残雪の釈迦ヶ岳 (平成23年4月3日)
釈迦ヶ岳は7,8回登っているが、7月から11月にかけてしか登ったことがなかった。寒いのは嫌だが、天気予報からは今日はそんなに寒くならないようだ。出だしが遅いので、行ける所まで行けばよいと気軽に考えて出かけた。
釈迦ヶ岳(1794.9M)
色々なルートがあるが、この時期に安心して歩けそうなところとして、尚仁沢右岸コースにした。平成16年10月に歩いている。危険な所は殆どなく、急な場所は前山の手前と釈迦ヶ岳山頂の手前くらいなので、何とかなるだろう。
土上平放牧場への道から右に折れて黒沢をこえる。登山口まで舗装されているのでそこまで車で行こうとしたが、関係者以外の立ち入り禁止の看板を見て、黒沢をこえてすぐの空地?に駐車した。ふと見上げると谷筋から釈迦ヶ岳の山頂部分が見えた。
歩き出して10分ほどで登山口。木の階段があり、釈迦ヶ岳まで3時間半の文字が書かれていた。ルートはしっかり刈り払いがされていて歩きやすい。守子神社を過ぎ、緩やかな道を進んで行くと1230m付近から残雪が断続的に見られるようになり、そのうち連続する。ちょっと急な登りを行くと、釈迦ヶ岳林道への分岐の標識。
この先には前山の標識が立っているはずだが、雪の下になっているのか見当たらなかった。ここで引き返すことも考えたが、もうちょっと進んでみよう。ここまでは何日か前のトレースがあったが、ここから釈迦ヶ岳までは鹿のトレースしかなかった。
適当に稜線沿いに進んで行く。目の前の高みを順々にこなして行くと釈迦ヶ岳が近くなってくる。天気もいいのでここまできたら、山頂で景色を堪能したい気持ちが強くなる。多少踏み抜きはあるが、問題ない程度。山頂が近づくにつれて傾斜が急になり、少し進んでは休むの繰り返しでかなりバテている。やっとのことで南の肩に到達。少し北に向かって進むと山名板。誰もいないし、来た形跡もなし。眺めは360度。言うことなしです。
思わず声を上げたくなるが、時節柄自重。写真を撮りまくり山座同定を楽しむ。
(黒滝山から鴫内山への稜線、奥は那須連山で、左のちょこっと白いのは旭岳)
(奥の中央が大佐飛山、右端の白いのは大倉、三倉か)
(左は日留賀岳、白いのは鹿又1846M峰?)
(七ヶ岳)
(会津駒ガ岳から三岩岳)
(手前鶏頂山半分、奥の白いのは燧ケ岳、手前やや奥右手明神ヶ岳)
(女峰山、帝釈山、太郎山、日光白根山)
それほど寒くもなく、風も強くない。絶好の日和だった。復路は踏み抜きがだいぶ多くなり、大腿部までもぐることもあったが、何とか無事に下りて来られた。
駐車地(915)-登山口(926)-前山(1109)-釈迦ヶ岳(1251・1310)-前山(1355)-駐車地(1455)
5月下旬にもなればシロヤシオが楽しめるだろうか。
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