守子神社~西平岳~中岳~釈迦ヶ岳周回(平成25年7月15日)
3連休の最後の日も天気はすっきりしない予報。遠出もする気がおきないし早起きも翌日に堪えるしなあと、登り口まで1時間とかからない高原山に行ってきた。今年の3月に残雪期の釈迦ヶ岳に行った時と同じようなルートで代わり映えがしないが、5年ぶりに歩く林道の状況も分かったのでまあ良かったかな。最近続いていた燃料切れもどうにか起こさずに歩けたようだ。
西平岳(1712M)、中岳(1728M)、釈迦ヶ岳(1794.9M)
今回は守子神社先の分岐から時計回りに歩いたが、平成16年に反時計回りに回っているので多少趣を変えてと言ったところ。
3月の時にはいつも車を停めるところが工事用プレハブの建物があったのではるか下に停めて歩いたが、今回は建物が既に撤去されていたのでそこに停めた。登山口のそばにスペースはあるのだが、林道走行が鬱陶しいのと工事関係者以外進入禁止の看板に気後れしていつもここに停めてしまうのだ。
歩き始めの道路は濡れていた。10分もすると仮称守子登山口に到着。草に覆われ登るところが見えにくくなっている。
思ったほど濡れていないようだ。守子神社を過ぎ、15分ほどで西平岳登山口分岐。はっきりした道がついている。
明瞭な道にもかかわらずピンクテープがこれでもかというほどあって気分が悪くなる。いくつか沢を渡って雰囲気のいい場所を通過するが、余計なテープが台無しにしてくれる。
沢を越えて林道終点に到達。すぐ右に前山への登り口がある。この先の林道は5年ほど前に歩いた時に山崩れみたいな場所や落石などがあったので、今はどうなっているのかと興味のあるところだったが、思いの外整備されていたのでびっくりしてしまった。車が通れるかどうかは何とも言えないが。
林道を15分も歩くと西平登山口。10年近く前までは5月ごろに山開きがあって、ある程度の人数がここから登っていったようだが、今はどうなっているんだろうか。
ここからはしばらく登り一辺倒だ。ちょっと登ると眺めのいい方に行く踏み跡があったので行ってみると、ヤマビルの巣窟、鶏岳と思しき山が見えた。今日はさすがにいないだろうな。虫除けスプレーやヤマビルファイターは持ってきていないので、効果があるかは定かではないがズボンの裾を靴下の中に入れて歩いた。
緩急はあるもののずっと登りだけ。1501P手前には道が二手に分かれるので左に行ってみた。途中で適当に高みに進むと「野仏50M先」の板があって、わざわざ戻って見てきた。すんなり左の道を進んでいけば余計な労力を使わなかったものを。
さらに進んだところで降りてくる単独行の男性に出会う。どんなルートで来たのかは不明。西平岳南の肩というべき辺りまではちょっと登りがきついかな。南の肩からは山頂まではなだらか。途中に赤い小さな鳥居が有り、その後ろには石仏があった。
西平岳はおよそピークらしくないところ(中岳もですが)。山部さんの山名板もどうにか持ちこたえているようだ。(下半分はどうしたのでしょう)
ここで一休み。風がなければこの先のガレた所で周囲を眺めながら休みたかったのだが、かなりの風なので山頂で休んだ次第。この時期飲水量が半端ではない。今日は4Lも持ってきている。(結局は2.5Lで済んだ)
休み終わって歩き出すと何やら足元に青い植物がある。今日初めて見た花だ。名前は不明。写真に撮ったがピンボケで何なのかわっぱり分かりません。この後も花は少ししか見られなかったなあ。シロヤシオらしき木が沢山あったのでその時期にはさぞ見事だろう。相変わらずだが登る時期を間違えているようだ。
ガレ場に出ると眺めはいい。風が強いので眺めを楽しむといった気には全くならない。まだ新しい石祠が岩の上に強固に建てられていた。
ここのガレ場は以前よりだいぶ赤くなったような気がするが気のせいだろうか。もう少し茶色っぽかったが。季節や気候によって変化するのかな?
樹林帯に入って一安心。中岳は岩っぽいところを登り降りする。ちょっと危なげな所もあるがロープなどがあってそれを頼りにすることもできる。登りの途中で鶏頂山がすごく近くに見える。
中岳山頂もなんにもないところだが、中岳の雰囲気は野球親爺好み。何もなくて暗いんですけどね。眺めも良くないし。説明できないが落ち着くというか嬉しくなるというか、ちょっと自分でもよく分かりません。
中岳から一旦降りて登り返して釈迦ヶ岳。こちらからの釈迦ヶ岳もお気に入りの一つ。このコースは地味だけどいいなあ。ツツジの季節なら尚更だ。
登り返しはちと辛いが少しの辛抱。前山からの道を合わせれば2、3分で山頂だ。誰もいない。数分で鶏頂側から一人やってきた。大間々から来たようだ。鶏頂まで行ってきたそうだ。一旦釈迦ヶ岳に登ってみたが何も見えないので鶏頂山に行き、また戻ってきたようだ。少しは晴れたのでよかったですね。
山頂からは日光の山は辛うじて見える。近くの山はよく見えた。残雪期の方が眺めがいい。最近は食事もあまりできないことが多いが、今日は腹ペコだ。おにぎりを3個も食べてしまった。もう少し食べたいが3個しか買ってきていないのでおしまい。釈迦ヶ岳の山頂は思ったほどは風が強くない。てっぺんは禿げているが周囲は低いながらも木があるので多少防御されているのだろうか。
下りはあっという間だ。最初の急な下りで笹をかき分けて歩いていたら腕に何やらついている。ダニか?すぐに振り払った。「トリドの池」なるものがあったような記憶があるが、干上がったそれらしきものがあるだけだった。
周回してきて結局2人と会っただけだった。今日のコースが釈迦ヶ岳に登るルートとしては個人的には一番いいと思う。
駐車地(10分)登山口(40分)西平岳分岐(35分)西平岳登山口(1時間30分)西平岳(25分)中岳(25分)釈迦ヶ岳(35分)前山(50分)登山口(10分)駐車地
« 赤薙山、丸山(平成25年7月13日) | トップページ | 日光白根山から南斜面を下り白檜岳、白根隠山、前白根山、五色山、金精山(平成25年7月21日) »
「男鹿山塊・高原山」カテゴリの記事
- 黒滝山(百村本田からピストン)(平成30年12月8日)(2018.12.09)
- 鶏頂山(リハビリ歩き)(平成30年11月24日)(2018.11.25)
- 芝草山(平成30年11月4日)(2018.11.04)
- ミツモチ(平成30年10月28日)(2018.10.28)
- 西平岳(日塩道路から南西尾根を辿って)(平成30年3月25日)(2018.03.29)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« 赤薙山、丸山(平成25年7月13日) | トップページ | 日光白根山から南斜面を下り白檜岳、白根隠山、前白根山、五色山、金精山(平成25年7月21日) »
こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま~す。よろしくお願いします
投稿: プラダ バッグ | 2013年7月28日 (日) 07時33分
プラダ バッグ さん こんばんは。
こちらこそよろしくお願い致します。
投稿: 野球親爺 | 2013年7月28日 (日) 21時29分
野球親爺さんはじめまして、いつも楽しく拝見させて頂いています。
守子神社から西平岳登山口奥の林道終点出合いまでのテープを付けたのは実は私です。
昨年 守子神社から反時計回りに釈迦ヶ岳 中岳 西平岳と初めて歩いた際、その林道終点から守子神社に戻る途中迷ってしまい、結局沢を降るはめになってしまいまして。
たしかに、一面緑色の森の所は私大好きで、気分が悪くなるのは最もですね。気分を害してしまいましてすみませんでした。近々外してまいりますので勘弁してください。
投稿: ヒデ | 2014年4月 7日 (月) 05時59分
ヒデさん コメント有難うございます。拙ブログにご訪問有難うございます。
私は目印のテープを否定する訳ではありません。
要所要所では大変ありがたく思うことも少なくありません。
もう少し間隔をあけて付けるなどしていただければと思った次第です。
あの辺りの雰囲気はいいですよね。
四季を通じて歩いてみたい場所です。
投稿: 野球親爺 | 2014年4月 7日 (月) 21時35分
野球親爺様こんにちは
昨日守子口から、テープを外すべく西平岳方面に入った所、ほとんど外されていましたね・・汗
スタートが遅かったため林道出合いから前山直登で守子口へ時計回り周回。あれほど酷かった倒木も綺麗に処理され楽しい山歩きでした。
なんといっても新緑と白ヤシオ 山ツツジが綺麗でしたね。
投稿: ヒデ | 2014年5月26日 (月) 12時48分
ヒデさん こんばんは。
わざわざ再訪していただき、申し訳ありませんでした。
先週ミツモチの尚仁沢左岸尾根のシロヤシオを見てきましたが、前山は右岸尾根にありますから時期的に良かったのではないでしょうか。
話は変わりますが、以前は釈迦ヶ岳の山開きをやっていたと思いますが、今はもうやってないのでしょうね。
投稿: 野球親爺 | 2014年5月26日 (月) 21時49分
野球親爺様こんにちは
高原山の山開き登拝は今年は5月22日に行われたそうです。昨年も行われたようです。登山道整備も、それに合わせての事のようですね。
投稿: ヒデ | 2014年5月28日 (水) 05時27分
ヒデさん おはようございます。
貴重な情報をありがとうございました。
一度参加してみたいです。
投稿: 野球親爺 | 2014年5月28日 (水) 09時14分