磐梯山(翁島登山口から)(平成25年6月30日)
梅雨の時期は天気が読みづらい。天気予報では栃木県内の山は雨の可能性有り。群馬もあまり変わらない。福島に目を向けると磐梯山や安達太良山あたりは昼頃までなら雨に降られることもなさそうだ。29日の夜遅くまで検討した結果、磐梯山に決めた。平成17年に猪苗代登山口から赤埴山も含めて登っている。北側からのルートも考えたが、結局は南側の翁島登山口からのピストンにした。
磐梯山(1818.6M)
猪苗代リゾートスキー場の中に登山口はあり、10台以上車を止めることのできるスペースがあった。2台停まっていた。生憎の天気で上の方は何も見えない。猪苗代湖も見えるか見えないかといったところ。登山口の案内があってここから入る。
ゲレンデの脇を登っていくようだ。道はしっかりしている。林道に出て指示に従って右折して少し行くと案内があってここからまた入っていく。
眺めの良くないジメっとした傾斜のあまりきつくない道をテクテクと進む。道にはみ出す葉っぱや枝で濡れてしまうのは仕方ない。足元にはマイズルソウだろうか。後ろを振り返って見ても雲海しか見えない。標高1200m付近でゴンドラからの道を合わせる。道は滑りやいので注意が必要。まだ登りはいいかもしれない。100mほど登るとロープ場。登ったら左にトラバースする感じになってそこにもロープが張ってあった。
(帰りに撮影 うっかりすると滑ります)
ウラジロヨウラクが目につきだした。色があまり冴えない。振り返って見ても雲海。
登るにつれて木が低くなって道も乾いてくる。いろいろな花が咲いているなあ。名前の知らないものもあるぞ。
(ヤマツツジ)
(コメツツジ)
(ウラジロヨウラク)
(タニウツギ?)
(マルバシモツケ?でしょうか)
(ハクサンチドリと指)
ウスユキソウや黄色い花が沢山咲いている。写真を撮りまくったが、後で見たら殆どがピンボケだった。木もだいぶ少なくなって後ろを振りかえって見るとやっぱり雲海。でも少し晴れてきたかな。ただ山の天気はすぐに変わります。
少し岩が目立ってくる。上の方から単独のお方がやってきたのでお話をした。会津若松から来られたそう。言葉はイントネーションが九州あたりっぽい。いろいろお話を伺うと2年程前に熊本からこちらにいらしたとのこと。九州にはクマはいなくて安心ですねなどと話したら、女性がクマらしき生き物を見たという話があるそうで、どうなんでしょうね。5分ほど勝手に喋ってしまい申し訳なかったです。
黄色い花とウスユキソウがいっぱい。
(ミヤマキンバイらしい。黒いのは虫です。)
(ウスユキソウ)
さらに登るともうおひとかた。こちらさんとは挨拶だけ。また後ろを振り返る。
(だいぶ晴れてきたようだが、やはり長くは続かなかった。)
なかなかペースが上がらない。花のせいではないようだ。体調不良でもなく単に年のせいかも。そんな気持ちでいると上の方に文字が見えた。近くに行ってみるともう一息だね。
本当にもう一息、5分もかからず山頂に到着。人はそれなりに。周囲はまったく遠望が効かない。天気が良ければ360度の好展望なのだろうが。
三角点と石祠は山名板より高いところに有り。山頂の南側は黄色い花の群生地らしく、入り込まないようにロープが張ってあった。そこにミヤマキンバイの名前が書かれていて初めて黄色い花の名前を知った。昼食にはだいぶ早いが腰を下ろして腹ごしらえ。お湯を沸かしてコーヒーも。休憩している時にゴミ拾いをしている男性がいらした。頭が下がります。
帰りは下り一辺倒だから楽といえば楽だが、苦と言えば苦とも言えなくもない。滑らないように気を遣う。段差も結構あるところも。下りでは登ってくる15人くらいとすれ違った。ゴンドラ利用と思われる人たちもいたようだ。
ロープ場前後は滑りやすかった。ゴンドラへの道に誘われスキー場へ。暑苦しそうな登山道とはおさらば。ゲレンデトップで寛いでいる人たちもいるんだなあ。半ば反則技のゲレンデ歩きをして霞んだ猪苗代湖を見ながら車に戻った。磐梯山を振り返って見たが山頂は見えなかった。
登り2時間30分 下り1時間20分
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コメント
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こんばんは。
磐梯山、いいですね。だいぶ前に一度行ったきりです。
そういえば、スキー場のゲレンデの脇を通った記憶がありますから、今回の野球親爺さんと同じコースだったかもしれませんね。確か、残雪がまだあったような。
天気がいまいちながらも、花が満開ですね。花のことは知りませんが、不愛想に花もないところを歩くよりも、気分はいいじゃないですか。
今年は、会津の山も、大河ドラマの影響で、これから、混むのでしょうかね。
投稿: たそがれオヤジ | 2013年7月 2日 (火) 22時21分
たそがれオヤジさん こんばんは。
磐梯山は色々なコースがあるようです。今回のコースは前日に知りました。
花があって救われました。
会津の山もどうなんでしょうか。八重の桜も伸び悩んでいるようですね。
書くのを忘れたのですが、今回も例によって催しまして、ICを降りてからあちこち探したのですが、探し当てた2箇所とも鍵がかかってましたよ。
切羽詰った状態ではなかったので山でもいたすことはありませんでしたけど、観光客のマナーが悪いので鍵をかけるのでしょうかね。
ちなみに磐梯山では携帯トイレが推奨されているようです。登山口でのトイレの設置を願うばかりです。
投稿: 野球親爺 | 2013年7月 2日 (火) 23時32分
野球親父さん はじめまして。
翁島ルートを選択するとは渋いですね。晴れた日は眺めが良い反面、日射を遮ることができないつらいコースです。翁島が出身地なもので懐かしく拝見しました。この時期に登ったことがないので、ハクサンチドリが見られるとは知りませんでした。
30年以上前(スキー場ができる前)に二度、翁島コースから登ったことがありますが、当時は頂上以外で人に遇ったことはないですね。今は7割方が八方台から往復する団体客で、2割が猪苗代スキー場から、残りの1割がその他(裏磐梯、翁島、渋谷、川上)ってとこでしょうか。最後に登ったのは15年以上前の紅葉の時期ですが、その時は弘法清水小屋から山頂まで人の列ができていてびっくりした記憶があります。今はもっとすごいことになっているかもしれません。静かで変化に富むという点では渋沢コースがお勧めです。
投稿: Yoshi | 2013年7月 7日 (日) 23時50分
すみません。誤りを訂正します。
誤:渋沢コース → 正:渋谷コース
投稿: Yoshi | 2013年7月 7日 (日) 23時54分
Yoshiさん こんばんは コメントくださり有難うございます。
はじめまして、と申しましてももう10年以上前から「高原山探訪」を見させていただいておりました。
Yoshiさんは翁島のお生まれだったのですね。
翁島コースはいいルートだと感じました。花がいいですね。
下の方はちょっと視界も悪く蒸していましたけど。
ゴンドラが運行される時期は翁島ルートで登る人もだいぶいるかもしれません。
渋谷コースですね。今度登るときはこのコースで櫛ヶ峰にも行ってみたいです。
有難うございました。
投稿: 野球親爺 | 2013年7月 8日 (月) 22時38分