社山南尾根から中禅寺山南西尾根(平成25年5月5日)
社山は何回か登っているがすべて阿世潟峠からだった。以前から南尾根(通称馬鹿尾根)を登ってみたいと思っていた。やっと今回歩くことができた。下りは初めは中禅寺湖南岸尾根を辿って大平山から下ろうと思っていたが、馬鹿尾根を歩きながら下りようとしている大平山の尾根を見ると下のほうがかなり急に見えたこともありやめにした。
社山(1826.6M)
銅親水公園に行く手前の市営駐車場だかのトイレで恒例行事を済ませすっきりした気分で親水公園で支度。水分を人一倍摂るからいつも多めに持っていく。それでも今日は2Lで間に合うだろうと思っていた。しかし結局はあと1Lは必要だったようだ。
電光掲示板の気温は3°C。中倉山が手前の三角点峰と同じような形で見える。林道を歩いていくと正面に社山が見えているようだ。尾根の取り付きは西側からと考えていたので沢を渡るとすぐ動物と遭遇。タヌキかアライグマ?びっくりしたのか数秒間立ち止まっている。カメラを取り出し電源を入れようとしたら電源は入っていたらしく切る形になり、シャッターを押すことができたのは用水路みたいなところに入る寸前だった。まあクマじゃなくで良かった。
(木の左の茶色っぽいのがそれ)
少し先に行って曲がった先のカーブミラーのところに尾根に向かう踏み跡がありそこから取り付く。
踏み跡だか鹿道だか分からないがうっすら道が有りそれを辿る。斜面は結構急で岩もあったりしてちょっと難渋したがどうにか稜線に出た。雰囲気は悪くない。
ここからは稜線歩き。左には中倉山。右には赤倉山。振り返ると備前楯山。雨量計の巡視路の案内板が何個かあり、その先に雨量計。松の木が点在。登っていくうちに皇海山も見えてくる。大平山の南東尾根は急傾斜のようだ。ここを下るのは危ないかな?
(右手前が多分三角点峰、後ろに中倉山から沢入山、ちらっと皇海山)
景色を見ながら進み1182.3m三角点に到達し休憩。この先も気持ちの良い歩きが続く。
小屋の残骸やワイヤーなどが放置されいる場所もあった。いつの間にか半月山が見えていた。
気分の良い道はさらに続く。
1460m付近でようやく社山が見えてきた。
(右にちらっと男体山)
さらに進むと眺めのいい所があり、足尾の山がよく見えた。
1568m峰に登ると崩壊地を下に社山がだいぶ近くなった。
崩壊地は下まで薙ぎ落ちている。右を通過すれば問題なし。
さらに登ると岩っぽい場所有り。ちょっと不思議。
登るにつれてさらに眺めがよくなる。錫ヶ岳が見えてきた。さらに登ると白根山も。
山頂の一角に出て黒檜岳への分岐あたりにザックを置いて取り敢えず山頂に向かった。男女一組が休憩中。もっと開放的なところで休めばいいのに。ただここの山頂は来るたびに眺めが良くなっているように思えるが、気のせいだろうか。
休憩はザックを置いた場所で。しばし眺めを楽しむ。
さてこれからどうしようか。水は1Lを既に消費してしまった。残り1Lでは大平山はまず無理そうだ。あの急斜面を下るのもどうだろうか。ということでここで大平山は消し。中禅寺湖南岸尾根を歩くのも魅力だし、大平山の笹尾根を下るのも魅力的なのだが。次に阿世潟峠から下りるのも眺めが悪そうなので却下。残りは中禅寺山から南西の尾根を下るか半月山から深沢方面へ抜けるかだが、やはり長い距離は口渇に耐えられないだろう。まあ中禅寺山での残量により決定することにして東に進んだ。
山頂では別の二人組がさらに休憩中。何もこんな狭いところでとまた思ってしまう。下りていくと男体山と中禅寺湖が見え出す。太郎山、山王帽子山、於呂俱羅山も見える。高薙山も見えているのだろうか。正面には半月山と中禅寺山。
阿世潟峠でちょっと休憩。ここでも水分補給。こりゃ中禅寺山でおしまいだな。ちょうど上から下りてきてこれから社山へ向かうと言う単独行の男性と言葉を交わし、こちらはお先にと登っていく。ちょっときつくなってきたかな。振り返り登ってきた尾根や社山を撮しながら進む。
どうにか中禅寺山に到達。ここで残量は500mlを切ってしまった。
もうこの南西尾根を下るしかないな。たそがれオヤジさんたちが確か歩いていたな。例によっていい加減にしか記事を読んでいないので林道に下りる下り方が分からない。地形図を見るとどう下りても最後は急な下りになっている。まあ行くしかないので歩き出した。
気分のいい歩きだ。眺めもいい。この尾根上部からは社山から南方向に伸びる尾根がよく見える。
登ってきた尾根もよく分かった。皇海山も見えるんだ。いいルートだ。たそがれオヤジさんに感謝ですね。右側の急な斜面を意識しながら下っていく。ガレている場所もあった。1200m付近から尾根がはっきりしなくなってくる。笹はなくなり露出した地面と落ち葉の下りで滑りやすい。木を頼りに下りていく。
少し東に寄り過ぎたようで修正して林道の屈曲点あたりを目指して下りていく。下に道らしきものが見えてきた。もう一息だ。地形図にない道に下りられた。そのすぐ下に林道が見えそのまま下りていった。ああ良かった。
ここからは長い林道歩き。途中で渡渉する所もあった。足の裏が痛くなって歩きもゆっくりになってしまう。なんで舗装にしてあるのかなあ。いつもはそれほど苦にならない林道歩きも今日は足の裏の痛さで参ってしまう。1時間ちょっとでやっと電光掲示板。17°Cになっていた。駐車場はほぼ満車状態。朝にあった土浦ナンバーの車はまだあった。
毎度思うのだが下調べ不足。学習効果がないな。それと水分は十分量持っていかないとだめだ。最近はそれほど気温も上がらず飲む量も多くなかったので2Lで十分だと思ったが甘かったな。取り敢えず反省しておこう。多分また失敗を繰り返すだろうけど。
銅親水公園(25分)取り付き(1時間)三角点(1時間5分)1568m峰(45分)社山(1時間25分)中禅寺山(1時間)林道(1時間5分)銅親水公園
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コメント
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こんにちは。ご苦労さまでした。
野球親爺さんの場合、水との戦いのようなお歩きですね。私なんか、この間の大平山も、500ml飲んだかどうかですよ。こういうのは良くないのは分かっているのですけどね。水がもったいないといった気分が強くて。沢に下りてからガブ飲みされました?
社山の南尾根、久しく歩いておりませんが、いいですねぇ。こんなに良かったかななんて、思いだそうとしても、崩壊地意外の記憶が薄いのですよ。曇り空の中を歩きましたから、展望も悪かったし。
中禅寺山南西尾根、正解でしたか。ありがとうございます。すんなりと林道に出られましたね。さすがです。こちらは2敗のままです。
ところで、この南西尾根、盛りの時はツツジ街道かななんて思っておりましたけど、まだ早かったでしょうか。
投稿: たそがれオヤジ | 2013年5月 6日 (月) 17時25分
たそがれオヤジさん こんばんは。
こちらにしてみれば飲水量が少ないのは羨ましい限りです。
子供の頃からがぶ飲みしては汗をかいてました。習性ですかね。
ちなみに沢の水は飲みませんでした。
馬鹿尾根は天気の良い日に歩いてこその尾根だと思います。また行きたいです。
中禅寺山南西尾根もいいですね。眺めも雰囲気も良く、ヤブもないですしね。下の方を抜きにすればですが。林道へはスッキリとは下りてないです。GPSで見ながらですからねえ。
ツツジはまったく見ませんでした。もう少し先なんでしょうか。
投稿: 野球親爺 | 2013年5月 6日 (月) 21時00分
こんばんわ。
馬鹿尾根からだと、かなり長かったのではと思いますが、そろそろ水の確保も考えながら歩かねばならない季節になってきたということでしょうか。中善寺山南西尾根の下り道では、ツツジはまだだったでしょうか?咲きそうだなあと夢想しながら降りたのを覚えてます。最後の林道は自分も固い路面が嫌いなのでたぶん同じ思いだったろうと思います。西隣の松木山の尾根、1179P付近で熊さんとの情報、烏ヶ森さんの掲示板にありましたので、もしかしてお近づき?だったかも知れませんよ。たぬきくんで良かったですね。お疲れ様でした。
投稿: みー猫 | 2013年5月10日 (金) 22時01分
みー猫さん おはようございます。
私の場合は人一倍水を飲むのでこれからの時期は大変です。
中禅寺山の下りはまだ何も咲いてはいませんでした。もう少し先になりそうです。
松木山のクマさんですね。今度歩く時は鈴を打ち鳴らさないといけませんね。
投稿: 野球親爺 | 2013年5月11日 (土) 08時39分
ここ数ヶ月、こちらのサイトに良くお邪魔しているものです。
本日、通称馬鹿尾根行ってきました。
直前情報を載せて頂いたお陰で安心して行く事が出来ました。
天候にも恵まれ、今年1番の山歩きになりました。^^
投稿: 仮面林道ライダー | 2013年5月13日 (月) 21時04分
仮面林道ライダーさん はじめまして。こんばんは。コメント有難うございます。
拙ブログの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
馬鹿尾根の歩きは私にとっても本当に素晴らしい歩きでした。
私も仮面林道ライダーさんの記事を今後いろいろ参考にさせていただきますね。
これからもよろしくお願いします。
投稿: 野球親爺 | 2013年5月14日 (火) 00時21分