2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

2010年7月

2010年7月25日 (日)

平成22年7月25日 高倉山、前高倉山、高倉山本峰

今日は午後から雷雨の可能性があるとのこと。長い時間は歩けない。検討した結果、未踏の旧栗山村の高倉山に登ってみることにした。高倉山は三角点峰。前高倉山は以前は1398M峰だったようだが、今は1426M峰になっている。さらにしぼれさんなどの記録によると1426M峰のすぐ北東のピークが高倉山本峰になっている。いささかややこしいが、すべて登ってしまえばいいだろうと思い、出かけた。

前高倉山(1426M)、高倉山本峰(1460M級ピーク)、高倉山(1437.2M)

林道湯西川前沢線は落石により通行止めになっていた。仕方なく車を停め歩きだす。ほとんど「栃木の山紀行」さんのルートを辿ることになる。1398M峰西尾根取り付きは少し北に廻り込んで急斜面を登った。踏み跡はあったのでここを歩く人はいるようだ。笹はあるが歩くには問題ない。1350m付近だろうか女峰山や太郎山がくっきり見えた。緩やかに登って行くと定番の山名板のある1398M峰に着く。ここが前高倉山になっている。

一旦下るとやせ尾根になって右はスラブ状になっているのが見えた。ひとつコブを越えて登り返したところが1426M峰で「新前高倉山」の山名板があった。裏を見ると2009.10となっていた。変哲のない場所でここが前高倉山と言うのもなんか変な感じ。

少し下って前方にピークが見える。1460M級ピーク、高倉山本峰だ。胸丈くらいの笹を漕いで進む。ここで全身びしょ濡れになるが、この時期そのうち乾くだろう。今日も酷暑だ。登りになると岩が出てくる。シャクナゲも見え出す。登りやすそうな所を探しながら登って行くが、強引に身体を引き上げていく場所もある。シャクナゲと格闘しながら登り、ふと振り返ると白根山が見えた。

どんどん登って行くとピークに到達。目の前に明神ヶ岳がある。その右には高原山が見える。目を転じれば田代山方向も見えるが、残念ながら山座同定はできなかった。帰ってきてから確かめようとこの時は思ったが、高倉山山頂手前あたりでデジカメを紛失してしまったからだ。山頂にはもちろん三角点はなく、山名板もない。木にテープが巻かれていた所はあったが文字ははっきりしなかった。腰を下ろすのもままならないピークだが、思いの外眺望に恵まれ、まとわりつく虫がいなければ長居したいところだった。GPSにマダニが乗っていたので、思わず全身を見まわすが、身体にはついていないようだった。

ここからは往路を戻ったつもりだったが、GPSでみると北側にぶれているようだ。ぶれたおかげで岩の上から絶景が見られた。でも、もう見れない。斜面を南側に藪を漕ぎながらトラバースして行くと見覚えのある場所に出て、一安心。鞍部からは笹を漕いで少し登り返し、林道に向けて適当に下りて行った。(最初から尾根通しに歩くつもりはなかったようだ)。法面が高く下りやすい所をどうにか見つけて林道に下りた。高倉山の取り付きの峠に行くと小屋があった。

左の斜面には良く見ると踏み跡がありここから取り付く。尾根を進んで行く。途中で明神ヶ岳が良く見える場所があった。歩いていくうちに笹のトンネルになる。刈り払いだか獣道だか分からないが、このお陰で比較的楽に進める。と言っても掻き分けながら進まなければならない所もある。山頂が見えてきたのでポケットからデジカメを出そうとしたが、ない。どこかで落としたようだ。山頂では山名板と三角点を確認し、携帯で不鮮明な写真を撮ってすぐに下りる。

足元を見ながら戻って行くが、結局見つからなかった。もう一度戻ってみるのもちょっと疲れたのであきらめた。もう買ってから5年くらい経っているので買い換え時かもしれない。うっかりして尾根の突端まで行きそうになり戻る。取り付きに戻って、あとは林道をトボトボと歩いて駐車地まで戻った。

Photo

Photo_2

前高倉山は果たしてどこなのだろうか。

家に帰って倉持氏の「栃木273山」の高倉山の項を見てみた。この記述だと倉持氏が高倉山としたのは1460M級ピークと思われる。また、別の人がweb上で高倉山として報告しているのは同様に1460M級ピークのようだった。今日登ったピークで一番充実感のあったのは間違いなく1460Mピークだった。標高や眺望の良さなどからもここを高倉山とするのが妥当のような気がする。まさに「高倉山本峰」という訳だ。

駐車地(727)-取り付き(749)-1398M峰(820・823)-1426M峰(839・842)-1460M級峰(900・910)-林道出合(948)-切通し(1003・1010)-高倉山(1031・1032)-切通し(1051)-駐車地(1144)

デジカメ紛失により写真はありません。

2010年7月20日 (火)

平成22年7月19日 大岳、中山

他の山を考えていたが、前日に気が変わって急遽日光の大岳と中山に登ることにした。ともにシャクナゲの藪があるらしいが、梅雨も明けたことだし濡れることはないだろう。大岳の存在を意識したのは1年ほどまえ。昨年8月下旬に初めて低公害バスを利用して、2077M峰から錫が岳に行った時から。西ノ湖入口で一緒に下りた人がこれから大岳に登るのだと話し、落石注意の標識のあたりから山に取り付いていった。その人は大岳から下りたら中山に登るのだとも言っていた。別にその人を真似たわけではないが、結局同じように両方の山を登った。

大岳(1843.4M)、中山(1519M)

赤沼車庫からバスに乗って西ノ湖入口で下りる。5人が下りたが、カメラマン2人と散策?3人。山へ行くのは1人。西ノ湖の分岐の所から山に取り付く。散策の3人が怪訝そうな表情でこちらを見ていた。急であるがしっかりした獣道だか踏み跡があり歩きやすい。

Dsc05427

三角点ピークからはやや右寄り方向が変わる。木の根元に、時間があまり経っていないような糞があり、思わず鈴をかき鳴らす。その先のピークは好展望で男体山や太郎山などが見えた。1577ピークから先は倒木が目立つ。急登を進むとシャクナゲが現れるが西側を巻いたり、中央突破したりしながら進む。

1741ピークからは向きが変わる。尾根上を強引に行くが、鞍部近くではたまらず左に逃げた。右の谷の方向から水音が聞こえていた。大岳北峰は藪のピーク。行く必要もなかったが、どんな様子か見てみた。まず中には入りたくない。ここからは南に進路を変え尾根の東を巻くように進むと三角点のある山頂に着いた。ちょっと手前からは男体山と中禅寺湖が、山頂からは大真名子、小真名子、女峰山が見えた。ここまで取り付いてから丁度2時間。三角点以外は何もない。定番の山名板も一つもなかった。

Dsc05463

腹ごしらえがすんで南尾根を下りる。地形図で見るほどしっかりとした尾根になっていない部分もあったが、どうにか1605mの突起に到達。ここのシャクナゲは左から巻いて回避した。ここからは適当に歩きやすそうな所を下って行くと林道に下りられた。落石注意の標識より東寄りに下りたようだ。45分ほどかかった。

次は中山。西ノ湖の方から行ってみようと西ノ湖まで行く。このところの降水で西ノ湖は満々としていて、ほとりといったものがなく、廻り込めなかった。

Dsc05494_3

仕方なく柳沢川を越えて中山の北西から取り付こうとそちらに向かった。柳沢川は思いの外水量が多い。飛び石伝いでは渡れない。渡れないかあちこち行ってみるが無理のようだ。仕方なく浅そうな所を靴の中をビショビショにして渡渉した。少し西に廻り込むと取り付きにピンクテープが巻かれていた。靴を脱ぎ靴下をしぼって履きなおして気合を入れなおす。

取り付くと道はある程度しっかりしている。シャクナゲがあるが、うまく見極めれば難儀する所はそれほど多くない。大岩がすぐ現れる。中央を進もうと思ったが、しぼれさんたちは右を巻いたような記憶があったので右側から大きく巻いた。緩急はあるが概ねきつい傾斜。近くで鹿の警戒音が聞こえた。バテバテになりながら進んで、傾斜が緩くなったと思う頃山名板が目に入った。御料局の三角点のある山頂に到達。シャクナゲは思ったほどは酷くなかった。取り付いてから45分だった。

Dsc05522

ここで水分補給。当初用意した3Lの水はもう500mlしか残っていない。人の倍は飲むのが常だが、今日はこれほど飲むとは予想していなかった。帰りは東側の尾根を選択。こちらは地形図からはそれほど傾斜がきつくないように見えたが、下りて行くと結構急斜面があり、シャクナゲもルートファインディングが悪いと厄介だった。それでもどうに涸れ沢に下りられた。約30分。

ここからは柳沢川右岸に沿って歩きやすそうな所を進む。20分ほどで林道?遊歩道?に出合い、中禅寺湖畔まで行って男体山を拝んでからバス停に着いた。水はもうすっかりなくなっていた。あわよくば高山を経由して赤沼車庫まで歩いて帰ろうかと思っていたが、1滴の水もない状態で、この暑さでは情けないことだが無理できなかった。 全行程で6時間20分。

2010年7月18日 (日)

平成22年7月18日 二つの富士山縦走(大田原)

今日は山に行きそびれてしまったので、大田原市宇田川にある191.0M三角点峰に行った。昨年9月に日光の低公害バスの千手ヶ浜BSで偶然お会いした「栃木の山283+」の山部さんに伺った場所だ。この三角点の北に214Mの富士山があるが、山部さんによると富士山は191.0M峰が正しいとのことだった。

富士山(191.0M)、富士山(214M)

191.0M富士山は南側から登ると参道になっている。

Dsc05411

今まさに刈り払いの最中だった。作業の人にこの山の名前を聞いたところ、「富士山」と言っていた。(私が富士山ですかと言ったら、あっ、そうだった。といった感じで答えていました)。ピークには石祠があった。

Dsc05413

三角点を探すがなかなか見つからず、GPS頼りに探索すると、石祠の北西側の少し下った所に白い三角点を示す柱があって、周囲の笹を掻き分けて少し埋没した三角点標石を見つけた。

Dsc05418

ここから北側の畦道に下りて、一つ目の富士山縦走を終了。

(北側からみた191.0M富士山)Dsc05421

そのまま道を北に進み、214M富士山を東側の舗装道路から団地内を歩き、山頂標識を見、そのまま北へしっかりした道を歩いていくと、アパートの傍に出た。これで二つ目の富士山の縦走が終わった。

(南側からみた214M富士山)Dsc05420

2010年7月 5日 (月)

平成22年7月4日 北温泉から三本槍岳、朝日岳

今日は天候やモチベーションなども考慮し、車で1時間足らずで行ける那須の山に行くことにした。4月に飯盛山、5月に茶臼岳に登っているので、三本槍岳に行ってみることにした。三本槍岳へは色々のルートがあるが、今回は北温泉から中の大倉尾根経由で帰りは清水平から朝日岳に行き、峠の茶屋方面に下りて、戻るコースにした。

三本槍岳(1916.9M)、朝日岳(1896M)

北温泉入口のバス停そばの空地に停めた。雨は今にも降りそうだが、本降りにならないことを願って歩き出す。北温泉の駐車場は工事のため、旧旭温泉跡地が臨時の駐車場になっていた。北温泉を過ぎ、登って行くと林道に出合う。登山道は笹刈りがされて間もないような感じで歩きやすい。しばらく進むと機械の音が聞こえてきた。今まさに笹刈りの真っ最中。ご苦労様です、有難うございますとお礼を言いながら横を抜けていく。

中の大倉尾根に入ると道の両脇は黄色い花が列をなしていた。ニガナだろうか。ツマトリソウ、シャクナゲ、マルバシモツケ、ゴゼンタチバナやその他名前の分からない植物がなごませてくれた。赤面山への分岐手前付近で雨が降ってきて、傘をさしながら歩いた。この尾根の道も初めて歩いた時は掘れていて歩きづらかったが、その後石を敷き詰めてから非常に歩きやすくなった。

清水平の分岐から先は人が多くなる。20人くらいのパーティーとすれ違ったが、どうにかならないものか。せめて7,8人くらいにしてくれないかなあ。三本槍岳への道も掘れていて、ぬかるんでいて歩きづらい印象があったが、ここも所々で石が敷き詰められていて歩きやすくなっていた。鞍部からの登りの道にも同じような処置が施されていた。

Dsc05327

三本槍岳山頂に着くと、今までなかった方位盤がお出迎え。山名板はなくなっていて環境省の設置した山名柱が立っていた。眺望はなし。晴れていれば360度の展望台なのだが、今日の天気では仕方ない。

Dsc05333

腹ごしらえをして下りる。清水平の木道は一部壊れていた。

Dsc05345 

清水平からの登りは気合が入る。左を見ると沼ができていた。こんな所にあったかなあと思いながら進んだ。今の時期限定の沼か?

Dsc05349

尾根通しに朝日岳に登った。ここの山頂もガスってなにも見えず。風が強くて寒い。ここも人が多い。こんな天気でも多くの人が山に入っているようだ。朝日岳からは反則技の旧ルート?を通る。歩きづらそうな所に鎖や階段をつけたものだといつも思う。殆ど整備ルートは歩いたことがない。峰の茶屋が見えるようになると、学校登山の生徒たちと思われる緑のジャージ姿が目に入る。これはまずい。急ぎ足で峰の茶屋を通過。中の茶屋から先は植生保護のため登山道がしっかり境されている。リンドウはまず近くでは見られないだろう。自然保護の観点からはやむを得ない所かもしれない。

Dsc05389

5時間15分。

Photo

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

最近のトラックバック