、歩き出して2時間15分くらいで奈良部山に到達した。山部さんの山名板ともう一つあった。枝越しに男体山、女峰山が見えた。ここでは水分補給だけ。

丸岩岳へと進んですぐの枝越しに赤城山と思われるピークが見えた。さらに進むと岩のやせ尾根になって、左を巻こうとして進んでいったが、巻くよりも尾根を進んだほうが危なくなさそうだったので、斜面を登って尾根を歩いた。左手に林道が見えるようなると尾根には笹が目立つようになるが、踏み跡はしっかりとしている。道標や石祠などがあった。尾根を忠実に進んで奈良部山から50分ほどで丸岩岳に着いた。

山名板は2個ほど。枝越しに白根山、錫が岳、皇海山、袈裟丸連峰などが見える。北には熊鷹山への道がしっかりとあった。ここで腹ごしらえ。別に空腹感はないが、足が攣らないように水分と塩分と栄養補給。山頂の雰囲気は悪くない。少し風が冷たいようだ。冷えてしまうといけないのでそそくさと野峰を目指す。

道はしっかりしていて迷いようがない。右手に袈裟丸や赤城などを枝越しに見ながら進む。小さなアップダウンがあって疲れる。下りに使おうとしている破線の分岐部には2つの標石があって、いい目印になっている。ここはまず野峰を目指して進む。ここから一旦下り100mくらい登り返して行くと三角点のある野峰山頂に着いた。丸岩岳から50分ちょっとかかった。正面に男体山が見える。

折角だから南のピークにも行ってみた。朽ちた標識らしきものがあったが、何も書かれてはなかった。消えてしまったのだろう。山頂に戻ったが、ここで休むよりもさっきの破線部の分岐部で休もうと野峰山頂を後にして、元来た道を分岐部まで戻った。下りのルートの確認をしながら、アンパンを頬張って腹ごしらえをした。後は下るだけだが、いい場所に降りられるかどうか行ってみないとわからないのでちょっと不安だ。

尾根にそって下る。途中岩もあるが、特に危険はない。700m付近で破線部は進路を変えるが、道はないので適当に急斜面を木に捉まりながら下りて行く。かなり下ると沢が見えるが、道はよく見えない。さらに下って行くと道らしきものが見えた。下りるところを慎重に探り何とか下り立つことができた。下り始めて30分ちょっとだった。

道は不鮮明で、沢の左岸と右岸を何回か渡渉する。うっかり滑ってしまい、左足が水浸しになってしまった。右岸を見ながら進んでいくが、私が下りたところから先は急な崖になっているところが多く、うまい具合に下りられたものだと感心する。まったくラッキー以外の何物でもない。そのうちある程度道がはっきりしてきて歩きやすくなってくる。しばらく行くうちに軽自動車が放置されている場所に着いた。ここから沢を渡れば林道起点(終点?)になる。丸太の橋もあるのだが、飛び石伝いに渡れるのであえて危険を冒すこともないだろう。

ここからははっきりした道を戻るだけ。戻る途中、右側の斜面には炭焼き跡があった。道に下り立ってから1時間ちょっとで駐車地に着いた。途中で足が攣るのではと恐怖心でいっぱいだったが、大丈夫だったようだ。鹿の糞も沢山見かけたが、鹿にも会わず、人にも熊にも遭遇しなかった。ほぼ予定通りに歩き終えて安心した。休憩込みで約6時間半。

今回のルートは殆ど「オッサンの山旅」の山行記録からいただきました。この場を借りて感謝いたします。

Photo                            

2010年3月15日 (月)

平成22年3月14日 三峰山(鹿沼)、高谷山おまけで城山(西方)

前日までどこに行こうか迷っていたが、最終的に旧粟野町の三峰山と高谷山に行こうと決めた。

三峰山(485.2M)

以前に東側から縦走しようと検討したが、レポートを読むとどのピークも急峻で危なそうだった。臆病者の私にとって最も安全なルートは「栃木の山紀行」さんのルートと考えて、拝借することにした。

登り口付近に適当な駐車スペースがなかったが、小金沢橋を過ぎた左の川沿いに駐車地があったのでそこに停めた。来た道を戻るように歩いていき、「彼岸花群生地」の案内板のある場所から入っていく。小さな橋を渡ってすぐに右の林道に入る。20分弱で林道終点になる。ここからは踏み跡に従って進む。南峰には西側から急傾斜を直登した。石祠が出迎えてくれた。次に最も高い西峰へ向かった。直に登ると岩があるので、少し東に廻りこむのが一般的のようだ。廻りこんでも結構な急傾斜で落ち葉が厄介だった。何とかクリアしピークに立つと何故か山名板が二つあった。こちらのほうが高いからだろうか。もちろん祠もあった。

最後に三角点峰へ向かう。西峰からの下りが一番いやらしかった。ゆっくりと慎重に降り、登り返して三角点峰。こちらにも山名板がある。当り前か。ここからは周囲の山が見えた。東側をのぞいてみた。確かに急峻だが、木もあって手がかりがあるのでそれほどの恐怖感を感じずに登れそうだ。下るのはちょっときついかも。機会があれば東側から登ろうか。

帰りはトラバースし、林道も所々串刺しにして駆けるようにして降りて行った。思ったほど怖くなかったので精神的に疲れなかったのがよかった。                               約1時間30分。

Photo_2

(一部GPSの軌跡のエラーがあります)

高谷山(601.8M)

次は高谷山。登り口を粕尾側にするか永野側にするか迷ったが、短時間で登れそうな永野側の黒麦あたりから登ろうと決めた。高谷山の南側尾根は急峻で危険とのレポートがあるので、私にはここを通るルートはあり得ない。必然的に黒麦からのピストンを考えた。

路肩に車を停め、尾出山神社の向かいの尾根の突端の北側から登る。尾根に乗り南東側に廻りこむとはっきりとした道があって、ここを進んでいく。上のほうで何やら重機の音がする。さらに進むと林道が延びてきていて、現在工事中だ。脇をすり抜けて途中まで行ったが、仕事中でどうにも先に進めない。強引に突破しようかとも思ったが、ここでトラブルを起こしてもつまらない。少し戻って取り付けるところがあるかと見たが、法面になっていかんともしがたい。仕方なく元来た道を戻る。

少し降りて行くと多少藪化しているが東に向かう道があったのでここを突破すると、今は使われていないのだろうか、何やら小屋のようなものがあった。ここから工事している先の部分まで進めないかと山のほうに進んだ。かなりの急傾斜を登り、工事現場の最前線部のほうにどうにか到達し、ダンプカーの運転手を横目で見ながら先に進んでいった。道はなくなり、どうしようかと思ったが考えてもしょうがない。急ではあるがここから稜線に取り付くことにした。

喘ぎながらどうにか稜線にのった。こんなことなら粕尾側から登るのだったと思ってもあとの祭りというもの。ゆっくり行こう。480m付近で1頭の鹿があっという間に横切っていった。548mピークには図根点標石があった。進路は南東に向かって降りて行く。降りた分また登るのがつらい。450m級鞍部には道祖神の石柱があり、右手に渋垂に向かう掘れた道のようものが見えた。

ここから山頂まで約150mの登り。490mピークにも図根点標石があった。その先では少し笹が出てきたがすぐになくなり、少し進むと左に男体山が望める場所もあった。山頂手前はちょっと急傾斜で最後のひと踏ん張りをこなすと緩やかになり、三角点のある山頂に着いた。お約束の石祠もある。山名板は意外にも小さなものがひとつだけだった。

さて帰りはどうするか。工事現場には戻りたくない。地形図を見ると先の490m図根点ピークの西の小ピークから南西に向かう尾根がある。ここを下ればどうにかなるのではと考えた。ここが一番傾斜がきつくなさそうで、万が一登り返すにもダメージが少なくて済むからというのが最大の理由だったが。

そうと決まれば早い。あっという間に図根点ピークを過ぎ、地形図には表れていないが、尾根の分岐があるからピークと分かる小ピークに着いた。南を見る尾根があり、踏み跡もしっかりある。ここを降りて行った。道もしっかりしているので確認に地形図を見る程度で済んだ。分岐から15分もしないうちに下に道が見えて、うっかり右に進んだら上に向かうようになっていたので、引き返してみたら266m地点の東側の舗装道路に出た。

ここからは道路を駐車地に戻るだけだ。振り返ると高谷山の南側のキレットが見える。とてもじゃないが私には無理だと改めて思った。20分くらいかかって駐車地に戻った。戻る途中工事現場も見え、よじ登った伐採地も見えた。もし今誰かがそこを登っているのが見えたら自分がどう思うかを考えたら不思議な気分になった。

車を停めた場所のすぐそばにあったお蕎麦屋さん「百川本そば」に寄ってざるそばを食べて帰った。大変おいしく頂きました。                                             2時間半。

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城山(221.3M)

二つの山を登って、蕎麦も食べて帰るつもりで車を走らせた。293号線との交差点で信号待ちをしている時に西方町の城山ならこのまま行けるかもと思い、地形図もないが道路地図を見ながら行けばどうにかなると近くまで行った。記憶ではお寺から登るようになっていたので、右往左往しながらなんとかお寺に着いて歩き始めた。案内もなく、うろうろしていると人が来たので城山に登りたいと話すと、このお寺ではなく、北にある長徳寺から登るのだと教えていただいた。その人は城山のルートの整備もしているとのことだった。お礼を言って、長徳寺に向かった。

確かに案内はあるが、城山とは書かれていない。西方城との案内があった。道はよく整備され、迷いようがない。本丸の先に鳥居があり、八幡宮の祠があった。山頂は少し籔になっているその左奥にあった。山部さんの山名板と文字の読めない板があった。三角点にはチップが埋め込まれてあった。人の話し声が聞こえたが、ゴルフ場のほうから聞こえた声だったのだろうか。                            35分。

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2010年3月 3日 (水)

平成22年2月28日 八海山神社(矢板市)

21日は胃腸炎ですっかり病人気分。県東部の低山に出かけようと思っていたが、いつ襲ってくるか分からない便意をどうすることもできず家でおとなしくしていた。(汚い話でごめんなさい)

28日はお誘いいただいたスノーハイク。待ち合わせ場所に行ったはいいが、雨が結構降っていた。時間になると皆が集まり、天候も良くないので中止ということで解散した。すっかり山支度をしていた私はとりあえず山の駅まで行ってみると伝えて、車を走らせた。ちなみにもう1台も後についてきた。

少し登っていくと雨からみぞれになり、さらに上に行くと雪になった。これなら歩けそうと慣れない雪のある道をゆっくりと進み、山の駅の駐車場に着いた。後続の車もすぐに到着。帰ったはずのもう1台も電話で呼び戻したとのことで、申し訳ないことをしてしまった。ゆっくり準備しているとあっという間にもう1台の車も来て、結局当初の予定通りの雪山歩きとなった。

八海山神社(1539M)

スノーシューは置いていった。小間々への道に取り付くといきなりの雪道。踏みぬきが酷い。幸い先頭を歩くのは体力自慢のSさん。こちらは後ろから楽させてもらった。小間々から大入道へ行く選択肢もあったが、この雪と踏みぬきの多さもあって大間々から八海山神社に行くことになったようだ。(100%おまかせ登山です)

大間々台から鳥居までは平坦な道、鳥居からはトレースもない所を進んでいく。相変わらず人の付けたトレースをたどり、楽をさせてもらう。林から抜け平坦になったあたりで、近くで発砲音、4,5発続けて聞こえ、いささかビビってしまう。おそらく今日28日がこの冬の狩猟期間最終日。歩いているところは禁猟区か休猟区だろうから安全とは思うが、気分のいいものではない。

さらに先に進んでいくと、また発砲音がしたが、明らかに前山方面からと分かり、ひと安心。岩に積もった雪は滑りやすく要注意。困ったことに手袋が雪山用ではなく、指先が凍傷になろうかというほど感覚がなくなってきて、八海山神社が目前になっても早く降りたくなっていた。

どうにか神社に着き、記念撮影。ちょっと先に進んでみたが、休憩するには適当な場所もなく、もと来た道を下ることになった。幸いSさんが暖かい手袋を貸してくれて、指の感覚も徐々に戻っていった。有難うございましたSさん。正に転げるようにして林道まで下り、雪に埋もれていたベンチを掘り起こし、ランチタイム。

今日の主目的であるもつ鍋をいただき、焼き鳥やお汁粉までいただいた。こちらはカップコーヒーでお茶を濁し、皆様に感謝感謝であった。

プチ吹雪だった往路と違い、帰りには青空まで拝むことができ、気分も良くなった。大間々台からは舗装道路を歩いたが、吹き溜まりでは結構雪が溜まっていた。それでも往路に比べはるかに楽チンだった。

また機会がありましたらお誘いください。         正味約4時間。

Photo_6

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