2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« 山口へ(平成25年6月8日、9日) | トップページ | 磐梯山(翁島登山口から)(平成25年6月30日) »

2013年6月17日 (月)

鶏岳(平成25年6月16日)

P6160001

16日は仕事、17日は天気が良くなさそうなので今週は山はお休みと考えていた。17日は起床して外に出てみるとやはり天気は良くなさそうなので無為に過ごしていた。9時を過ぎた頃、外を見ると雨は止んだようだ。今から出かけてさっと歩けるところはないかなあ。時間も時間だし日光はまず無理、那須も遠いな。鶏頂山も遠いかも。消去法で残ったのはこの時期に登る山ではない塩谷町の鶏岳。どう見ても冬に登る山だな。この時期ヘビやらヤマビルやらいそうだ。ちょっと地図を見てみると鶏岳の麓には南から東にかけて林道があり、西から北にかけて破線路が書かれている。この破線路を探索するのもいいかもと季節感のない歩きに出かけた。

結局ヤマビルにやられてしまいました。あちこちから出血した、といっても微量なので血の気の多い野球親爺には却ってよかったかも。でもないか。

鶏岳(667.8M)

今回で3回目。通常ルートはもういいだろう.西古屋ダムやその上流をちょっと探索がてら歩くことにした。前回停めた墓地に停めさせていただいた。冒頭の写真はその場所から少し北に歩いたところから撮った。

いつもは赤い鳥居をくぐって行くのだが、この日は舗装道路を進む。林道に出合う手前に変電施設があった。林道と交差して先に進むと左手にダム。水はそれなりにあるのだろうか。右の斜面を見ながら進むが取り付けそうな所はなかなかなさそうだ。

P6160007

ダムの北端の348Pで地形図では道は左折するが実際には直進する道も少し細いがあったのでここを進んでみた。いつの間にか道は沢に消えてしまった。雰囲気の悪くない所だったので水量も少ないため少しの間沢を歩く。滑って転んだら痛いので慎重に進む。

P6160016

適当なところで左側に上がり多分あるだろう道を目指して行くとちゃんとした道があった。そこを歩いていく。途中左手に滝と呼べるかわからない滝もどきがあった。

P6160024

今日は取り敢えず破線路を辿ることがひとつの目的なのでさっさと進んでいく。途中には一部小さな伐採地などもあった。そろそろ東向きに道が曲がるはずだと思いながら進んでいくが一向に直進したままだ。ふとGPSを見ると既に東に向う破線路より北に進んでいるぞ。でも道は北にずっと続いていそうだ。今回は直進する道の探索ではないので少し戻って東に向う破線路に入っていく。こちらの方がはるかに分かりづらい。

P6160035

数分歩くと薮のない道に出る。ここから鶏岳に取り付く手もあるが、破線路の踏破が第一だ。さらに東進すると、道は不鮮明になるものの一番低い所を歩けばいいだけ。そのうち道は沢になってしまう。低い所に水が流れているようだ。ここにも滝もどきだ。一応滝壺有り。

P6160043

こんな所を進んでいく。

P6160047

滑らないようにしないと。林道と合流する手前の沢は少し水量が多いようで、渡れそうなところを探して渡った。ギンリョウソウあり。

P6160052

(以前は気味が悪かったが、今は何故か笑えます)

さあ、破線路は歩き通せた。折角だからおまけに鶏岳に登ろう。北北東尾根と言ったらいいのかな。あまり傾斜のきつくない所から取り付いた。

P6160056

結構鹿の落し物あり。伐採された木が邪魔なところもあった。踏み跡はあるようなないような。誰でも分かる踏み跡のあるところも。

P6160068

P6160069_2

590Pには標石と境界見出標があった。600m付近からは予想通りの急傾斜。怖がりの野球親爺が登れるか不安だったが、掴まる木も沢山あってどうにかクリア。後ろを振り返ると周囲の山が見えたが名前は分からない。590Pは分かりました。

P6160078

(このずっと左側を登る)

傾斜が緩やかになれば山頂は近い。裏口からゴメンなさいで祠の所に出た。南から登ってくるより面白かった。感慨はない。眺望もあまりよくない。鶏鳴山は見える。この山も今度行くとすれば西からしかないかな。東側は無残としか言えない状態だから。

P6160092

(指が写っちゃいましたね)

あとは通常ルートで下りた。

車に戻って靴を脱ぐとヤマビルだ。やはりいたな。以前にやんちゃオヤジさんが言っていたやつだな。ここでひと安心したのも束の間。いつの間にか左手に食らいつかれている。無理やり取ったら傷口が・・・。ヤマビルは血が固まりにくくなる物質を出しながら血を吸うらしい。元々血が若干止まりにくい体質なのでなかなか血が止まらなかった。シャツだけ着替えて家に戻り車の中で見てみると着替えたシャツに血が付いている。ズボンの左足にも血が付いている。なんのことはない左足を下から伝っておなかに腹一杯にしたヤマビルがくっついていたわ。何も気づかないなんてマヌケもいいところだね。

この後洗濯したら生きたヤマビルが1匹。その後脱水をかけて干す段になって哀れな姿になったのが2匹とだいぶヤマビルに好かれたようだ。夏は高山に限る。

駐車地(90分)取り付き(50分)山頂(40分)駐車地

Photo




« 山口へ(平成25年6月8日、9日) | トップページ | 磐梯山(翁島登山口から)(平成25年6月30日) »

男鹿山塊・高原山」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
私が先頭を切ってやらなければいけないようなコースを先に歩いていただいちゃいました。
あの沢沿い破線は私も気になってましたが、あんな感じなのですか。よさそうな所ですね。
私は、ヤマビルとは遭遇したことがないので、そのうち、体験しなければいけないのでしょうね。
この山は晩秋や冬にトライしてみます。

”にわとりだけ”

って読むんですね。
最近太り気味で、肉類は「にわとりだけ」なんて~
小生は、酉年。 鶏つながりはケッコウなことで。

閑話休題

昨秋、西那須野の知り合い仕事場を急襲。
残念ながら、お目当ての御仁はお休みでした。
その帰り、日光市に抜ける際に国道461号を選択。
高原山の山塊に眼を奪われました。

ところで、地図を観ていると鶏岳南東より麓に
「百目鬼」という地名を発見

読みは?

「どうめき,どめき,ももめき,ひゃくめき,とどめき,もめき」のどれですか?

ご教示ください。

当地台風が近づいています。
早仕舞いしました。

連投すみません。

さらに、この白い粘菌類のようなキノコのようなのは何ですか?

しかし、観察眼がすばらしい。(足元のそれを踏み潰さぬようあるく 山頭火風)

写真から、生き物に対しての慈しみが感じられます。

親爺さんは、照れ屋さんですね。

こんばんわ。
自分も昨年の今頃、食いつかれる寸前でしたけど
やっぱり居るんですね~(画像が無くて良かった?)
北側ルート、状況が分かってありがたいです。
今度行くときは通ってみようと思います。

ななころびさん こんばんは。
ななころびさんが行かれる前に行ってしまってすみません。行くところがほかになかったもので。
破線路探索としては面白かったです。北北東尾根もよかったです。
ななころびさんのおっしゃる通りヤマビルの餌食にならないためにも晩秋や冬がいいですね。

Keroさん こんばんは。
酉年ですか。一緒ですね。
高原山も見る方向によってはだいぶ違います。釈迦ヶ岳が目立つ場所もありますし、鶏頂山の綺麗な山裾が見える場所もあります。

「百目鬼」はなんて読むのでしょうね。昔どうめきという名前の人がいましたが。

きのこのような植物はギンリョウソウです。ユウレイダケとも言うようです。
実際目にするとユウレイダケという名は納得すると思います。
観察眼がなくても下を見て歩いていれば誰でも気がつきますよ。

ミー猫さん こんばんは。
食いつかれる寸前でしたか。
私はマヌケにも食いつかれていても気づきもしませんでした。
血を吸って巨大化した姿にはびっくりさせられました。
画像を載せるのはちょっと。ピンボケに写してしまいましたしね。

北側ルートは色々ありそうですので、お暇な時にでも探索を。

こんにちは。磐梯山の後にこの記録を訪問しました。破線路歩きや鶏岳山頂に北側から上がった点が自分の経験と共通していたもので、とても面白く拝見致しました。

ヤマビルいるのを承知で破線路探索と鶏岳をセットで歩かれるとは、驚きを禁じ得ません。
山仕事する人でも、今の時期にこの辺りの山域(やんちゃオヤジさんの裏庭?)に入り込む人はほとんどいないでしょうから、希少な情報です。

何年か前まで毎年春先にこの山域で遊んでいました(URL: http://4.pro.tok2.com/~forester/images/Nishimae-Takahara.htm#西前高原)。白石川や土佐川奥部の尾根縦走は野球親父さんの嗜好に合うかもしれません。ハンターが多数入り込む山域なので晩秋は避けた方が無難かと。ヤマビル活動期と狩猟期間の関係で、2月下旬から4月の季節限定の山域と思っております。

Yoshiさん こんばんは。
ヤマビルを甘く見ておりました。知識不足でこんな時期に歩いてしまいました。
さぞ呆れられていらっしゃることと思います。
でも歩き自体は非常に面白かったです。沢の雰囲気や北からのちょっと怖そうな登りなど本当に満足できました。

西前高原はYoshiさんの記事で前々から行きたいと思っていましたが、先延ばしになっていました。
今日改めて拝見しますと、3、4回に分けてでないと私には歩けませんね。
それにちょっと怖そうな場所もありそうでどうなりますか。
ハンターとヤマビルはもうご勘弁願いたいので来年の3月でしょうか。

スーパーコピーブランド専門店
ぜひ一度のスーパーコピーブランド品をお試しください。
驚きと満足を保証できます。
ご利用を心からお待ちしております。
営業時間: ご注文はオンラインにて年中無休24時間受付けております。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 鶏岳(平成25年6月16日):

« 山口へ(平成25年6月8日、9日) | トップページ | 磐梯山(翁島登山口から)(平成25年6月30日) »

最近のトラックバック