鶏岳(平成25年6月16日)
16日は仕事、17日は天気が良くなさそうなので今週は山はお休みと考えていた。17日は起床して外に出てみるとやはり天気は良くなさそうなので無為に過ごしていた。9時を過ぎた頃、外を見ると雨は止んだようだ。今から出かけてさっと歩けるところはないかなあ。時間も時間だし日光はまず無理、那須も遠いな。鶏頂山も遠いかも。消去法で残ったのはこの時期に登る山ではない塩谷町の鶏岳。どう見ても冬に登る山だな。この時期ヘビやらヤマビルやらいそうだ。ちょっと地図を見てみると鶏岳の麓には南から東にかけて林道があり、西から北にかけて破線路が書かれている。この破線路を探索するのもいいかもと季節感のない歩きに出かけた。
結局ヤマビルにやられてしまいました。あちこちから出血した、といっても微量なので血の気の多い野球親爺には却ってよかったかも。でもないか。
鶏岳(667.8M)
今回で3回目。通常ルートはもういいだろう.西古屋ダムやその上流をちょっと探索がてら歩くことにした。前回停めた墓地に停めさせていただいた。冒頭の写真はその場所から少し北に歩いたところから撮った。
いつもは赤い鳥居をくぐって行くのだが、この日は舗装道路を進む。林道に出合う手前に変電施設があった。林道と交差して先に進むと左手にダム。水はそれなりにあるのだろうか。右の斜面を見ながら進むが取り付けそうな所はなかなかなさそうだ。
ダムの北端の348Pで地形図では道は左折するが実際には直進する道も少し細いがあったのでここを進んでみた。いつの間にか道は沢に消えてしまった。雰囲気の悪くない所だったので水量も少ないため少しの間沢を歩く。滑って転んだら痛いので慎重に進む。
適当なところで左側に上がり多分あるだろう道を目指して行くとちゃんとした道があった。そこを歩いていく。途中左手に滝と呼べるかわからない滝もどきがあった。
今日は取り敢えず破線路を辿ることがひとつの目的なのでさっさと進んでいく。途中には一部小さな伐採地などもあった。そろそろ東向きに道が曲がるはずだと思いながら進んでいくが一向に直進したままだ。ふとGPSを見ると既に東に向う破線路より北に進んでいるぞ。でも道は北にずっと続いていそうだ。今回は直進する道の探索ではないので少し戻って東に向う破線路に入っていく。こちらの方がはるかに分かりづらい。
数分歩くと薮のない道に出る。ここから鶏岳に取り付く手もあるが、破線路の踏破が第一だ。さらに東進すると、道は不鮮明になるものの一番低い所を歩けばいいだけ。そのうち道は沢になってしまう。低い所に水が流れているようだ。ここにも滝もどきだ。一応滝壺有り。
こんな所を進んでいく。
滑らないようにしないと。林道と合流する手前の沢は少し水量が多いようで、渡れそうなところを探して渡った。ギンリョウソウあり。
(以前は気味が悪かったが、今は何故か笑えます)
さあ、破線路は歩き通せた。折角だからおまけに鶏岳に登ろう。北北東尾根と言ったらいいのかな。あまり傾斜のきつくない所から取り付いた。
結構鹿の落し物あり。伐採された木が邪魔なところもあった。踏み跡はあるようなないような。誰でも分かる踏み跡のあるところも。
590Pには標石と境界見出標があった。600m付近からは予想通りの急傾斜。怖がりの野球親爺が登れるか不安だったが、掴まる木も沢山あってどうにかクリア。後ろを振り返ると周囲の山が見えたが名前は分からない。590Pは分かりました。
(このずっと左側を登る)
傾斜が緩やかになれば山頂は近い。裏口からゴメンなさいで祠の所に出た。南から登ってくるより面白かった。感慨はない。眺望もあまりよくない。鶏鳴山は見える。この山も今度行くとすれば西からしかないかな。東側は無残としか言えない状態だから。
(指が写っちゃいましたね)
あとは通常ルートで下りた。
車に戻って靴を脱ぐとヤマビルだ。やはりいたな。以前にやんちゃオヤジさんが言っていたやつだな。ここでひと安心したのも束の間。いつの間にか左手に食らいつかれている。無理やり取ったら傷口が・・・。ヤマビルは血が固まりにくくなる物質を出しながら血を吸うらしい。元々血が若干止まりにくい体質なのでなかなか血が止まらなかった。シャツだけ着替えて家に戻り車の中で見てみると着替えたシャツに血が付いている。ズボンの左足にも血が付いている。なんのことはない左足を下から伝っておなかに腹一杯にしたヤマビルがくっついていたわ。何も気づかないなんてマヌケもいいところだね。
この後洗濯したら生きたヤマビルが1匹。その後脱水をかけて干す段になって哀れな姿になったのが2匹とだいぶヤマビルに好かれたようだ。夏は高山に限る。
駐車地(90分)取り付き(50分)山頂(40分)駐車地
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