追想 竜巻山 (平成21年8月2日)
怪我で山には行けないので、しばらくの間、以前の山行を思い返してみます。ランダムに行きますが、まずは竜巻山から。
竜巻山(2224M)
以前は竜巻山と箱石金剛はイコールを思っていたが、確か烏が森の住人さんだったと思うが、二つは別物で竜巻山は金剛の北のピークとご教示いただいた。場所的に見て、ここだけ目指す人はいない。実際、野球親爺も竜巻山、前女峰、女峰山と登るつもりで出かけた。しかし、途中で足が攣ったために竜巻山でお茶を濁した次第である。
この日は男体山の登拝大祭期間中なので、おそらくあまり人には会わないだろうとは思っていたが、結局誰一人見かけることはなかった。
滝尾神社の駐車場に停め、道標に従い行者堂脇から登山道を進んで行った。殺生禁断碑を過ぎて濡れた笹の覆いかぶさる道をびしょ濡れになりながら登って行く。ガスっていて雰囲気は良くない。稚児が墓、白樺金剛と進み、岩のある八風に着くと、幾分ガスが取れ、遠くに竜巻山から前女峰にかけてのレッドラインが見えた。
さらに進み、遙拝石に着くと対面に滝が幾筋も落ちているのが見えた。この道は何回か下っていたが、いつもこの近辺はガスっていてので、滝を目にするのは初めてだった。
ここからは樹林帯に入り登りも急になる。蒸し暑さのためもあるのか、足が攣りそうになってしまった。早く歩くと攣りそうだ。極めてゆっくりと歩く。。この時点で目標は竜巻山になった。だましだまし歩き、ボーとしていたのだろう。箱石金剛の標識のある場所をいつの間にか過ぎてしまったようだ。本来なら道標のある場所から取り付こうと思っていたが、右の斜面をみると結構急なので、前女峰と竜巻山の鞍部から戻る形で取り付くことに決め、先に進む。
唐沢小屋が見えてきた。鞍部に向かっての登りになり、稜線に着くと竜巻山に戻る方向に進む。コメツガやシャクナゲはあるが、それほど酷い藪ではない。獣の気配もする。後ろを振り返ると前女峰の三角錐が目立つ。右側にはガスが上がってきている。
稜線上を進んで行く。左はまさにレッドラインの所のようだ。
いくつかのピークがあってその度に竜巻山かと思うが、先にはもう少し高いピークが見える。やっとのことで布の巻かれた竜巻山山頂と思われる場所に着いた。
腰を降ろす場所もない。振り返って見える前女峰に圧倒される。今日はあそこまで行く気力はもうない。またの機会にしよう。箱石金剛方面に下りる。稜線上を進むのが一番藪が少なくていいようだ。箱石金剛に着くが、何故登りで道標を見落としたか良く分からなかった。単に惚けていただけだろう。後は来た道を戻るだけ。幸いこの後足の攣ることはなかった。下に行くにつれガスが濃くなっていった。白糸の滝を見て車に戻った。ある意味不完全燃焼。ままあることなので性格とあきらめよう。
滝尾神社P(557)-八風(856・910)-遙拝石(925)-竜巻山(1054.1057)-八風(1143)-滝尾神社P(1323)
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