東ボッチ、白笹山、南月山、黒尾谷岳、日の出平(平成24年6月10日)
シロヤシオウォッチャーとなっている野球親爺は今回も咲いていそうな場所を物色。赤面山も候補になっていたが、雨のあとには歩きたくない深掘れ道を思い浮かべてしまい却下。昨年同時期に那須の山を大分歩いたが、黒尾谷岳はバテて行けなかった。この山もシロヤシオも咲いていそうだ。そこで、今回は沼原から白笹山、南月山経由で黒尾谷岳に行ってみた。期待以上のシロヤシオに大満足の歩きだった。
東ボッチ(1310M)、白笹山(1719M)、南月山(1775.8M)、黒尾谷岳(1589m)
沼原の駐車場には車は10台も停まっていなかった。白笹山に行く前に東ボッチに寄ってみた。多少東に進みすぎてから北西方向の高みに進んだ。濡れた笹藪を漕いでそれらしき所に行ったが、山名板の類はなし。白笹山や西ボッチが見えた。
(東ボッチから西ボッチを見る)
登山道に戻る途中で動物が笹薮を走って行った。何かと思って目で追ったら白いお尻が見えたので鹿だったようだ。この辺りにもいるんですねえ。熊じゃなくて良かったです。
白笹山への道にはシロヤシオの花が落ちていて、下のほうでは終わっているようで、今日はこの辺りは期待薄かと思っていたが、登っていくにつれて咲いている個体も多くなってきた。
今日もお目にかかれて良かった。標高が高くなるにつれて蕾が多く見られたので、もう少しの期間楽しめそうだ。シャクナゲもちらほらと咲いていた。足元にはマイズルソウが沢山あったが、まだ咲き始めのようだった。
途中で調整池が見える展望の利く場所が所々にあり、右手に西ボッチが左手に鬼が面山から塩沢山へと続く稜線が見えたが、大佐飛山塊は残念ながら雲の中だった。左手に日の出平方面が見えてくると白笹山山頂も近い。山頂は相変わらずの無愛想な所で長居をしたくない所。
白笹山から南月山まではシロヤシオはほぼ蕾状態。シャクナゲも少しは咲いている。ミネザクラが目立ってきた。途中には木が変な風に曲がって道を邪魔するようにしている所が何か所かあるが、こういう雰囲気は悪くない。
南月山には人は沢山いたのだろうか。すぐに黒尾谷岳の方向に向かってしまったので、どのくらいいたかは分からない。人のいない間に写真撮影をした。
黒尾谷岳へ向かうといきなり笹が道に覆いかぶさるようになった。こちらはそれほど歩かないのかな。山頂付近にはミネザクラが沢山あった。
しばらくは左に崩落地を見ながら西に向かう。南に方向転換するあたりでシロヤシオが目立つようになってきた。先に見える黒尾谷岳の斜面には緑に交じって白いものも見られるようだ。
鞍部から登り返していくと斜面はシロヤシオだらけ。道がトンネル状態に見える所もあった。今が最盛期のようだ。
山頂はここもあっけない所。少し裏手に回って岩の上で休憩。ここからなら白笹山も南月山も見える。
南月山に戻るには大分登り返さないといけない。ちょっと憂鬱だが、またシロヤシオを愛でることができるのでまあいいでしょう。シロヤシオの林といった感じでずっとこの場所にいてもいい気がする。
鞍部からの登り返しでミツバツツジに気づいた。来るときは見逃したようだ。この日はあまりミツバツツジは見なかった。元々少ないのだろうか。
南月山までは休み休み戻った。本日2回目の南月山山頂もすぐに後にする。あまり人は多くない。日の出平まではミネザクラが目立つ。歩いている人は殆どが合羽着用。こちらは半袖で何となく場違いな感じ。ちょっと風が冷たいが、ザックを下して合羽を着るほどではないのでそのまま最後まで通した。日の出平で本日初めて茶臼岳の姿を見た。ほんの一瞬雲がとれたようだ。
丁度お昼時なので食事をしている人が10人ほど。こちらも腰を下ろしてちょっとだけ休んだ。ここからは畏敬池を経由して沼原に戻る。しばらくはミネザクラ街道。白いのやピンクのがあったが何で違うのかは分からない。
足元にはツバメオモトがあった。
南月山が左手に見える。
(ミネザクラと南月山)
方向が少し変わると正面に白笹山が見える。
畏敬池を過ぎると足元にはこれまでも見られたミツバオウレンやマイズルソウ。ムラサキヤシオも数は多くないがこの辺りには咲いていた。
姥が平分岐の近くに本日最後のシロヤシオ。満足満足。
分岐からは駐車場へ向かって戻るだけ。東ボッチはこの道からすぐの所にあった。これならば最初に寄らずに帰りに寄ったほうが良かったようだが、まあ仕方ないでしょうね。駐車場に着くと車は20台近く停まっていたが、満杯にはほど遠かった。いつ頃が混むのだろうか。まあ、混む時期には来ないと思うけど。
今日もシロヤシオを堪能した。裏年だという説もあるが、なかなかどうして黒尾谷岳のシロヤシオは特筆ものだった。
駐車地(25分)東ボッチ(85分)白笹山(35分)南月山(45分)黒尾谷岳(60分)南月山(20分)日の出平(80分)
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