狭間山、寺山(平成24年5月20日)
地域の行事が朝にあって早出ができなかった。9時過ぎに家を出発して向かったのは塩原温泉。しぼれさんの報告を参考に地形図無名峰の狭間山と寺山をつないで歩いてみた。シロヤシオの木は沢山あって、最盛期ならば見事に違いないと思った。残念ながら少し早すぎたかもしれない。しかしトウゴクミツバツツジを満喫できたので満足。花盛りの時でもこれらを目にする人間は果たして何人くらいいるのだろうか。もったいないような気もした。
狭間山(1122M)、寺山(1213M)
妙雲寺あたりに車を停めようと考えていたが、ぼたん祭りのためにぎわっていて駐車できなかった。車の誘導をしている人に聞いたら、上にある塩原小学校に停めるように言われたので、坂を上って停めた。
他の人とは明らかに違ういでたちで妙雲寺の中に入るのも何となく気がひけたので、国道に出て箒川沿いに北に向かった。沢に出合うところには釣り堀があって先に進めない。少し戻って進入禁止の所から上に行くと妙雲寺の敷地内に出たようだ。沢沿いに上流に向かうと橋があって渡ると立ち入り禁止の看板が出ていたが、失礼してしまった。ごめんなさい。
旧遊歩道のような道や階段などもある。適当に登っていくと、左から登ってくる尾根と合流。ここからずっと高みを進んでいく。しっかりとした道になっているところもあった。
ちらほらとツツジのつぼみも見られる。小さな花はフデリンドウだろうか。かなり小さい。踏まないように歩かないと。いつ見ても気味の悪いギンリョウソウもあるね。
結構急登なのでバテてしまう。今日は大分暑いようだ。この時期標高1000m以下はさすがにきついな。周囲にはシロヤシオと思われる木があるが、下のほうでは咲いてなかった。
山頂近くになると灌木が多少目立ってくる。シロヤシオやトウゴクミツバツツジが少しずつ咲きだしてきた。ピークには名板の類はなし。シロヤシオとミツバツツジがお出迎え。
これだけでも満足だ。もうかなり疲れている。水分の消費も夏並みで多い。でも立ち入り禁止の看板の所に戻るのは気がひける。当初の予定通り、北東の1171ピークへ向かう。
ピーク手前の鞍部付近にクマのものと思われる糞を2,3か所見つける。やっぱりなあ。でもこの時間はいないでしょう。ピークへの登りは灌木が少しうるさくなるが、踏み跡はしっかりしている。ピークは何もないところ。少し息を整え北の鞍部に進んだ。笹が出てくる。右(東側)を見るとおそらく破線路の道がしっかりとしていた。
弥太郎山へ行くことも最初は考えていたが、疲れ具合とシロヤシオの状態を見ると行っても期待薄と判断し、1213ピークの寺山に向かうことにした。ここから寺山までは笹が主体になる。ここはかつては遊歩道だったのだろう。案内板が倒れていた。
南側に咲いているツツジに吸い寄せられてつい寄り道してしまう。1120m級ピークではミツバツツジとシロヤシオに呼ばれて南に行きすぎてしまい、ふと気がついて軌道修正。寺山との鞍部ではちょっと南に寄りすぎたようで一旦沢に下りて登り返した。登り返したところに何やら建造物があった。
ここから先は寺山までのつらい登り返し。笹の中に踏み跡があるようだが、休み休み高みを目指して直に登っていく。どうにかピークに着いたが、ここも何もない。木の一部が何となく赤い。ピークを示すマーキングだろうか。
この先は987図根点まで尾根下り。少し下って右手の開けたところから日留賀岳が見えた。雪はもうないのかな。
この尾根は倒木が多い。あまり美しくはないな。
西側にはツツジが所々咲いていて、ここでも吸い寄せられてしまう。仕方ない。図根点でちょっとひと休み。
南に下りる尾根に進まなければならないので、目を凝らしていくと、何となく踏み跡が続いているように見えた。急な斜面を下りていくとアンテナが見えてきた。どうにか間違わずに来られたようだ。
ここから三角点まではNHKの所有物らしきものがいろいろあった。取り付けられたロープもそうじゃないかなあ。別にお世話にならなくても下りていけるので特に触りませんでした。三角点はうっかりすると見過ごしそう。事実ちょっと先に行ってしまい、振り返って白いポールを見つけて戻った。
あとはジグザグにつけられた道を進むと平和記念塔のある場所に出て、5分ほどで駐車地に戻れた。
シロヤシオを目当てに歩いたが、それなりに楽しめた。ミツバツツジは見事だった。時期を間違わなければツツジを愛でながら周回できる。テープ類がまったくないところを見ると歩く人は殆どいないのではないだろうか。
今回のコースは殆どしぼれサンの歩いたルートをいただいてしまいました。いつもいつもありがとうございます。山名も教えていただき重ね重ね感謝いたします。
駐車地(100分)狭間山(15分)1171P(45分)寺山(35分)987m図根点(15分)748.6m三角点(25分)駐車地
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