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2011年6月

2011年6月27日 (月)

八溝山(大田原市磯上から)(平成23年6月26日)

夕方から仕事があり、天気もすっきりしない。遠出もしたくないので、黒羽10名山の最後である八溝山を登ろうと決めた。黒羽と名前がついているので、登り始めはやはり黒羽がいいだろう。「黒羽山の会」で紹介されているルートを山桜の磯上から歩くことにした。

八溝山(1021.8M)

八溝山の山頂は福島と茨城の県境にあって、栃木県境からは少し離れている。栃木県側からわざわざ登ることもないのだが、簡単に登れる山も難しく登るのが野球親爺の得意技?山桜で有名な磯上から歩くのも3回目。八溝山は初めて。

神社の左から歩き始め、1時間も経たずにゲートのある舗装道路に出合う。舗装道を少し歩いて、棺蓋ボッチに寄り道しようと巡視路のポールを見ながら歩くと、ピンクのテープの巻かれたポールを発見。巡視路は階段状になっていたのだが、藪化していて不明瞭だった。

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足を踏み入れるとすぐにずぶ濡れ状態。鉄塔が棺蓋ボッチと思い込んでいたので、鉄塔まで行って右往左往するが何もなし。少し手前の突起が棺蓋ボッチのようだが、例によってのいい加減な情報収集で通り過ぎてしまったようだ。舗装道路まで戻るのもなあと思い、よく見ると尾根の北側に踏み跡らしきものが見える。これが八溝古道の名残なのか。とりあえず辿っていくとそれほどのきつい藪につかまらずになんとか県境の771.2M三角点に到達。「入会山」というらしいが山名板の類はなし。三角点も草に覆われてさらに一部が欠けていた。

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ここからは笹薮が酷くなっていく。所々で道を間違えながら修正する形で進むが、全身ずぶ濡れで気力減退。

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結局3県ロータリーの手前で舗装道路に出て、大きな木の下でパンツ以外は脱いで絞りまくり。ついでにコロッケパンを食べる。

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ここからは濡れたくないので舗装道路を歩く。しばらく行くと何やら物音が聞こえる。一目で自衛隊の車とわかるそれがあった。災害派遣と書かれていた。そばに電波塔のようなものが霞んで見えていた。これと関係あるんだろうか。ちなみに人は見なかった。

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近くを覗くと何やら踏み跡が見える。探ると展望台への近道のようだ。ちょっと笹がうるさいようだが、それほどでもないだろうと足を踏み入れた。それはやはり間違いだったようだ。。

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えぐれた道はあるが、ここを歩く人はおそらく殆どいないだろう。笹が道を覆っていた。今更戻っても仕方ない。すでにビショビショなんだから。

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笹の海を泳いで登り、右手に建造物を見て進むと山頂に飛び出した。立派な標柱と手前には三角点となぜかケルン?が。

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お城のようなものがあるが、あとから来た団体さんが展望台だといって登って行った。そんなものには関心がなかったので、まったく視野に入っていなかったと言っていい。ずぶ濡れ状態をどうしようかと、それしか頭に浮かばなかった。山頂には人がいなかったので、またパンツだけの草彅某もどき状態で靴下、ズボンを絞りまくる。どうにか落ち着いてひと息ついた後に団体さんが来た。自分が山頂に来るのが5分遅れていたら、どこで濡れ鼠状態を始末しようか頭を痛めていただろう。

帰りは舗装道路を歩き、来た道を素直に戻った。

野球親爺は汗かきなので、よく着ているものを濡らすが、今日のようにずぶ濡れになったのは初めてだ。雨具も必要かな? とりあえず地元の10名山を登り終えたので良しとしよう。

往路 3時間50分  復路 2時間

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2011年6月19日 (日)

鬼面山敗退(はるか前方に熊) (平成23年6月19日)

昨年、那須の鬼面山を「栃木の山紀行」さんルートで行こうとしたが、取りつく前に撤退した。今回また性懲りもなく同じルートに臨んだが、藪に大分時間を取られ、谷越しに見えた熊にダメ押しされてまたもや敗退となった。

昨年と同じルート。峠の茶屋から堰堤まで行き、昨年はすぐに撤退したが、今回はツツジ藪に入ってみた。濡れた笹とベニサラサドウダンをゆっくりと掻き分けて進んでいったが、滑りまくり。高度計で1600mくらいの高さまで登ったが、取りついてから1時間以上が経過。「山紀行」さんは山頂まで3時間はかかっていなかったが、野球親爺のペースは明らかに遅く、4時間近くかかりそうだ。

谷を越えていかないとと谷の先の斜面を見ると、笹も樹木もないところに黒い物体が見える。最初は何かなと思ったが、目を凝らしてみると明らかに熊!かなり離れているので、恐怖感はない。むしろ感動的ですらあった。あちら側に行くとすると近くを通らざるを得ない。半ば戻ろうと思っていた気持ちが決定的になった。5分ほど遠くから眺めていた。上を向いて何か吠えているように見える仕草もしていた。

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(分かりづらいですが中央の黒いのが熊です。)

あまり眺めていても仕方ないので、戻っていく。下りは早い。滑り降りていくように感じる場所もあった。戻って沢を渡るところでマイズルソウが群生しているのに気がついた。

鬼面山は今後も登れないかもしれない。

往路1時間45分 復路35分

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2011年6月13日 (月)

那須連山めぐり (平成23年6月12日)

中の大倉山あたりのシロヤシオが見頃らしいとの情報があった。北温泉からシロヤシオを観賞し、三本槍岳、朝日岳、茶臼岳、南月山、白笹山と歩いてみた。黒尾谷岳も思ったがそこまで体力が持たなかった。花はシロヤシオ以外にも結構楽しめました。

三本槍岳(1916.9M)、朝日岳(1896M)、茶臼岳(1915M)、南月山(1775.8M)、白笹山(1719M)

例によって、北湯入口のバス停脇の空き地に駐車して歩き出す。北温泉駐車場の傍には駒止の滝の展望台ができていたので、滝を見てみた。林道出合いから中の大倉尾根に行くまでシロヤシオを愛でながら歩く。北湯の駐車場で話しかけられた人があっという間に抜き去って行った。

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スキー場の一番高いところにちょっと寄ってみた。早い時間なのでゴンドラも動いていないため人はいない。このあたりもシロヤシオがきれい。中の大倉尾根の途中までシロヤシオが見られた。

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登るにつれて、ムラサキヤシオやシャクナゲなどが目につきだす。ミツバオウレンやヒメイワカガミなども見える。

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尾根の高いところに着くと、前方に会津駒ヶ岳の山並みと燧ケ岳が目に入る。

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さらに上ると右手近くに旭岳そのはるか後ろに残雪の豊富な飯豊連峰がうっすらと見える。右手のほうには会津磐梯山のようだ。猪苗代湖は見えない。

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清水平の分岐からは人に会うようになる。スダレ山の山腹はシャクナゲが多い。三本槍岳山頂の手前にはミネザクラが咲いていた。

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すぐに山頂。数名が休んでいた。眺めは360度。日光連山や男鹿山塊や高原山も見える。この山頂で眺望に恵まれるのは半分くらいかな。風もそれほど強くなく、この時点では絶好の日和。

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少し休憩して次は朝日岳だ。やはり人が多い。清水平から1900m峰に登るといたるところに人が見える。朝日岳にも人が見える。

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朝日岳の肩にザックを置いて山頂に行く。おとといの日付の着いた山名板が設置されていた。

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またザックを背負って先に進む。剣が峰に寄ろうかとも思ったが、人が多いので好奇の目にさらされるので自重。雪渓はほんの数mに縮小していた。峰の茶屋から茶臼岳。明らかにいつもよりペースは遅い。仕方ないな。水分もだいぶ消費している。いつもとは逆回りの反時計回りでお鉢めぐりして祠にご挨拶。

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チップの埋め込まれている三角点を確認してロープウェイ方面に降りていく。ここも結構歩きづらい。だいぶ水分は背負ってきたのだが、この後の行程が長いのでさらに水分補給をと山頂駅によって1L水分を仕入れてきた。おかげで余分に歩く羽目になったが仕方ない。野球親爺は半端ない水分摂取量なので。

牛ヶ首までは少し登りなのでもうつらい。途中にはイワカガミが大分咲いていた。もう太陽は完全に消えていて、風も少々出てきている。雨は降らないだろう。牛ヶ首から日の出平に向かう途中ではミネザクラは見当たらなかった。オオカメノキが目立つ。

南月山の手前で休憩している人が多いので不思議に思ったが、山頂では記念撮影の長蛇の列が。聞いてみると茨城から82人のツアーだとか。4台の小型バスに分乗してきたそうだ。歩くのも小分けしてもらいたいものだ。こちらは記念撮影できず、白笹山の帰りに撮影した。

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当初の予定では黒尾谷岳にまず向かうつもりだったが、時間もかかりそうだし、何よりバテているので今回はパスにあっけなく決定。白笹山なら何とかなりそう。記念撮影の脇を強引に抜けて行った。横断幕を持って記念撮影していた。ご苦労様。

白笹山への道はぐっと寂しくなる。周囲はガスっているので雰囲気は良くはないが、シロヤシオとシャクナゲが多く、疲れも軽減するように感じられた。

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白笹山は山名板がひっそりとたたずんでいるだけのところ。およそ山頂らしくない。山部さんの山名板も大分年季が入ってきているようだ。

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勿論長居するような場所ではなく、ここで食事をしようという気も起きない。すぐに引き返す。白笹と南月の往復で3パーティー7人ほどとすれ違った。この時期にしては少ない気もするが、時間がちょっと遅かったからかも知れない。まだ咲いてはいないマイヅルソウが目に入った。

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南月山に戻って、本日初めての食事休憩。もう到底黒尾谷には行けない。おにぎりもかろうじて2個を流し込む。水分はかなり摂った。1時間ちょっとしか経っていないのに100人以上いた山頂付近には他にだれ一人いなかった。別に寂しくはないが。

予定では峰の茶屋経由で戻ろうと思ったが、喧騒に巻き込まれるのもなんだなあと、昨年秋に登りで歩いた殺生石と牛ヶ首を結ぶマニアックルートを下ることにして南月を後にする。結局牛ヶ首まで誰にも会わず。無間地獄からの噴煙が茶臼岳の斜面に沿って這い上がっていくのが印象的だ。

殺生石への道にはベニサラサドウダン?やイワカガミ?が目立っていた。

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飯盛温泉跡のちょっと手前では今回の地震の影響か斜面が崩落している場所があった。地震の時に歩いていたら巻き込まれているよ。

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いい加減飽きるころに分岐に着くが、分岐の手前で右のほうから何やら物音が聞こえる。ちょっと気味が悪いのでしばらく前に追い抜いた4人組が来るのを5分ほど待って後ろにつかせてもらった。でも、こちらは休暇村方面、あちらは殺生石方面とすぐに別れた。

ここから少し登り返し、休暇村那須から弁天温泉方面に行く。弁天吊橋を渡って、右に行くべきところを左に行きちょっと難儀する場所もあったが、どうにか駐車地に戻れた。

久しぶりの長歩きとなったが、水分摂取の多さはどうにかならないだろうか。また、大分バテた。これもどうにもならないな。

駐車地(518)-三本槍岳(801・814)-朝日岳(908)-峰の茶屋(939)-茶臼岳(1009)-ロープウェイ山頂駅(1032・1036)-南月山(1134・1139)-白笹山(1208)-南月山(1244・1300)-牛ヶ首(1332)-休暇村分岐(1432・1438)-駐車地(1513)

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2011年6月 6日 (月)

社山(またまたシロヤシオ)  (平成23年6月5日)

今年はまだ奥日光の山へは行ってなかった。中禅寺湖畔のシロヤシオは終わっているだろうか。それを見がてら社山に行ってみた。予想以上にシロヤシオの見事さに感激した。

社山(1826.6M)

歌が浜の駐車場は釣り人のものか車が予想以上に多かった。狸窪までの道ではミツバツツジは散っていたが、シロヤシオは咲き残っていた。湖には釣り人が結構はいっていた。

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阿世潟まで行かずに半月峠を経由してみた。これがこの日のポイント。半月峠までシロヤシオ、それに上のほうにはミツバツツジも咲いていた。

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半月峠から右に針路をとる。すぐのピークに中禅寺山の山名板が。いつの頃からここにそんな名前がついたのか、はたまた誰かがつけたのか、正式名称ではないでしょう。

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ここからは笹道の下り。道はあるが笹の中を歩くほうが歩きやすい。いけないことだろうが。阿世潟峠までシロヤシオ、ミツバツツジは満開状態。シャクナゲも少しだけ。

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阿世潟峠からは400mの登り。ここからは団体さんが多い。周囲の景色は悪くないのだが、霞みがかって日光白根山はくっきり見えない。残念だ。登りも緩急があり、ひと息つける平らな場所もあるのが助かる。でもバテる。こんなところでバテるようじゃなあ。ミツバツツジは消えたが、まだシロヤシオは健在だった。

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南からの尾根を合わせるとすぐに山頂。樹林帯の山頂は景色が良くないが、男体山は見える。ここでは記念撮影だけ。今まで見た記憶のない山名板があった。(記憶違い?)

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少し西側に降りると黒檜岳に続く稜線と左には大平山が見える。今日はあちらに行く気力も体力もない。ここで一休み。そのうち団体さんでにぎやかになってしまった。

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ここのシャクナゲももう終わりでしょうかね。

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帰りは阿世潟峠から下って行った。木の階段の残骸があったが、ないほうがましの階段。意外にあっけなく阿世潟に到達。峠から阿世潟までの道にはシロヤシオはまったく見られなかった。登りに半月峠への道を使ったのはナイスプレーだったようだ。そこから駐車地までが思いの外長かった。この程度で疲れているようでは今更ながら先が思いやられる。

登り 約3時間10分   下り 約1時間50分

Photo

 

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