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2013年1月 8日 (火)

大小山~鳩の峰~寺久保山(平成25年1月6日)

初日の出を見た時に富士山も見ることができた。もう少し大きな富士山が見たくなり、県南の方に行こうと考えた。大小山が浮かんだ。昨年も訪れているが、その時たそがれオヤジさんと会いそびれた寺久保山を絡めて歩くことにした。富士山を眺めるには午前中のほうがいいだろう。まずは大小山に登って富士山を見て、その後に尾根伝いに寺久保山まで辿ることにしてルートを練った。道路歩きの時間を短くしたかったので大小山北方の210.9m三角点の北にある鳥居マーク付近から三角点を経由して大小山に向かうことにした。

大小山(妙義山)(313.6M)、鳩の峰(317M)、寺久保山(357.3M)

北関東自動車道の唐沢山城跡トンネルを抜けて左を見ると富士山が見えた。わざわざ山に登らなくても見えたのだが、このまま引き返しても仕方ないので、予定通り目的の鳥居マーク直下まで行ってみた。「神明宮」という神社らしい。傍に駐車スペースがあったのでそこに停めた。今回も殆ど情報収集はしてない。里山だしどうにかなるだろうと相変わらずの安易な考えで来ている。予定では神社に登って尾根伝いに三角点に行くことにしていた。

準備をして神明宮の参道を進んでいった。

Dsc09487

鳥居の先にはフェンスがあり、左右に限りなく続いていた。最初は強引に乗り越えて前方に見える社に行こうかと思ったが、今回は良い子にしてとりあえずフェンス脇を辿っていくことにした。フェンスの脇は刈り払いされていて歩きやすい。設置するときに整備したのだろう。

Dsc09489

フェンスはどこまでも続いている気がした。所々に神社があり、フェンスを越えて道が続いていたり、墓もフェンスの向こう側にあったりした。どういう風にして墓参りするのかなどといらぬ心配をしながら進んでいったら、突然フェンスがなくなった。傍には木の祠があった。その脇から山の方に入ってみた。

Dsc09496

道はあるようなないような。藪もそれほどではない斜面を登っていく。

Dsc09498

谷側から南側の尾根に進み雑木の藪を登っていく。薄い踏み跡あり。三角点に到達するとおそらく袈裟丸連峰、男体山などが枝越しに見えた。

Dsc09501

南西尾根に引き込まれやすいので注意していたつもりが岩のある眺めのいいところにつられてそこから下りてしまう。気づいて何とか修正。でも進むべき所はあまりはっきりしない尾根だった。鞍部にはコンクリート製の溝あり。今はここに来る人は殆どいないだろうが。

鞍部の先はススキの藪や雑木あり。少し開けた所があって、日光の柳沢林道の終点の崩壊地に似ていなくもない(かなりのこじつけ)雰囲気の場所があった。

Dsc09519

この先も疎らな雑木藪を進む。作業道のなれの果てのような景色もあり。こんな所を歩く人はめったにいないだろうといった雰囲気。217Pを越えて進んでいくと通常ルートに到達。標識があった。西に進んでいく。東の方を見ると筑波山が浮かんでいた。

Dsc09531

ここからはかつて歩いたことがあるような気もするが記憶はまったくない。大小山(妙義山)山頂手前は岩場だが、なんでもない。山頂には常連さんたちが挨拶を交わしていてちょっと場違いというか疎外感?も感じるが、かえって気が楽。三角点と山頂標識傍には人が立っていた。とりあえず足元だけ撮影。

Dsc09536

待望の富士山は思ったほど大きくはないが、県北で見るよりは大分大きいかな。ザックを下ろすと天蓋が固定されておらず、物を入れる部分も締めていなかったので、藪漕ぎの成果で枝やら何かがザックの中に入っていた。まぬけてるなあ。落としたものはないようだ。(この後タオルをどこかでなくしたようだ。まぬけてる。)

360度の好展望でぐるりと見渡す。富士山を正面に腰を下ろしてしばし休憩。予定より遅れてしまった。フェンスのせいか?

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浅間山は富士山と間違えるくらい似ている。

Dsc09552

日光連山、袈裟丸連峰、赤城山なども良く見える。浅間と富士山の間にある白い稜線はどこだろうか。いかんせん栃木県内しか知らないのでどこだかわからない。

先が長いので歩き出す。ここから越床までは眺めのいいところが何か所かあって富士山、浅間山、赤城山、日光の山などを立ち止まって見ながら歩く。

Dsc09569

(日光の山)

Dsc09572_2

(赤城山)

下って越床峠への分岐から北へ1分ほどで旧越床峠に到達。道標の後ろにピンクテープと踏み跡を発見。そこから北側に取りついた。

Dsc09589

怪しげな踏み跡を登っていくと稜線に出て、すっきりとした道ができていた。風が一段と強くなったようだ。ここから寺久保山手前までは風が強かった。左に少し近くなった気がした浅間山などを見ながら進む。越床トンネル北の鞍部には石祠があった。左右には道が延びていてかつての峠道だったのかもしれない。

Dsc09595

さらにその北の三角点峰の手前のピーク辺りにも石祠があり、中には妙な像が入っていた。

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(石祠全貌)

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(像)

ルートは三角点を通らず右折するが、すぐ近くなので寄ってみた。何もない。

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戻って先に進む。鳩の峰が近づいてくる。存在感がある。

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ちょっとした急登を進むと鳩の峰。建物の残骸が右斜面に。かつて建物があったところには瓦や祠が置かれていた。その裏には大きな石碑があって「鳩峯山神社改修碑」と読めた。木に鳩の峰の名板発見。

Dsc09614

ここで小休止。風が強いのであまり長くは休む気にならず。

さらに北上する。道が今まで以上にはっきりしてくる。道標もしっかりしている。塩沢峠を過ぎて少し行くとアンテナの設置されている場所があった。301.5M三角点もルート外。その手前に道標があって気づかなければそのまま通り過ぎるが、今日は三角点巡りも兼ねているので(本当か?)、三角点まで行ってみる。ここでお湯を沸かしてカップめんを食べた。稜線よりも少し東に入っているので風が少し和らいでいる感じがした。

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(不自然な3つの石?)

腹ごしらえをしたのでさあがんばろう。ルートに戻ってまた北上。しばらく進み後ろを見てみると富士山が黒く見える。左を見ると浅間山だ。浅間をよく見たなあ。今日は。山火事の跡だろうか木が黒ずんでいた。

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山王山への道を見送り三叉路を東に進む。寺久保山手前は篠竹の中の道を進む。

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なかなか途切れない篠竹の道をしばらく進んでようやく解放され、進んだところに三角点のある寺久保山。大小山から丁度4時間だ。疲れた。小さな真新しい山名板があった。

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この他にも名板は数個。朽ちているものもあった。三角点標石に腰を下ろしてしばし休憩。下りは滝コースかな。般若峠ってなんだ。(帰ってから見てみたら通常ルートのようだった。)そちらには明瞭な道があったが、違う道を選択。谷に下るルートに行ってみようと思ったが、ゴルフ場の縁を通る尾根ルートのほうが道がしっかりしていたのでそちらから下りた。テープ類もあり。風も大分弱くなっている。ゴルフ場を挟んだ西側の歩いてきた尾根が風よけになっているのだろうか。尾根から下るところには意味不明な案内板あり。ずっと下って行くと石祠と不動像?のある場所に出た。

Dsc09658

地図を見ながら最短ルートをとって駐車地まで戻るつもりが、犬を回避するのに道を少しかえたところ、畦道を通る羽目になり、若干遠回りになったが思ったよりも時間がかからずに車まで戻れた。

富士山も見られたし、無事周回できたので満足。

駐車地(55分)210.9M三角点(65分)大小山(45分)越床峠(45分)255.5M三角点(30分)鳩の峰(30分)301.5M三角点(65分)寺久保山(50分)登山口(45分)駐車地

Photo

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安蘇・前日光の山」カテゴリの記事

コメント

こんばんわ。
大小山にこんな繋ぎ方があったのですね!目からウロコです。
面白そうですので、後追いストック入りです。
・・・・しかし、長いし正確に追うのは難しそうですが。
もう本調子になられたようで幸いです。

おはようございます。
野球親爺さん、なかなかいいお歩きですね。
鳩の峰ですか。知りませんでした。
野球親爺さんの足跡は、偶然なのか知りませんが、自分が意識して歩いている以上に、石仏やら石祠に出会う機会が多いようでうらやましいですよ。
今年はまだ富士山を拝んでおりません。いつぞや、晃石山に行った際、周りのハイカーが「富士山が見える!」と歓声を上げているのが聞こえ、ふと見ると、浅間山だったというシャレ話を体験しておりますが、この周辺から見る浅間山は、確かに富士山スタイルで、間違ってもしかたがないですね。
いずれ、後追いさせていただきます。

みー猫さん こんばんは。
いつもお気遣い有難うございます。
いつの間にやら元のように歩けるようになりました。
ただ、いつも足が攣るのではないかという恐怖感はありますが。

このルートはみー猫さんならあっという間に周回ですよ。

たそがれオヤジさん こんばんは。
鳩の峰には大きな石碑がありました。また神社が再建されるといいのですが。
たそがれオヤジさんのおっしゃるように私は石仏、石祠をよく見かけます。
そういう場所を歩いているということでしょうけどね。

山に登るといつも富士山を探すのが癖になってます。
あのあたりからは浅間山と富士山はかなり似てますから、知らない人は間違えてしまいますよね。
私の知り合いにも登山者から浅間山を指さされて富士山が良く見えますよと言われた人がいますから。

野球親爺さん こんにちは。大小山から鳩の峰を楽しまれたようでなによりです。私もこのルート,大小山から寺久保山は歩いてます。寺久保山から先の三角点を周回なんてのもやってます。アップダウンの多い4時間はさぞお疲れでしょう。この尾根を歩かれるのはやはり物好きの部類に入るのでしょうね。車の方は回収に苦労しますね。私はこういう歩きの場合は基本,電車to電車なので少しは気持ちが楽です。長い車道歩きもあまり退屈しません。車の方は山を降りてから車へ戻るまでが苦痛なのではないでしょうか。

ノラさん こんにちは。
三角点周回ですか。興味のあるところです。
大きなアップダウンはないのですが疲れました。物好きですから仕方ありません。
確かに車の場合は電車と違って元に戻らないといけない訳ですが、個人的には車道歩きは苦にはなりません。山歩きを始めた時からそういうものだと思っていますから。
電車の場合ですと列車の時刻との兼ね合いがあって、大変なことも多いかと思いますがいかがでしょうか。

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