御嶽山(平成24年8月15日)
すっきりしない天候で13,14日と山は見送り。15日もあまり天気は良くないようだ。16日には自宅に戻らないとならないので、悪天候を覚悟の上、御嶽山に登ることにした。天気が良ければ摩利支天山なども歩いてみたかったが、荒天のためお鉢めぐりをして戻った。
御嶽山(3063.4M)
天気も良くないので中ノ湯からではなく、ロープウェイ利用にした。駐車場に着いた時はかなりの勢いの雨。一切経山の時を思い出した。携帯で雨雲レーダーを見ると20分ほどで雨は止むようだったので、車の中で待機。ロープウェイ始発時間の午前8時前には雨は上がった。こんな天気の中、ロープウェイに乗る人もまばらだ。15分ほどの空中散歩で飯森駅に到着。晴れていれば御嶽山も良く見えるのだろうが、雲の中。雨具の上を着て出発した。
左に向かうと登山道の案内のあるウッドチップの敷き詰められたきれいな道を歩く。5分ほどで中ノ湯からの道に合流した。
登山道は木の階段がつけられている。木の間隔が歩くのにストレスのないくらいの幅になっていて個人的には歓迎。
まだこの時点ではそれほど雨は降っていなかった。歩き始めて1時間もしないうちに女人堂に到着。8合目になるようだ。
少し先には石碑、鳥居、像などの建造物が沢山ある。シャジンだろうか花が咲いていた。
ここからは左に進路をとる。途中には色々な建造物があり、信仰の山を実感する。雨足が少し強くなってきたようだ。森林限界近くになり、少し登りが急になる手前の大きな岩の陰で休み、合羽の下を履いた。完全防備だな。
周囲にはオンタデと思われる植物が咲いている。砂礫から岩の登りになってしばらく行くと、山荘へのお誘いの看板が建っていたので、右に向かった。石室山荘に到着。
中に入って何も注文せずに休むのも悪いかと思い、ココアを頼んで休憩。少しは温まったようだ。
山荘を出て登っていくと、覚明霊神と書かれた塔や像のある場所があり、そこを通過し岩にかかれた案内に従って山頂へ進む。相変わらず何も見えない。頂上手前の山荘脇から石の階段を登ると山頂に到着。素足で正座した白装束の行者が唱えていた。
左に社務所、右には三角点のある山頂。やはり何も見えません。
とてもここで腹ごしらえする気にはならず、社務所脇からお鉢めぐりの道へと進む。すぐに岩場の下りだが、気をつければまったく問題ない所。
お鉢めぐりの道には岩に白ペンキで丸く案内がつけられていたので、こんな天候でも迷うことはなかった。思った以上に岩がごつごつしていた。アップダウンもあってちょっと疲れた。二ノ池新館と本館への分岐の文字があり、ここは迷わず早く降りられる本館方面へ向かった。すぐに二ノ池ほとり。少しだけ見える池は雰囲気のある池だった。
二ノ池本館がまったく見えなかったので、寒いしお腹は空くしその手前にある小さな小屋(機械室?)でお握りを頬張る。小屋を出るとすぐそばに本館があるのに初めて気がついた。本館にも寄ってみた。ここで身体がだいぶ冷えたので着替えをした。3人組がやってきて、今日はここに泊まるようだった。
本館からは石室山荘へ向かう。寒いからそこでラーメンを食べることを思いついた。山荘には今日泊まる人や休憩する人などが10人以上はいた。ラーメンを食べて大分温まった気がした。
帰りは来た道をそのまま戻るだけ。雨足も強まったり弱まったり、とにかく早く帰ろう。道はすでに川になっていた。白装束の人たちも何組かとすれ違った。どこかの山荘に泊まって明日は御来光でも見るのだろう。晴れてくれることを祈ろう。
ロープウェイの駅に着き、山の方を見ると幻の滝と称される滝が見えた。御嶽山は最後まで見えなかった。機会があれば天気のいい日に再訪したい。
(左上の鞍部付近の白い筋が滝)
ロープウェイ駅(50分)8合目女人堂(60分)石室山荘(35分)山頂(45分)二ノ池(15分)石室山荘(70分)ロープウェイ駅
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