高鳥屋山、アド山 (平成23年2月6日)
佐野の高鳥屋山は地形図的には無名峰。北東にある大鳥屋山に対峙しているために高鳥屋山になったのだろうか。西側乃至は金原山の方から登るのが一般的かと思っていたが、やんちゃオヤジさんが東側から登った記事を見た。地形図を見ると稲村集落のところに鳥居マークがある。ここから辿れそうだと思って、ネットで検索すると「オッサンの山旅」の管理人さんがここから登っていた。それを参考にしてみた。
高鳥屋山(513.8M)
野上診療所のすぐ先にバス停があり、その周辺が駐車に最適。ここに停めさせてもらった。戻る形で歩き出し、林道に入ってすぐ民家の裏から神社に上がる。社の右側から尾根に取り付く。半ば壊れた奥社?があってその裏には明治9年の文字の見える石祠があった。その先はしばらくは雑木の藪で顔に枝が当たって痛い。
到る所に鹿の糞があるが、ついぞ姿は見かけなかった。322Pから平坦になるが、その先は急登を2回繰り返す。高鳥屋山の北東の520m級ピークの方が高鳥屋山よりも東の集落からは存在感がありそうだ。ここからは岩っぽいやせ尾根になり左には岩峰群が見える。前の方には松の枝越しに高鳥屋山。
ちょっとした急登をこなして高鳥屋山山頂。登って来る時に左の傾斜がかなり急なのを見て、岩峰群の方から来るとちょっとここがきつそうだ。山頂には山名板が5個ほどあったが、文字が判別できるものは栃木の山紀行のものだけ。他はかなり古いためか、それとも何かこの辺りの空気の流れのせいで文字が消えたのか。
今日は曇りなので眺めは良くない。まあ、見えても枝越しなのだが。ちょっと水分補給をして、当初の予定通り513P、499P経由で蛭沢集落へ下りることにする。やや急なアップダウンはあるが、それほど危険もなく516Pを通過。寄らなくてもいいのだが、何かあるかなあと499Pに行ったが、何もなし。少し戻って東に伸びる尾根に進む。ちょっと笹が目立った所もあった。380m級ピークからは急降下。240m付近には大木に守られるように石祠があった。何も書かれてはいなかった。
これならば集落からの道があるはずと下を見るとしっかりとした道がついていて、5分ほどで民家の脇に下りられた。すぐそばには共同墓地があった。左の方には大鳥屋山が大きい。10分ほどで駐車地に戻った。
駐車地(902)-高鳥屋山山頂(1010・1020)-516P(1043)-林道出合(1135)-駐車地(1147)
アド山(371.1M)
アド山はしっかりと地形図に名が記されている。名前が地形図に載る基準は何なのかといつも思ってしまう。山といえない突起でも記載があるのに、顕著なピークでも名前が付けられていないものもある。良く分かりません。
車をアド山の登り口となる金蔵院に走らせるが、殆ど事前にチェックしてないので15分以上も右往左往して時間を無駄にしてしまった。どうにか金蔵院の駐車場に到着。端に停めさせていただいた。
少し戻って、アド山城跡1.8KMの案内のある所から登りだす。100Mで1.7KMの案内の所から山道に入る。緩急の傾斜を登って行く。山頂までに堀切が3カ所くらいあった。やはりお城だ。山頂手前では急傾斜だが、平坦部に石祠があり、そこからひと登りで山頂に着く。南の展望がいいが、山座同定はできない。山頂にはオリジナル?の山名板があった。ここにも文字の判読できない名板が見られた。
ピストンで戻ってもいいのだが、いつものようにぐるっと回ることにする。結局また「オッサン」の後を追うことになったようだ。すぐ北東のピークから南東に向かって急降下。ロープやら鎖やらがある。むしろ木を頼りに下りた方が危なくないように思えた。下りきった鞍部近くに面白い道標を見る。
少し南に下って右手を見ると、アド山が見えた。
さらに南下し、310m級ピークの先で右折。275Pの手前のピークから実線路を目指して下りて行く。道に出合う前に堰堤を見かける。これは仕方ない。沢の左岸に沿って踏み跡がありしばらく行くと対岸に道が見えた。堰堤を渡ろうかと思ったが、少し戻って細い流れの沢を渡り、寺の脇に出た。慈母観音を見て駐車地に戻った。
金蔵院P(1232)-アド山山頂(1258・1304)-尾根右折地点(1326)-金蔵院P(1350)
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コメント
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こんにちは。昨日行かれたのですか。短時間ながら2山をこなすとはたいしたものですね。
アド山には前日、行ってまいりましたよ。おもしろいことに、同じコースを同じ時間で歩いているようで。
昨日はやはり天気がぱっとしなかったようですね。一昨日はぽかぽかでしたけど。やはり、昨日も、だれも登っていなかったのでは。
私なりに、雰囲気のいい、いい山だと思いましたが。
投稿: たそがれオヤジ | 2011年2月 7日 (月) 06時00分
たそがれオヤジさん。こんばんは。朝が早いですね。
1日違いでしたか。昨日は全体にくすんでいて遠望は利きませんでした。
やっぱり誰とも会いませんでした。高鳥屋山もですけど。いや、いつもですね。
確かに雰囲気は悪くはありませんでした。再訪するかは?ですが。
冬はいつも里山歩きが主になります。
雪山の経験は殆どないし、手足の指先の冷たさが苦手です。
投稿: 野球親爺 | 2011年2月 7日 (月) 21時20分
こんにちは。
高鳥屋山は確かにこのルートですね。これが正解ですね(o´・∀・`o)ニコッ♪
僕は林道の方から取り付くことばかりを考えていたので、結局は谷あいを急登をすることになってしまいました。
ところで、この山域にはオヤジが増殖中のようですね(´・ω・`;A) アセアセ
投稿: やんちゃオヤジ | 2011年2月15日 (火) 16時53分
やんちゃオヤジさん。こんばんは。
急な傾斜の登りは息が切れてしまうので、なるべく緩やかな所を登ろうと考え、そうするとこんなコースになります。
投稿: 野球親爺 | 2011年2月15日 (火) 21時44分