鳴虫山(中曽根から銭沢不動へ)(平成24年4月30日)
29日はソフトボールの試合で疲れてしまった。あまり長い距離はちょっと歩けそうにない。3,4時間で歩ける山を検討してみたら、鳴虫山が頭に浮かんだ。鳴虫山は昨年の黄金週間に瑠璃堂から登り神ノ主山経由で下りている。その時に今度歩くとすればしぼれさんの書かれているように中尾根を登り銭沢不動へ下りるコースだなと思っていた。昨年見たアカヤシオは最盛期だったが、今年はどうだろうかと行ってみた。
鳴虫山(1103.5M)
昨年同様、日光市研修センターの駐車場に停めた。志渡淵川に架かる橋を渡り道路を進み、上流に行くと堰堤がある。そのすぐ上で左右の川が合流するが、その間の尾根が中曽根になるようだ。川の水は少なく濡れずに渡れた。対面には明らかな道があった。
しっかりした道を進んでいき、770mあたりで前方の視界が開け、男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山が見えた。
岩屋観音がこの辺りにあるのかと思い、少し東の斜面を下りてみたが見当たらなかったので、先に進む。820m付近で右から道が上がってきていて、そこに赤と黄色の板があり、岩屋観音の文字が見えた。
振り返ると同様の板が木に付けられていて岩屋観音に導いてくれた。
洞窟の近くにはミツバツツジと思われる木があって、2週間もすれば咲き誇るのではないだろうか。ちょっと来るのが早すぎたかもしれない。
戻ってさらに先に進んでいくと、ところどころにアカヤシオが目につくようになる。
梅ノ木峰(1058M)への登りになるとやっとカタクリも出てきた。
急な傾斜が緩んで少し行くとロープの張られている正規のルートに合流する。ここが梅ノ木峰になるのだろう。
ここから山頂までは人が沢山いると思ったが、山頂までは3人にしか会わなかった。単独行の女性は地元の方で、この後外山に登ると言っていた。健脚ですね。山頂まではそこそこアカヤシオは咲いていたが、昨年ほどではなかった。やはりまだ少し早すぎたようだ。
山頂には2人。あとからまた2人ほど登ってきたが、予想よりはるかに少ない。なんでだ?
まだお昼には早いので水分補給のみで合峰に向かう。合峰から銭沢不動への道にはロープがあるが自己責任で進む。
ここからの下りはかなりの急傾斜の所もあってロープが何か所か設置されている。アカヤシオはロープのないほうの斜面に咲いていた。
しばらく下って平らになった所が化星の宿跡。
瑠璃堂への分岐にはちょうど木が倒れていて遮るようになっていた。897Pの東に石祠があるらしい。昨年は見落としているので見てみようかと少し行ってみたが、だいぶ下に下りて行かないとだめかもしれないのであきらめて戻った。銭沢不動への道はしっかりしているし、目印もあるので問題ない。鞍部から谷筋に下りていくのがルートだが、北のピークに行ってみた。山王二宮というらしい。石祠が2個あった。この辺りはアカヤシオが咲いていた。
また戻って谷筋を下りていく。落ち葉が堆積していて歩きにくい。ここのロープは有難かった。
歩きにくい道を進んでしばらく行くと建造物が見えてくる。銭沢不動尊。
その裏手には小さな滝?もどきがあった。ここからはしっかりした道。沢に真新しい小さな橋が2か所架けられていた。駐車地までは昼時もあって人通りが多かった。時間的にはそれほど歩いてないが、昨日の疲れもあり足も痛くなった。ちょうどいい歩きだったようだ。
このコースは鳴虫山山頂付近の前後を除いて殆ど歩く人もないコース。喧騒が嫌な人にはおすすめのルートだと思う。いろいろな花も愛でることができそうだ。時期を選んで登るといいかも知れない。
駐車地(10分)取りつき(1時間25分)梅ノ木峰(20分)鳴虫山(15分)合峰(50分)山王二宮(15分)銭沢不動尊(35分)駐車地
最近のコメント