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2013年5月

2013年5月26日 (日)

中倉山~沢入山~オロ山~塔の峰(平成25年5月25日)

以前中倉山まで行って強風で撤退していた。なかなか行く気力が起きなかったが、昨年秋にみー猫さんが塔の峰まで行って周回された記事を見てから機会をうかがっていた。寒くもなく暑くもなくそして雪もなくなった今なら絶好の時期かもしれないと歩いてみた。中倉山の先の岩場が懸念材料だったが、南側に巻道が有り特に問題なかった。思いもしなかったアカヤシオに出会えたのは幸運だった。

中倉山(1499.6M)、沢入山(1704M)、オロ山(1821.7M)、塔の峰(1738M)

無料駐車場でお決まりの行動の後、銅親水公園へ向かった。歩き出す準備をしている二人連れがいた。その後5分くらいの間に2台来た。山日和といったところか。

歩き出してすぐに鈴をつけ忘れたのに気づき車に戻って仕切り直しだ。皆さんの歩く橋を渡って対岸へ。当初は前回と同様に上久保沢から登ろうかと思っていたが、826m地点南の高いところに登って山の方を見るとロープが見えた。この尾根はやんちゃオヤジさんが雪の時期に登っていてちょっと怖いところもあるらしい。ハイトスさんによるとバリルートで一般向きではないとのこと。怖がりの小生だとちょっと無理かもしれないが、ダメなら戻ればいいかなと少し緊張した面持ちで取り付いた。ちなみにこの尾根は井戸沢右岸尾根と一部では呼ばれているらしい。(たそがれオヤジさんによる)

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ザレた所を登るとロープ有り。ツツジのお出迎えもある。気を付けながら登るとそのうちロープはなくなった。右を見ると石塔尾根だ。こちらはかなりヤバイらしい。その向こうには社山が見えた。少し進むとこれが一番の危険地帯なのか、確か誰かの記事の写真であったような記憶が。歩いてみると大したことなかった。

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前方を見ると結構急で木もまばらなザレた登りが続いているようだ。何か気配がするなあと思いながら登っていくとカモシカだ。そういえばフンがこれみよがしに落ちていたよ。マーキングのおしっこの跡もそこかしこにあって臭うんだよね。左の尾根の斜面には鹿が7、8頭いた。右のガレた斜面を気にしがら登っていく。見たことのない白い花が群生していた。

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緊張しながら登っていくといつの間にか樹林帯になって一安心。ガレた所も多少あるが長く続かない。ツツジがチラホラとあって和む。だいぶ登って岩のある所から下を見ると岩の上にケルンの積まれているのが見えた。あんな所によく登れるなあ。

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だいぶ傾斜が緩んで進むと三角点。以前は近くに山部さんの山名板があったように記憶しているが今日は見当たらなかった。三角点の傍にツツジが咲いていた。

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さらに進んで石の積み重なった場所に到達。以前はここに山名板があったのだが今はない。周囲をざっと見回してもないようだ。風が強いところなので飛ばされてしまったのだろうか。

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ここで小休止。360度の好展望。男体山と社山が重なって見える。

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先が長いので歩きだそう。ここからが本番かな。左右の切れた場所に着く。恐怖感はまったくなかった。南側には巻道もある。これなら問題なさそうだ。

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稜線歩きは気持ちがいいが、松木川はガレていてやはり注意は必要だ。

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(奥は沢入山手前のピーク)

この岩場にも左に巻道がある。

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ここを過ぎるとアカヤシオが目立ってくる。予想していなかったので嬉しくなった。アカヤシオを愛でながらの歩きだ。ふと先を見ると見慣れない山が見えた。至仏山か?

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白根山もだいぶ大きく見えるようになってきた。沢入山の周囲はアカヤシオの木が沢山。沢入山の山名板は二つ。以前からのものはだいぶ枯れてきている。

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もうこの先は危険地帯はないだろう。あとは藪の状態がどうかだけだ。少し進むとオロ山と皇海山が目に入る。

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さっき見えた山はやっぱり至仏山なのかな。

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この先もずっとアカヤシオは咲いている。だいぶ疲れてきたので立ち止まる時間が多くなる。水分の消費も多い。今日は10時間の歩きに備えて5リットルの水分を持ってきた。これなら十分だろう。1682Pから先は笹の丈が高くなる。といってもせいぜい腰くらいまでか。踏み跡はしっかりしている。

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1700m付近は急傾斜で木に掴まって登る。登りきると笹が少し深い。樹林帯を抜けると目前にオロ山だ。

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山頂直下の樹林帯は適当に登っていく。山頂近くになるとシャクナゲがあるが、左下に踏み跡があって回避できる。山頂かと思い山頂手前でシャクナゲ藪に突入してしまいいらぬ藪こぎをしてしまった。

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山頂はシャクナゲのない空間。山名板が三角点の傍にあった。

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ここまで予想通りに歩きだしてから5時間。樹林帯でつまづいて足をすりむいたのでカットバンを取り出して手当。あまり意味はないがズボンが汚れなくて済む。おにぎりをぱくつく。周囲の眺めはいい。皇海山はすぐ目の前だ。この先は尾根の乗り換えがキモだな。

充分休んだので腰を上げようか。踏み跡に従って下りていく、笹の道になるが踏み跡をたどればあまり労力を使わなくて済む。ここにもアカヤシオ。アカヤシオ三昧だな。

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ほんの少し残雪があった。笹も腰丈くらいのところもあるが長くは続かない。みー猫さんの記事にあったように少し登り返したあたりで左側を注意して進んで行くと踏み跡があった。ここを進めばいいようだ。

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踏み跡がはっきりしない場所もあるが下り過ぎないように注意して進むと塔の峰に至る尾根に乗った。少し下ると前方にピークの見える雰囲気のいい場所に出た。

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この先の1750m級ピークはアカヤシオの山だった。

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途中の岩峰は左を巻いて進み1662Pを過ぎると笹はだいぶ低くなる。塔の峰の斜面は非常に雰囲気のいい場所。いかんせん体は雰囲気がよろしくない。もうすぐ山頂だが腰を下ろして休憩。ザックをおろしたところは鹿フンだらけだったが後の祭りだ。この斜面にもアカヤシオ。今日は十分堪能したなあ。山頂に着くと山名板があった。そういえばたそがれオヤジさんが取り付けたと書かれていたような記憶が。下の部分をテープで誰かが補強したようだ。これならすぐにはなくならないだろう。

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1528Pへの尾根に進むのに少し注意が必要。1528Pの先も所々で要注意。踏み跡を辿れば問題ないのだろうが、見失いがちで右往左往してしまう。机上の予習が必要だったようだ。どうにかこうにか目印を発見。ああ良かった。多分舟石新道だろう。

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少し進むとはっきりした道型に合流。この道が舟石新道だろう。思ったより道が悪い。何箇所がガレたところをトラバースした。ここが本日一番の難所だったような気がする。落ち葉の堆積したツツジ街道を通過。

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そのうち新道が崩落している場所になり訳がわからなくなる。適当に登ったり降りたりしていくと作業道まで出てくる。ますます分からない。下に進んでいくと舗装道路が見えたのでそこを目指していくと道路に出られた。そこから駐車地までテクテクと歩いて行った。峠からの下りの道も足に堪えたが、銅親水公園までのダラダラとした登りも微妙に堪えた。これからは自転車の活用が必要かな。(前にも書いたような気がする)

水は4Lの消費で済んだ。これから暑くなるとさらに必要になるだろう。長時間の歩きもできなくなるかなあ。

銅親水公園駐車場(558)-取り付き(627)-中倉山三角点(828)-沢入山(939・948)-オロ山(1053・1110)-尾根乗り換え部オロ山側(1139)-1750m級P(1200・1205)-塔の峰(1250・1258)-舟石新道出合(1423)-船石林道出合(1458)-銅親水公園駐車場(1617)

みー猫さんの記事がなければ歩けませんでした。有難うございました。

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2013年5月20日 (月)

ミツモチ(平成25年5月19日)

この日は朝の地域の行事で当初は山へは行く予定ではなかった。9時前に終了して今日はどうするか考えた。かなり疲れているがちょっと花でも見てこようか。大入道付近は知人によるとまだシロヤシオは咲いていないとのこと。ネットでみたらミツモチあたりで少しツツジが咲いているらしい。遅い出だしではあったが行くことにした。

ミツモチ(1248.0M)

いつもは県民の森の下の駐車場に停めるのだが、今日はかなり疲れが残っているため楽をしてキャンプ場の駐車場に停めた。案内板を見て歩き出す。

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道標に従って歩いていき、あとは適当に登る。途中ではパラパラとツツジが咲いていた。

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第2展望台からの道に合流しミツモチへ。山頂台地のベンチではちょうど昼時ということもあって人が休んでいた。取り敢えず上の展望台へ行ってみる。山部さんの山名板は健在。その後ろ側にはミツバツツジだろうか。一株だけ咲いていた。

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少し西側に岩のある場所があってそこで昼食。初めて気がついた場所だ。休憩後ヤシオコースを進んだ。アカヤシオがまばらに咲いていた。青空コースとの連結ルートを進んで青空コースに移動。アカヤシオはこちらでもまばら。しばらく先に進むが、ツツジは期待薄のようで引き返した。

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地形図でミツモチの西に破線路があるので、この部位に道があるのかと見てみたがはっきりしたものはなかった。いずれ探索してみるか。頂上台地の南にある山頂標識のところで少し休憩。下りはミツモチ南尾根を選択。何か咲いているかな?5分くらい笹道を適当に下ると登山道に合流。下の林道に合流するまでにシロヤシオやミツバツツジなどがそれなりに咲いていた。シロヤシオの木が沢山あったので適期に来るといいかもしれない。

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休憩込み3時間40分

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2013年5月14日 (火)

三枚石新道~深山巴の宿~行者岳~地蔵岳~夕日岳(平成25年5月12日)

昨年は今の時期に薬師岳から三ノ宿山を歩いてツツジを愛でた。今年はどうだろうか。色々ルートを考えてみた。蕗平から地蔵岳に登り夕日岳から夕日新道を下って戻るルートはいつも考えているのだがなかなか実行にうつせない。今回は深山巴の宿を見てみたいので、行者岳経由の地蔵岳、夕日岳でも歩いてみようか。古峯神社駐車場から道路歩きで古峰が原峠まで行くのも味気ないので、三枚石新道を辿って、多分まだ見ていない三枚石北の三角点も見てこよう。そんな訳で三枚石経由深山巴の宿経由行者岳・・・というルートになった。深山巴の宿から行者岳へはルートミスしてしまい、時間をロスしてしまったが、どうにか夕日岳まで行くことができた。

ななころびさんも似たようなルートを歩かれていて、どこかですれ違ったかもしれないが、一向に思い出せない。微妙にずれたのだろうか。ハガタテ平からの上りはちゃんとしたルートを歩いたんですけどねえ。時間を照らし合わせてみれば分かるでしょう。それにしても残念でした。

行者岳(1328.7M)、地蔵岳(1483M)、夕日岳(1526.1M)

古峯神社の駐車場には1台しか車は停まっていなかった。今日はお約束の行事はなく出発。道路歩き数分で三枚石新道入口。地図や看板がある。健脚向きと書かれているがそうでもないと思う。新緑のしっかりした道を歩く。

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何年か前の冬、この道を辿って横根山を往復した時にはこの先でハンターに出会いびっくり。発砲音を聞きながら登り、三枚石と方塞山の間で仕留めた鹿を引きずって歩くハンター達を見てまたびっくりしたことを思い出してしまった。道が血だらけだったなな。

今日の天気はいいはずだがガスっている。花もこのあたりはあまりないようだが、よくわからない花が数株は咲いていた。

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しっかりとした道を進む。1260m付近から直登ではなく左に向きが変わる。前回は直登してしまい、天狗の庭のちょっと北に出てしまった。今回は間違わないだろうと進んだが、やっぱり間違えたようで木のうるさいところに出てしまった。その手前で嘲るように鹿が走り去っていった。やれやれ。この道は下るときは間違えないと思うがどうも登りは・・・。三枚石周辺は不思議な空間だ。色々な神様がまつってある。石も色々。夫婦石なんてものもある。しばし周囲を徘徊。今日はこのあとも余計な徘徊が待っていた。

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(やっぱり不思議)

古峰原峠に向かうとすぐに三角点の案内があった。これがないと素通りだよ。さすが栃百だ。誰かが付けたようだ。名板まであったのには驚いた。

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(三角点は奥、名板は古峰原となっていたが三角点名は違うようだ)

さらに少し北に行くと天狗の庭。ここは前回も来ていたらしい。

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ここから峠への道は歩きにくい階段があったりするが、下りなので足早に進む。何組かの人たちとすれ違った。峠まで車だろうな。鳥居をくぐってあずまやのある峠。車が5、6台有り。深山巴の宿へ向かう。途中にはこれもお初の古峰ヶ原高原ヒュッテ。傍らのトイレらしきものあり。なんか催してきそうだったが大丈夫のようだ。

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半信半疑で先に進むと深山巴の宿の案内があって左の鳥居をくぐっていく。

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奥に行くと石祠やら御神木?やらがあって由緒正しき場所のようだ。

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(鳥居の先に御神木らしき木があった)

手前の沢で釣りをしている人がいた。このまま峠に戻ってから行者岳へ行くのもつまらないので、案内板の横の踏み跡をたどってみると、大きな木の下に頭だけの石祠があり、木には御札が打ち付けられていた。この道は昔の修験道だったのだろうか。

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木のすぐ後ろは舗装道路。向かい側に渡ってショートカットして行者岳方面へ行こうとしていたのだが、結果的には回り道になってしまった。鹿沼市と日光市の境界付近から進入。

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(ガードレールの切れたところから入った。この時点で既にミスしてた)

獣道か踏み跡はあったのでそこを進む。地形図もGPSも見ないで進んでいったが、だいぶ歩いたのに古峰ヶ原峠からの道と合流しない。こりゃ変だとGPSを見るとあらぬ方向を進んでいる。どうりで道に出合わないはずだよ。気づいてからは適当にトラバースしながら歩いていくと今度は行き過ぎてしまったようでちょっと何か違う。しっかりした道があったなあと少し戻って破線路にやっと乗れた。疲れがどっと出てしまった。先は長いよお。この道は雰囲気は悪くないぞ。と自分を慰める感じですかね。

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でも本当にいい雰囲気の道だった。やっとこさ行者沼そばの鳥居に到達。二人連れがちょうど降りてきたので花の状況を尋ねたらすぐそこから引き返してきたので分からないとのつれないお言葉。またどっと疲れが。

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疲れを癒すべく休憩。30分以上は余計にかかってしまったかも。ハガタテで帰ろうかなあ。気を取り直して再出発。比較的なだらかな道でも足取りは重い。左手に皇海山などの足尾の山が木の間から見える。平らな行者平を過ぎた次のピーク付近でやっとアカヤシオが見られた。咲いている株はまばらだけど満足。

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行者岳ではRKさんの山名板がお出迎え。珍しく標高だけでなく山名も書かれてあるわ。

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東にも西にも踏み跡がある。男体山は今日は半分以上が雲の中にあって、最後まで全体を見せることはなかった。その代わり皇海山や白根山は勇姿を見せてくれていた。大岩山の周囲でもチラホラとアカヤシオが咲いていた。あっけなく大岩山。

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なかなか進まないね。素通りして唐梨子山。「からりこさん」、「からなしやま」。なんて読むのかねえ。「からなしやま」を採りたいが。

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ちょっと休んで大休止を予定しているハガタテ平へ向かう。途中に竜の宿。この先もなかなか着かないわ。思った以上にここでも時間が掛かりやっとハガタテ平に到着。やはり木に御札が付いている。

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ここで大休止。おにぎりとお湯を注いで3分間待って食べられるナポリタンを食した。今日は水は3Lも持ってきているので大丈夫だろう。まだ半分は残っているからねえ。お湯を沸かしている時に地蔵岳の方から二人連れが降りて来たのでツツジの状態を聞くとどこもパラパラとのこと。仕方ないね。休んでいる間にその他パーティーを含めて4、5人来たが、どうもななころびさんではなかったと思うけど。若くなかったから。

これからどうしようか。ここから降りてはどうしようもない。何しに来たか分からない。取り敢えず三ツ目までは行ってみるか。地蔵岳へは直登ではなくガレたところをトラバースする場所がある。直で登ったほうが危なくない気もするが。ガレ場に行く前で誰かとすれ違ったかなあ?その先では多人数のパーティーとすれ違う。地蔵岳には5,6人のパーティーが休んでいたので山名板を写して先に進む。

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三ツ目に着いて夕日岳を見ると斜面にアカヤシオが咲いているのが見える。これは見られそうだぞ。躊躇なく夕日岳への道に入る。夕日岳に近づくにつれてアカヤシオが目立ってくる。あまり花付きが良くないとの指摘もあるが、私にとっては十分及第点だ。写真を撮りまくるが腕の未熟さから見られたもんじゃない。あちこちに行ったり来たりしながらゆっくり登って山頂到達。誰もいない。

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夕日新道を示す板も木に括られていた。よく頑張った。夕日新道方面に行ってみるとこちら側のアカヤシオが綺麗だ。こちらから登ってきたら良かったかもなあ。

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新道方面で人の声がする。登ってくるのかと思ったが、しばらくしても聞こえていた。下の方のどこかで休んでいるのかなあ。それとも下っているんだろうか。以前に比べてだいぶこの新道も人が歩いている様子だ。景色のいい所で休憩。やはり男体山はご機嫌ななめのようだった。

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三ツ目へ戻る途中で皇海山。

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三ツ目への登り返しと地蔵岳への登り返しがちと辛かったが何とかクリア。地蔵岳からは適当にショートカット。この時間では登ってくる人は皆無。ハガタテ平からはやや薄暗い道を下る。少し分かりづらい所もあったがどうにか迷わずに進む。作業道が以前よりだいぶ延びてきているようだった。林道をトボトボ歩いて舗装道路へ。歩いている傍を馬鹿が結構スピードを出して追い越していく。頭悪いやつが多いなあ。最近は。駐車場には数台の車が停まっているだけだった。自分としてはアカヤシオを見られて満足だった。

ななころびさんも同じようなコースを歩いていたらしい。それらしき人は会わなかったような気もするがどうでしょうか。記事で見ておぼろげにはお顔は分かっているつもりだったんですけどね。すれ違う時にマジマジと見れませんからね。まあニアミスだったかもしれませんし。

古峯神社駐車場(639)-三枚石(818・824)-深山巴の宿(905・908)-行者岳(1044・1049)-大岩山(1119)-唐梨子山(1148・1149)-ハガタテ平(1204・1228)-地蔵岳(1254)-夕日岳(1323・1340)-地蔵岳(1407)-ハガタテ平(1423・1428)-林道終点(1505・1508)-古峯神社駐車場(1545)

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2013年5月 6日 (月)

社山南尾根から中禅寺山南西尾根(平成25年5月5日)

社山は何回か登っているがすべて阿世潟峠からだった。以前から南尾根(通称馬鹿尾根)を登ってみたいと思っていた。やっと今回歩くことができた。下りは初めは中禅寺湖南岸尾根を辿って大平山から下ろうと思っていたが、馬鹿尾根を歩きながら下りようとしている大平山の尾根を見ると下のほうがかなり急に見えたこともありやめにした。

社山(1826.6M)

銅親水公園に行く手前の市営駐車場だかのトイレで恒例行事を済ませすっきりした気分で親水公園で支度。水分を人一倍摂るからいつも多めに持っていく。それでも今日は2Lで間に合うだろうと思っていた。しかし結局はあと1Lは必要だったようだ。

電光掲示板の気温は3°C。中倉山が手前の三角点峰と同じような形で見える。林道を歩いていくと正面に社山が見えているようだ。尾根の取り付きは西側からと考えていたので沢を渡るとすぐ動物と遭遇。タヌキかアライグマ?びっくりしたのか数秒間立ち止まっている。カメラを取り出し電源を入れようとしたら電源は入っていたらしく切る形になり、シャッターを押すことができたのは用水路みたいなところに入る寸前だった。まあクマじゃなくで良かった。

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(木の左の茶色っぽいのがそれ)

少し先に行って曲がった先のカーブミラーのところに尾根に向かう踏み跡がありそこから取り付く。

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踏み跡だか鹿道だか分からないがうっすら道が有りそれを辿る。斜面は結構急で岩もあったりしてちょっと難渋したがどうにか稜線に出た。雰囲気は悪くない。

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ここからは稜線歩き。左には中倉山。右には赤倉山。振り返ると備前楯山。雨量計の巡視路の案内板が何個かあり、その先に雨量計。松の木が点在。登っていくうちに皇海山も見えてくる。大平山の南東尾根は急傾斜のようだ。ここを下るのは危ないかな?

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(右手前が多分三角点峰、後ろに中倉山から沢入山、ちらっと皇海山)

景色を見ながら進み1182.3m三角点に到達し休憩。この先も気持ちの良い歩きが続く。

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小屋の残骸やワイヤーなどが放置されいる場所もあった。いつの間にか半月山が見えていた。

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気分の良い道はさらに続く。

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1460m付近でようやく社山が見えてきた。

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(右にちらっと男体山)

さらに進むと眺めのいい所があり、足尾の山がよく見えた。

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1568m峰に登ると崩壊地を下に社山がだいぶ近くなった。

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崩壊地は下まで薙ぎ落ちている。右を通過すれば問題なし。

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さらに登ると岩っぽい場所有り。ちょっと不思議。

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登るにつれてさらに眺めがよくなる。錫ヶ岳が見えてきた。さらに登ると白根山も。

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山頂の一角に出て黒檜岳への分岐あたりにザックを置いて取り敢えず山頂に向かった。男女一組が休憩中。もっと開放的なところで休めばいいのに。ただここの山頂は来るたびに眺めが良くなっているように思えるが、気のせいだろうか。

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休憩はザックを置いた場所で。しばし眺めを楽しむ。

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さてこれからどうしようか。水は1Lを既に消費してしまった。残り1Lでは大平山はまず無理そうだ。あの急斜面を下るのもどうだろうか。ということでここで大平山は消し。中禅寺湖南岸尾根を歩くのも魅力だし、大平山の笹尾根を下るのも魅力的なのだが。次に阿世潟峠から下りるのも眺めが悪そうなので却下。残りは中禅寺山から南西の尾根を下るか半月山から深沢方面へ抜けるかだが、やはり長い距離は口渇に耐えられないだろう。まあ中禅寺山での残量により決定することにして東に進んだ。

山頂では別の二人組がさらに休憩中。何もこんな狭いところでとまた思ってしまう。下りていくと男体山と中禅寺湖が見え出す。太郎山、山王帽子山、於呂俱羅山も見える。高薙山も見えているのだろうか。正面には半月山と中禅寺山。

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阿世潟峠でちょっと休憩。ここでも水分補給。こりゃ中禅寺山でおしまいだな。ちょうど上から下りてきてこれから社山へ向かうと言う単独行の男性と言葉を交わし、こちらはお先にと登っていく。ちょっときつくなってきたかな。振り返り登ってきた尾根や社山を撮しながら進む。

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どうにか中禅寺山に到達。ここで残量は500mlを切ってしまった。

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もうこの南西尾根を下るしかないな。たそがれオヤジさんたちが確か歩いていたな。例によっていい加減にしか記事を読んでいないので林道に下りる下り方が分からない。地形図を見るとどう下りても最後は急な下りになっている。まあ行くしかないので歩き出した。

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気分のいい歩きだ。眺めもいい。この尾根上部からは社山から南方向に伸びる尾根がよく見える。

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登ってきた尾根もよく分かった。皇海山も見えるんだ。いいルートだ。たそがれオヤジさんに感謝ですね。右側の急な斜面を意識しながら下っていく。ガレている場所もあった。1200m付近から尾根がはっきりしなくなってくる。笹はなくなり露出した地面と落ち葉の下りで滑りやすい。木を頼りに下りていく。

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少し東に寄り過ぎたようで修正して林道の屈曲点あたりを目指して下りていく。下に道らしきものが見えてきた。もう一息だ。地形図にない道に下りられた。そのすぐ下に林道が見えそのまま下りていった。ああ良かった。

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ここからは長い林道歩き。途中で渡渉する所もあった。足の裏が痛くなって歩きもゆっくりになってしまう。なんで舗装にしてあるのかなあ。いつもはそれほど苦にならない林道歩きも今日は足の裏の痛さで参ってしまう。1時間ちょっとでやっと電光掲示板。17°Cになっていた。駐車場はほぼ満車状態。朝にあった土浦ナンバーの車はまだあった。

毎度思うのだが下調べ不足。学習効果がないな。それと水分は十分量持っていかないとだめだ。最近はそれほど気温も上がらず飲む量も多くなかったので2Lで十分だと思ったが甘かったな。取り敢えず反省しておこう。多分また失敗を繰り返すだろうけど。

銅親水公園(25分)取り付き(1時間)三角点(1時間5分)1568m峰(45分)社山(1時間25分)中禅寺山(1時間)林道(1時間5分)銅親水公園

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2013年5月 4日 (土)

前山(湯西川)(平成25年5月4日)

栃木の山で登り残している山は旧栗山村にある4つ。今回はそのうちのひとつだけ登ってきた。以前に明神ヶ岳に登った時についでに登ればよかったのだが、疲労度が強くその時には断念した。今回は裏からではなく表から攻めてみた。ノラさんのお仲間のFM大野さんのルートをまるっきり拝借した形になりました。有難うございました。

前山(1001M)

スキー場跡地?のところに停めて登りだす。斜面にはカタクリがちらほらと。色は薄い。ゲレンデは歩きにくいので左の樹林帯に入ると踏み跡が有りそこを登る。ゲレンデトップには作業道のような道型があった。稜線に達し南進。960m級ピークの正面には明神ヶ岳の一角と思われるピークが見える。右の方には高倉山や高倉山本峰と思われる山容が見える。なくしたデジカメは惜しいことをした。本峰にはまた行きたい。ここで東にまた方向転換。なんか建物の残骸があった。呆気なく山頂に到着。山名板はかなり上の方にあった。

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おそらく枯木山方面は見えていた。雪がまだある。来年の宿題その1だ。帰りは少しだけ違う道を戻った。

約1時間

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2013年5月 3日 (金)

茶臼岳(平成25年5月3日)

この日は朝はゆっくりと起きて栗山あたりの山に行こうと思っていた。ところが起きてみると快晴だ。こんな日は眺めのいいところに行ったほうがいいと予定変更。三本槍岳あたりに行ってみるか。車を走らせ那須の山が見えてくるとだいぶ雲があるぞ。こりゃ失敗だったかな。山に近づくにつれて三本槍岳はパスと決定。茶臼岳でお茶を濁そうかと大丸に車を停めた。

茶臼岳(1915M)

峠の茶屋の駐車場は混んでいるのではと思っていたが、実際に行ってみると7分の入りで難なく停められたようだった。

大丸でも風はかなり強い。茶臼岳の方も青空が見えるが雲がだいぶ多い。

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ここから歩き出す。ロープウェイが動いているのだからそれほど風は強くないのだろうか。峠の茶屋駐車場手前には雪がまだ残っていた。

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峠の茶屋から登山道に入る。樹林帯では上の方では残雪有り。樹林帯を抜けると定番の風。今日もだいぶ強い。時々立ち止まって風に耐える。あまりにも頭と顔が冷たいので峰の茶屋の避難小屋に入り、合羽の上を着てフードで頭をおおった。これで多少寒さには耐えられるだろう。茶臼に向かうが雲が黒くなってきた。P5030008

風は相変わらずというかさらに強くなった感じ。フードのおかげで顔と頭の冷たさは改善。手袋をしているのにかなり冷たくなってしまった。両腕を組みながら歩く格好になる。登る途中で赤面山方面を見たら山頂近くは白くなっていた。雪が降ったのだろうか。

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ロープウェイからの道を合わせる手前の斜面には雪が残っていて、上りはいいが下りは滑りそうで難儀した。

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山頂の一角に出るとまともに風が吹き付ける。横向きになって歩いたりしながら何とか鳥居に到達。山頂の祠付近は落書きだらけで写真にはふさわしくない。

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山頂からは日光の山は白根山を含めてそれなりに見える。男鹿山塊もよく見える。男鹿岳は結構白かった。七ヶ岳も見える。三本槍岳も白くなっている。やはり雪が降ったんだろうな。

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とても休むような天候ではないのでお釜めぐりに向かう。最深部には残雪有り。道から比較的近いところには氷が張っていた。

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さっきの残雪の下りは要注意。途中で少しコースを外れて風を避けるところがないかと探してみたがダメだった。峰の茶屋までの下りで風を正面からまともに受ける。顔が痛くなっちゃうよ。峰の茶屋には地元の大田原高校登山部がこれから朝日岳に向かって出発しようとしているところだった。少し下って振り返ると雪渓を大高生が歩いているのが見えた。中には極めてゆっくりと恐る恐る歩いている者もいた。新入生なんだろうか。

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峠の茶屋の展望台で昼食休憩。人心地ついた。下界はすこぶる天気はいいようだ。お腹もいっぱいになって足取りも軽く駐車地に戻った。

下界の天気が良くても山の天気がいいとは限らない。またその逆もよくあることだ。今日は当初の予定の栗山にでも行ってくればよかったかな。まっ、手頃な那須山ということで。それにしてもこんな日でもたくさんの人に会いました。

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