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2010年7月25日 (日)

平成22年7月25日 高倉山、前高倉山、高倉山本峰

今日は午後から雷雨の可能性があるとのこと。長い時間は歩けない。検討した結果、未踏の旧栗山村の高倉山に登ってみることにした。高倉山は三角点峰。前高倉山は以前は1398M峰だったようだが、今は1426M峰になっている。さらにしぼれさんなどの記録によると1426M峰のすぐ北東のピークが高倉山本峰になっている。いささかややこしいが、すべて登ってしまえばいいだろうと思い、出かけた。

前高倉山(1426M)、高倉山本峰(1460M級ピーク)、高倉山(1437.2M)

林道湯西川前沢線は落石により通行止めになっていた。仕方なく車を停め歩きだす。ほとんど「栃木の山紀行」さんのルートを辿ることになる。1398M峰西尾根取り付きは少し北に廻り込んで急斜面を登った。踏み跡はあったのでここを歩く人はいるようだ。笹はあるが歩くには問題ない。1350m付近だろうか女峰山や太郎山がくっきり見えた。緩やかに登って行くと定番の山名板のある1398M峰に着く。ここが前高倉山になっている。

一旦下るとやせ尾根になって右はスラブ状になっているのが見えた。ひとつコブを越えて登り返したところが1426M峰で「新前高倉山」の山名板があった。裏を見ると2009.10となっていた。変哲のない場所でここが前高倉山と言うのもなんか変な感じ。

少し下って前方にピークが見える。1460M級ピーク、高倉山本峰だ。胸丈くらいの笹を漕いで進む。ここで全身びしょ濡れになるが、この時期そのうち乾くだろう。今日も酷暑だ。登りになると岩が出てくる。シャクナゲも見え出す。登りやすそうな所を探しながら登って行くが、強引に身体を引き上げていく場所もある。シャクナゲと格闘しながら登り、ふと振り返ると白根山が見えた。

どんどん登って行くとピークに到達。目の前に明神ヶ岳がある。その右には高原山が見える。目を転じれば田代山方向も見えるが、残念ながら山座同定はできなかった。帰ってきてから確かめようとこの時は思ったが、高倉山山頂手前あたりでデジカメを紛失してしまったからだ。山頂にはもちろん三角点はなく、山名板もない。木にテープが巻かれていた所はあったが文字ははっきりしなかった。腰を下ろすのもままならないピークだが、思いの外眺望に恵まれ、まとわりつく虫がいなければ長居したいところだった。GPSにマダニが乗っていたので、思わず全身を見まわすが、身体にはついていないようだった。

ここからは往路を戻ったつもりだったが、GPSでみると北側にぶれているようだ。ぶれたおかげで岩の上から絶景が見られた。でも、もう見れない。斜面を南側に藪を漕ぎながらトラバースして行くと見覚えのある場所に出て、一安心。鞍部からは笹を漕いで少し登り返し、林道に向けて適当に下りて行った。(最初から尾根通しに歩くつもりはなかったようだ)。法面が高く下りやすい所をどうにか見つけて林道に下りた。高倉山の取り付きの峠に行くと小屋があった。

左の斜面には良く見ると踏み跡がありここから取り付く。尾根を進んで行く。途中で明神ヶ岳が良く見える場所があった。歩いていくうちに笹のトンネルになる。刈り払いだか獣道だか分からないが、このお陰で比較的楽に進める。と言っても掻き分けながら進まなければならない所もある。山頂が見えてきたのでポケットからデジカメを出そうとしたが、ない。どこかで落としたようだ。山頂では山名板と三角点を確認し、携帯で不鮮明な写真を撮ってすぐに下りる。

足元を見ながら戻って行くが、結局見つからなかった。もう一度戻ってみるのもちょっと疲れたのであきらめた。もう買ってから5年くらい経っているので買い換え時かもしれない。うっかりして尾根の突端まで行きそうになり戻る。取り付きに戻って、あとは林道をトボトボと歩いて駐車地まで戻った。

Photo

Photo_2

前高倉山は果たしてどこなのだろうか。

家に帰って倉持氏の「栃木273山」の高倉山の項を見てみた。この記述だと倉持氏が高倉山としたのは1460M級ピークと思われる。また、別の人がweb上で高倉山として報告しているのは同様に1460M級ピークのようだった。今日登ったピークで一番充実感のあったのは間違いなく1460Mピークだった。標高や眺望の良さなどからもここを高倉山とするのが妥当のような気がする。まさに「高倉山本峰」という訳だ。

駐車地(727)-取り付き(749)-1398M峰(820・823)-1426M峰(839・842)-1460M級峰(900・910)-林道出合(948)-切通し(1003・1010)-高倉山(1031・1032)-切通し(1051)-駐車地(1144)

デジカメ紛失により写真はありません。

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コメント

御無沙汰しています。
高倉山全部お疲れ様でした。デジカメとデータ残念でした。
地形図もちょこちょこと山の名前の位置が動きます。そろそろ地形図を見直してみることにします。

しぼれさん&Pさん。こちらこそご無沙汰しています。
データが痛いです。高倉山本峰の眺めは本当に素晴らしかったですから。
確かに、地形図はこまめに見る必要がありそうですね。
話は変わりますが、先日会津駒の帰りに小豆温泉駒の茶屋に寄りました。
そこに奥会津山旅という無料の本が置いてありました。(もちろん持ち帰って構わないものです。)
奥会津名山として28の山が紹介されていました。
今後の参考にできるすぐれものと思いました。
このような本はご存知でしたか?

野球親爺さん こんばんは
私も貝鳴山のデータをPCの誤操作で飛ばして泣きのものがあります。唯一無二ですもんねえ。
奥会津名山は初めて聞きます。8月中には行く予定のお山・来年まわしの場合は南郷トマト買い出しもあるので寄ってみます。

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