出流山、剣ガ峰、千部ガ岳(平成23年12月18日)
25000分の1地形図には記載がない千部ガ岳に行ってみた。ここだけに行っても面白くないので、出流山満願寺の南にある三角点峰、剣ガ峰、北西にある三角点峰を合わせて登ってみた。
出流山(417.3M)、剣ガ峰(543M)、千部ガ岳(572M)
当初遊歩道入口付近に駐車しようとしていたが、うまい具合に公民館の駐車場が目に入った。道も細くなる手前で最初に登ろうと思っている出流山のすぐそばで格好の場所だ。大きな看板のそばにある小さな橋を渡って車を置いた。2台停まっていたが地元の人だろう。
裏手の竹林に取りつく。踏み跡はあるようなないような感じ。高みを目指せばいいので殆ど直登し30分ほどで三角点峰に到達。出流山の山名板が迎えてくれた。
さらに西に進み、市境界尾根に達すると北に進路は変わる。踏み跡はあり、少なからず歩く人はいるようだ。尾根が北西から北に向きがかわる570m付近の西側に屋根が落ちた石祠があった。600Pからは剣ガ峰へ向かう。急降下だ。平坦になると北側が伐採されていて景色がいい。さらに進むと今度は南側が伐採されていた。543Pには立派な石祠があり、多分ここが剣が峰だろうと推測した。
左手には三峰山と思われるピークが見える。右のほうに目をやるとなんと富士山が見えるではないか。伐採さまさまである。
剣ガ峰のピークがここか東側にあるピークかよく分からなかったのでとりあえず行ってみた。何もなかった。どう見てもあの立派な建造物のあるところが剣ガ峰だよね。剣ガ峰経由で戻る時に伐採地にある作業道に、軽トラックがちょうど停まって人が下りてきた。見るからにハンターだ。言葉を交わすとどうもこれから野球親爺の辿る方向がねらい目らしい。間違って撃たないようにお願いした。ここからちょっと歩くスピードが上がったようだ。
市境界に戻って進む。舗装道路に出合うが構わず尾根通しに歩く。660Pで境界と分かれ三角点を目指す。南側に作業道のようなものが見えたりした。三角点に着くが、名板は何もなかった。寂しい所だった。
ここからは千部ガ岳への尾根に乗らなくてはいけない。作業道につられて一つ手前の谷を下ってしまった。その時鈴の音が聞こえた。人かと思ったが結局は違った。何か駆け下りてくる。一頭の鹿だった。犬の吠える声と鈴の音が近くなった。どうやら犬につけられた鈴だったようだ。鹿の走り下りたところを忠実に下っている。ずいぶんと鹿からは離れてしまっているが追いついたのだろうか。発砲音は聞こえないので大丈夫だろうが、足早に作業道を歩き、尾根を一つ越えたところで立派な道路に出た。少しの間道路歩きをして、そこからは尾根歩き。
展望台の案内板を見て先に進む。北側の展望がよくなったが、日光の山は雲に隠れていた。枝越しに見覚えのある山がいくつも見えた。何気なく通り過ぎてしまうところに千部ガ岳の山名板があった。下には半ば壊れた別の名板があった。
あまり長居をする場所でもないので、ちょっとだけ休んであとは遊歩道を下りていく。北側の展望が利く所もあった。千部ガ岳護摩壇の旧跡からは急な下りになる。山の神の灯篭の傍には極々小さな木の鳥居が立っていた。
遊歩道入口に下りて駐車地までは15分だった。富士山が見られたのが何よりだった。
駐車地30分出流山60分剣ガ峰55分三角点45分千部ガ岳45分駐車地
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出流山、剣ケ峰のコースは未踏、ストックに詰め込みました。
誤射もあるし犬に鈴ではザックに鈴は危険そう。ヤッホウが一番かもしれませんね。
投稿: しぼれ | 2011年12月23日 (金) 09時54分
しぼれさん&Pさん。こんばんは。
今年は放射性物質の影響もあって、鹿や猪の狩りをする人が少ないというような話も聞きます。山歩きをする人にとっては安心材料かも知れません。
投稿: 野球親爺 | 2011年12月23日 (金) 21時05分