晩秋の高原山(平成23年10月23日)
先週は急用ができて山には行けなかった。この週末も天候がよくなさそうだったので、特に計画を立ててはいなかった。23日は6時過ぎに目が覚めた。どうにか天気は大丈夫そうだ。あれこれと考えたが、結局大間々台から釈迦が岳に登ることにした。今年の4月に登ってはいるが、季節もだいぶ違うことだしまあいいだろう。
釈迦ヶ岳(1794.9M)、鶏頂山(1756M)
大間々台から釈迦ヶ岳へは確か3度目。数年前に熊の目撃情報が出てからは初めて。車で上がってくるにつれて落ち葉が目立つ。山道ではもう紅葉は期待できないな。駐車場には車は数台。周囲はもう秋から冬の佇まい。20人くらいの団体さんが準備体操を始めたのを見ながら歩き出した。
気温は高いので夏仕様で出発。八海山神社は眺めがいいところだが、釈迦ヶ岳は雲に隠れていた。矢板市最高地点には初めて見る「矢板岳」の名板があった。「やいたたけし」さんではなく「やいただけ」なんでしょうね。どなたが取りつけたのかは当然分かりません。
剣ヶ峰に寄り道してから釈迦ヶ岳へ向かう。2回は歩いているはずだが殆ど覚えてないなあ。釈迦ヶ岳の手前の急登はもっと急だと記憶していたが、違ったようだ。まあ急には変わりないけれど。御岳山側の道と合流して数分で釈迦ヶ岳山頂。6人が山頂にいた。
男体山や日光連山は雲がかかってかろうじて見える程度。福島の山は見えない。東方面は雲海。雲の状態が夏のようにも見える。
しばし休憩タイム。休んでいると中岳方面から2人連れが登ってきた。守子神社方面から来たという。野球親爺が4月初めに歩いたコースだ。聞くと放射線量の検査をしているとのこと。神社の宮司さんのお知り合いで、山開きや笹刈りのお手伝いもしているそうだ。中岳の雰囲気が好きだとか話が妙にあってしまい、少し話し込んだ。山開きは5月の第3日曜日で山頂で神事を行うだけだそうだ。来年は来てみようかな。
このまま戻るのも味気ない。お気に入りの中岳、西平岳に行こうかとも思ったが、今日は鶏頂山にしよう。
御岳山への下りは急だ。ぬかっていて滑りやすい。気を付けていたつもりが転倒してしまい、大腿部を強打。そのあとには倒木の突起に左膝を打ち付け悶絶。慎重さが足りないようだ。御岳山には「日光山紀行」の山名板が取り付けられていた。最近よく見かける板だ。釈迦ヶ岳から鶏頂山へは爆裂火口のふちを歩く形になる。
(御岳山から鶏頂山へ向かう途中からの鶏頂山)
鶏頂山の手前も急登だが、あまりぬかるんでいなかったので助かった。
(鶏頂山手前から釈迦ヶ岳)
鶏頂山に着くと4人組が出発するところ。山頂独り占めになるが、生憎の空模様で雲を眺めながらの昼食とした。
腹ごしらえをした後は戻るだけ。折角なので社のそばの鐘を鳴らしてから下りた。
下りていくうちにさっき打ち付けた左膝が痛くなる。仕方ないな。歩くしかないので進む。最初は何で膝が痛くなったのか分からなかったのだから間抜けてる。釈迦ヶ岳手前の分岐の上り下りが一番堪えた。剣が峰手前でこれから釈迦ヶ岳方面へ向かう単独行者に出会う。分岐からの帰りに会ったのはこの人だけだった。どうにか熊に遭わずに済んだようだ。今日は気配も感じなかった。
このコースはツツジの時期が最適なのだろうか。
大間々台から釈迦ヶ岳 2時間 釈迦ヶ岳から鶏頂山 45分 鶏頂山から大間々台 2時間30分
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