羽黒山(平成24年10月21日)
9月15日に里山歩きをして以降、風邪をひき、さらに9月30日には野球の試合で右ふくらはぎを肉離れしてしまった。山どころではない。歩くのも覚束なく、何とか歩けるようになったのは10月11日ごろ。19日には野球の練習に出たが、走れる状態ではなかった。21日に山へ行こうかと考えていたが、野球仲間は「再発するからやめろ。」「11月の大会まではおとなしくしていろ。」との合唱。あと2週間に迫った大事な大会に向けて、山歩きもままならない状態では到底試合には出られないだろう。動けなければ監督業に専念するしかない。どっちみち今ある程度の負荷をかけたリハビリをしないと試合に出ることは無理なので、近場のあまり急な上り下りのない所をリハビリを兼ねて歩くことにした。
羽黒山(458.2M)
何年か前にミツモチで初日の出を拝んでその帰り道に車で神社直下まで行き、往復30分足らずの省エネ歩きをして三角点を見てきてはいた。いつかしっかりと歩こうと思っていた。あまり高低差もなく、傾斜もきつくなさそうなので南東にある235.8m三角点を絡めて登ることにした。
ネット情報では南尾根の突端付近に駐車場があるとのこと。「ユッピーの森」なる公園のようなものがあり、4,5台停められる駐車場があった。階段が色々な方向にあって遊歩道にでもなっているのだろうか。
階段を登り始めると何かおかしい。帽子やタオルを車に置いたままだ。1か月以上間隔があくと段取りが悪くなり、忘れ物をしがちだ。仕切り直しで階段を登り、ふと見るとピンクテープがある。方向としては三角点がある方だ。ちょっと入ってみた。
1分もしないで三角点を示す棒が立っているのが見えた。三角点の周囲を囲む石が2個あるが、三角点は見えない。少し土を掻き分けると標石ではない三角点が出てきた。
その先には何やら踏み跡があり、そこを辿って上に進む。傾斜は緩く足には負担がかからない。足は攣るような違和感があるが、痛みというほどではない。尾根を進んでいくと、331Pよりも手前で西側の展望の開けた場所があり、おそらくは飯盛山と高舘山と思われる山並みが見えた。
(おそらく左高舘山、右飯盛山)
少し篠竹のある場所はあるが、殆ど問題ない。道は尾根をはずれて進むところもあるが、構わずに尾根上を進んでいった。そのうちに参道と合流。道が固くなって歩きづらくなった。合流点の東にピークが、さらに北に305ピークがあるので折角だから行ってみた。東の二つのピークには何もない。一つ目のピークに戻って北の305Pへ向かう。ちょっと藪化で傾斜もちょっと急だ。305P手前は岩が目立つ。岩の上に草が生えていて、分かりづらいので慎重に進む。踏み外したら足を痛めてしまう。ピークには小さな岩があった。
(草の生えた岩)
(ピークの岩)
すぐに戻る。鞍部には花が咲いていた。
登り返しはちときついか。何となく踏み跡はあるような。参道に復帰し、あまり快適ではない道を行くと舗装道路。「カラッソ坂」なる坂の階段を登っていく。登りきる手前に展望地あり。霞んでいるのでよく見えないが、というかあまり熱心に見なかったが筑波山なんかも見えるように思う。戻ってまた階段を登る。またまた舗装道路というか神社の駐車場に出る。そこからは神社に登り先に進むと展望地。人が4人ほどいたので眺めもあまり見ずに挨拶して先に進む。三角点の傍には以前は栃木の山紀行の山名板があったと思うが、今は別のものがあった。
(不思議な光景)
元来た道を戻るのも面白くないので、北に進む。密嶽神社があり、その右手から下って行く。最初は普通の山道だが、そのうち作業道のようになりつまらないので道のない所を下って行く。その方が足にやさしいのだ。舗装道路にはうまい具合に下りられた。あとはさっきのカラッソ坂の所まで歩き、そこからは参道を下って行った。石が苔むしていてうっかりすると滑ってしまうような歩きにくい道だった。参道の入り口には立派な鳥居があった。
参道入り口の近くには駐車場はないのかと思っていたが、道路の反対側には4,5台車が停まっていたので、それなりのスペースはあるようだ。あとは道なりに駐車地まで戻った。
足の攣るような感覚は最後まであったが、痛みというよりも違和感といったほうがいいかも知れない。本格的に山歩きできるようになるには大分時間がかかりそうだ。しばらくは自分に合っていると思う里山歩きに終始しそうだ。
約2時間40分 休憩し損ねた。
今回の歩きに際して「まっちゃんとバイクと栃木の山達」を参考にさせていただきました。 有難うございました。
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コメント
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こんにちは。
記事のアップがしばらくないので気になっておりましたが、ななころびさんの記事へのコメントを拝見したら、肉ばなれとのこと。お気の毒に。お大事にしてください。しかし、私なんかが思うに、山を歩くよりも、野球している方がもっと症状に悪いような気がしますけど。平地とはいえ走りますからね。
この紅葉の時期に、まさにもったいないお話ですね。しばらくは里山ですか…。私が、代わりに紅葉回りしてきますよなんてものでもなですいしね。
この羽黒山、標高500m足らずの山のようですが、紅葉の気配はまだまだのようですね。野球親爺さんには失礼ですが、これからは1000m前後の標高あたりでしょうかね。
それにしても、歩き出しの手続きはお忘れになっても、普通の道はつまらないので横道に逸れるいったスタイルは、野球親爺さんの本能なのでしょうか。
投稿: たそがれオヤジ | 2012年10月24日 (水) 13時02分
野球親爺さん こんにちは
野球に専念中と思ってました。小生ときどき魔女の訪問を受けますが肉離れは経験がありません。2週間目からリハビリ山歩きを再開しているので同じような経過かもしれませんね。お大事に。
上の花はセンブリか、下は開花時期・葉の形からヤクシソウかもしれません。
投稿: しぼれ | 2012年10月24日 (水) 16時18分
たそがれオヤジさん こんばんは。
山歩きはもう普通にできると思いますが、11月3日に大会があるのでそれまで自重でしょうか。
今年の紅葉は9月30日にあきらめました。代わりに満喫してください。
皆さんの記事をよだれを垂らしながら読んでいる次第です。
社山の南東尾根は無理にしても南尾根は歩きたいですね。
それはそうと烏が森の住人さんに会われたとのこと。うらやましいですね。
あの方は基本的には平日ハイカーですから、なかなかお会いできないのに。
達人が達人を呼んだということでしょうか。
簡単に登れる所も難しく登るのがモットー?です。
投稿: 野球親爺 | 2012年10月24日 (水) 23時34分
しぼれさん&Pさん こんばんは。
年甲斐もなく野球なんかをしているのでこうなります。
私もいつ魔女の訪問を受けるか戦々恐々としていますが、今の所そちらは大丈夫のようです。
センブリとヤクシソウですか。ニガナが咲いている訳はありませんものね。
ご教示有難うございます。
ところで大嵐山では熊さんには遭遇しませんでしたか?
何年か前にほぼ同じルートを辿った時に先行者が沢で子熊を見たと大騒ぎしてました。
投稿: 野球親爺 | 2012年10月24日 (水) 23時42分
こんばんわ。
お疲れ様でした。久々なのに、2時間半越えの休み無し歩き・・・肉離れの経験はないのですが、先日不覚にも滑ってころんで痛い思いをしたり、風邪をひいたりと似たような感じになっておりましたです(野球は、中学以来やりませんが)もう歩くにはご心配無いとのことで安心致しました。野球が一番でいらっしゃるでしょうけど、晩秋以降での興味深い里山などなど、参考にしたく楽しみにしております。
投稿: みー猫 | 2012年10月26日 (金) 00時41分
みー猫さん。おはようございます。
お心遣い有難うございます。
冬の里山歩き、ご参考になるかわかりませんが、怪我のないように歩きます。
投稿: 野球親爺 | 2012年10月26日 (金) 06時59分
おはようございます。
魔女の一撃は体質のようです。
大嵐山はクマさん注意の板はありましたが、お土産の痕跡はありませんでした。沢沿いルートなのでクマ撃退スプレーは持参したが出番なし、里の方へお出かけだったのかもしれません。できるだけ出あわないようにストックでときどき木を叩いて音を出して歩いています。
投稿: しぼれ | 2012年10月26日 (金) 08時21分
しぼれさん&Pさん おはようございます。
今の時期、熊は山でなく、里に下りているんですね。
でもやっぱり山では鳴り物が必携ですね。
投稿: 野球親爺 | 2012年10月27日 (土) 06時13分