八溝山(大田原市磯上から)(平成23年6月26日)
夕方から仕事があり、天気もすっきりしない。遠出もしたくないので、黒羽10名山の最後である八溝山を登ろうと決めた。黒羽と名前がついているので、登り始めはやはり黒羽がいいだろう。「黒羽山の会」で紹介されているルートを山桜の磯上から歩くことにした。
八溝山(1021.8M)
八溝山の山頂は福島と茨城の県境にあって、栃木県境からは少し離れている。栃木県側からわざわざ登ることもないのだが、簡単に登れる山も難しく登るのが野球親爺の得意技?山桜で有名な磯上から歩くのも3回目。八溝山は初めて。
神社の左から歩き始め、1時間も経たずにゲートのある舗装道路に出合う。舗装道を少し歩いて、棺蓋ボッチに寄り道しようと巡視路のポールを見ながら歩くと、ピンクのテープの巻かれたポールを発見。巡視路は階段状になっていたのだが、藪化していて不明瞭だった。
足を踏み入れるとすぐにずぶ濡れ状態。鉄塔が棺蓋ボッチと思い込んでいたので、鉄塔まで行って右往左往するが何もなし。少し手前の突起が棺蓋ボッチのようだが、例によってのいい加減な情報収集で通り過ぎてしまったようだ。舗装道路まで戻るのもなあと思い、よく見ると尾根の北側に踏み跡らしきものが見える。これが八溝古道の名残なのか。とりあえず辿っていくとそれほどのきつい藪につかまらずになんとか県境の771.2M三角点に到達。「入会山」というらしいが山名板の類はなし。三角点も草に覆われてさらに一部が欠けていた。
ここからは笹薮が酷くなっていく。所々で道を間違えながら修正する形で進むが、全身ずぶ濡れで気力減退。
結局3県ロータリーの手前で舗装道路に出て、大きな木の下でパンツ以外は脱いで絞りまくり。ついでにコロッケパンを食べる。
ここからは濡れたくないので舗装道路を歩く。しばらく行くと何やら物音が聞こえる。一目で自衛隊の車とわかるそれがあった。災害派遣と書かれていた。そばに電波塔のようなものが霞んで見えていた。これと関係あるんだろうか。ちなみに人は見なかった。
近くを覗くと何やら踏み跡が見える。探ると展望台への近道のようだ。ちょっと笹がうるさいようだが、それほどでもないだろうと足を踏み入れた。それはやはり間違いだったようだ。。
えぐれた道はあるが、ここを歩く人はおそらく殆どいないだろう。笹が道を覆っていた。今更戻っても仕方ない。すでにビショビショなんだから。
笹の海を泳いで登り、右手に建造物を見て進むと山頂に飛び出した。立派な標柱と手前には三角点となぜかケルン?が。
お城のようなものがあるが、あとから来た団体さんが展望台だといって登って行った。そんなものには関心がなかったので、まったく視野に入っていなかったと言っていい。ずぶ濡れ状態をどうしようかと、それしか頭に浮かばなかった。山頂には人がいなかったので、またパンツだけの草彅某もどき状態で靴下、ズボンを絞りまくる。どうにか落ち着いてひと息ついた後に団体さんが来た。自分が山頂に来るのが5分遅れていたら、どこで濡れ鼠状態を始末しようか頭を痛めていただろう。
帰りは舗装道路を歩き、来た道を素直に戻った。
野球親爺は汗かきなので、よく着ているものを濡らすが、今日のようにずぶ濡れになったのは初めてだ。雨具も必要かな? とりあえず地元の10名山を登り終えたので良しとしよう。
往路 3時間50分 復路 2時間
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