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2012年4月23日 (月)

鴫内山~黒滝山~百村山周回(平成24年4月22日)

2年前に鴫内山から大佐飛山を目指したが藪を目にしてあっけなく敗退した。しぼれさんのように無雪期に藪漕ぎできる技量は持ち合わせていないので、残雪期に再度チャレンジしようと考えていた。今年に実行するとすれば今日22日くらいしか残されていない。夕方から雨の予報もあり、大佐飛山は最初からあきらめ、鴫内山、黒滝山、百村山の周回をしようと出かけた。生憎の天候で風も強く冷たく、視界も悪い中での歩きだったが、どうにか歩き通すことができた。

鴫内山(1413.8M)、黒滝山(1754.1M)、百村山(1085.2M)

予定よりもだいぶ遅れて大巻川にかかる巻川橋を渡ってすぐ左にある空き地に駐車した。アイゼンとワカンとストックを持って歩き出す。2年前の登り口から登る予定。巡視路入口に車が1台停まっていたが、残雪には真新しい踏み跡はなかったような気がしたので昨日のうちに山に入り泊まったのだろうか。登山口には30分で着いた。

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しばらくジグザグに登って、900Mの案内があるところからロープの設置された尾根に取りつく。残雪も徐々に現れ出す。鉄塔からの道と合流して少し登ると、百村山方面の景色が見え、山の上のほうは白くなっていた。

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さらに進むと強風のために木についていた氷が落ちて身体に当たる。前方にはパッとしない鴫内山が見える。1300M付近になると残雪の世界になってくる。来たるべき急登に備えてアイゼンを取り出したが、つけ方を失念してしまった。認知症か?半ばいい加減につけたが、最後まで外れなかったのだから間違ってはいなかったのだろう。ロープの設置された急斜面を踏み抜きながら登って行った。ここは雪のない2年前のほうがかなり楽だった。当たり前だ。

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山頂近くなると樹氷?がいい。

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2年ぶり3回目の山頂。この時点では小佐飛山方面も何となく見えていた。山名板のかかった木が折れていて、山部さんの山名板が逆さまになっていた。

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この先もしばらく樹氷の世界。足元には落ちた氷が沢山。風はかなり冷たくて強い。

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刈り払い終了地点までは残雪のある所とない所があった。刈り払い終了地点の先には笹が見える。今日は行くしかないだろう。

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大した藪ではなかった。距離も10m程度か。その先はもう残雪の世界だった。

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2年前もある程度我慢して藪漕ぎしていれば残雪歩きでうまくいったかもしれない。やんちゃオヤジさん、Nさんごめんなさい。視界が利かないので前方にピークがあるかすらも近くになるまで分からない。まあ高いところに行けばいいのだと進んでいった。こんもりした高みに行ってみると古倉山の山名板。頑丈に括り付けられていた。周囲は藪っぽい。

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下った鞍部は非常に歩きやすく、ガスってはいるものの雰囲気は悪くない。

Dsc06340

ここから剣先への登りは樹木もあり、ちょっと踏み抜きやすかった。傾斜もちょっと堪えた。やや西寄りにルートをとりすぎたのか右手にある高みに行ってみた。シャクナゲの混ざった藪だが、足元には踏み跡らしきものも見て取れる。

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さらに進んでいくと山名板にお目にかかれた。

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周りは何にも見えない。少し戻って北西に進む。ここから下って、その先のピークまでが踏み抜きが多かった。天気が良ければおそらく見える黒滝山もうっすらとも見えない。

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(黒滝山方面、よく分かりません)

木があって足元も緩くて歩きづらく、このあたりが気分的にもよくなかった。

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やっとのことで緩い残雪地帯を抜けて西村山への登りにかかる。西村山まで行くつもりはない。だいぶ腹が減ってきた。黒滝山で腹ごしらえをしようと思ったが、どうにも我慢できなくなって半ば硬くなったコンビニのおにぎりを食べた。いつもならとっくに1本は飲み干している500mlのペットボトルも半分以上残っている。寒いせいなのかのどの渇きはなかった。

多少腹にたまると気分的に楽になるようだ。右手に黒滝山への踏み跡を探しながら進んでいくと、西村山への急登手前で木に赤いテープが巻かれているのが目に入った。ここから黒滝山へ向かえばいいのだ。

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黒滝山へはしっかりトレースがついていて殆ど何も考えなくていいほどだ。硬く締まっていて踏み抜きは山頂まで皆無。だいぶ寒いということだろうか。山頂に着くとすごい風。相変わらずガスっていて何も見えず。山部さんの山名板も凍えていた。

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ここで再度腹ごしらえ。あまりゆっくりしていると雨でも降ってくるかもしれないのでそそくさと支度をして下りにかかる。トレースを辿ればいい。硬すぎもせず踏み抜きもせず、非常に歩きやすく軽快に下りていく。河下山からのいつもは緊張する下りも今日は問題なし。

山藤山(1588M)を下って夏道側を歩いたら那須見台の名板があった。何も見えませんが。サル山(1467M)からの下りにもロープが張られていて、至れり尽くせりの感がある。三石山(1257M)の手前まで残雪と夏道を適当につないで歩いた。

三石山でアイゼンを脱いだ。ここ数年で定着した「新登山口」に下りることも考えたが、百村山付近のカタクリがどうなっているのか見たい気持ちもあったので、やや過去のものになった気もする今は固定された「ブラブラ梯子」に下りることにした。

百村山にはまだ一部雪が残っていた。カタクリはまったく咲いていなかった。「ブラブラ梯子」へ向かう巡視路にはショウジョウバカマが咲いていた。今日の歩きのご褒美といったところか。

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「ブラブラ梯子」を下りて向かいの巡視路を下って行く。ここにもショウジョウバカマの小群落があった。鉄塔からさらに下り、水槽施設脇から林道を歩いて駐車地に戻った。

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幸いにも雨は最後まで落ちてこなかった。こんな天候の中、このコースを歩くのはちょっと冒険だったかもしれない。すべてが未踏のコースならば歩くことはなかっただろう。

巻川橋そばP(30分)鴫内山登山口(1時間25分)鴫内山(55分)刈り払い終点(20分)古倉山(30分)剣先(50分)方向転換地点(15分)黒滝山(30分)山藤山(25分)サル山(25分)三石山(15分)百村山(15分)ブラブラ梯子(20分)水槽施設(5分)P

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コメント

見ているだけで寒そうな景色、お疲れ様でした。
奥はやっぱり雪が多いですね。剣先付近だけ雪がないのでしょうか。

しぼれさん&Pさん。こんばんは。
この時期にしては寒かったです。でもそのおかげであまり踏み抜かなかったと思います。
剣先のピークは地面の露出している部分がありました。
しぼれさんのリポートでは景色がいいとのことですが、ただ白いだけでした。
そのほかでは黒滝山の三角点周囲だけです。地面が見えていたのは。

無雪期に歩くのはかなり厳しかったのではないでしょうか。

やぁーー凄いですね。やりましたね!!
あの刈り払い終了地点からの薮漕ぎはほんの少しだったということで、タイミング的にはジャストだったのですね。というか今年は雪が多かったということですね。
それにしてもお見事です。

やんちゃオヤジさん。こんばんは。
2年前に強引に突入していれば、少しの距離で残雪地帯になっていたかもしれません。
すみませんでした。
確かに今年のほうが雪が多い感じはします。
今日の雨で大分少なくなりそうですが。

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