百村山、三石山 (平成22年12月19日)
山に行く時間はないと思われたが、短いながら山へ行ける時間がとれた。あまり遠出はしない方がいい状況なので、車で30分ちょっとで行ける百村山にした。百村山そのものを目指して山に登る人はそれほどいないのではないか。黒滝山や大佐飛山のついでに登る山の感もある。春先はカタクリが咲くのでそれを目当てに来る人もいるだろうか。最近は黒滝山、大佐飛山へは百村山を通らずに行けるルートもできて、百村山近辺のカタクリを保護する人たちにはいいことかもしれない。
百村山(1085.2M)、三石山(1257M)
車は林道入口近くの路肩の広い所に停めた。ここに停めたのは今回で3回目くらいだろうか。支度していると犬の鳴き声とキーキーといった動物の鳴き声。ふと見ると人家の庭先にお猿さんが悠然と食べ物をくわえて歩いていた。出発して、揺れている電線を見ると同じ猿かどうかは分からないが、こちらを気にしながら動き回っていた。どうでもいいが、こちらに寄って来ないことを願う。
光徳寺脇の道を行き、数分で山道になる。つづら折りの道を行く。木は間伐されていて幾分明るい雰囲気。30分ほどで林道に出合う。ここから白笹山、南月山や流石山から三倉山への稜線が見える。少し右に行くと石の階段があって百村山登山口だ。以前より笹刈りがきちんとしてあるようだ。
ここからは尾根伝いに歩く。木の間からは塩那道路が見える。946mの展望地からは八溝山が見えるが、以前は意識していなかったので見えていたのに見なかったようだ。鉄塔を過ぎるとぶらぶら梯子からの道、巡視路が南から登ってくる。工事は終わったようで以前にあったワイヤーなどはなくなっていた。
日当たりの悪い場所は少し雪が残っていたが滑ることはない。ちょっとだけ急な所を登ってよっちゃんの山名板のある百村山に着いた。板はかなり頑丈に木に括りつけられていた。
ここで引き返すのもあっけないので先に進む。雪が少し多くなったようだ。雪には良く分からない動物の足跡がいくつもあって鳥のようでもあり、猿のようでもあり、熊?のようでもあり、色々なものがあった。思わずラジオをつけて、時々声を出して歩く。
近年利用度の高くなった大佐飛への新登り口への案内がしっかりあった。平成の大ブナの板はなくなっていて、寂しくブナがたたずんでいた。そこから少し登って行くとやはりよっちゃん作の山名板が風雪にさらされたのか幾分痛んで木に巻きつけられていた。
長居しても仕方ないので百村山まで戻る。枝越しに旭岳(赤崩山)が見えるのを楽しみながら下って行く。百村山でおにぎりを食べて戻る。林道の手前で振り返ると大佐飛方面が見えるが、大佐飛山が見えているかは良く分からない。忘れっぽいのです。
山から下りて林道を歩いていると猿が斜面を奇声をあげて駆け下ってきた。びっくりして思わず近くにあった大きめの石をつかんだが、親爺の近くにいた猿に合図を送っていたのだろうか。こちらを襲ってくる訳ではなかったようだ。車に戻ると傍の木の上で烏が人を馬鹿にしたように盛んに鳴いていた。
駐車地(953)-登り口(1001)-林道出合(1026・1027)-百村山(1109・1117)-三石山(1144・1148)-百村山(1206・1215)-林道出合(1244)-駐車地(1308)
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