一切経山、東吾妻山(平成25年8月25日)
いつものように天気予報を確認すると日光の山は雨が降りそうだ。北のほうが天気がいいらしい。また福島の山にしようか。昨年6月に中途半端な歩きになった一切経山にでもまた行ってみるか。一切経山自体には思い入れはないがその北にある魔女の瞳と言われる五色沼を一度見てみたい。ついでと言ってはなんだが東吾妻山と吾妻小富士も登ろうかと考えた。しかし、結局は天候や気力の問題もあり吾妻小富士には登らなかった。
一切経山(1948.8M)、東吾妻山(1974.7M)
浄土平は予想通り人が多い。まあ仕方ないな。前回とは打って変わって青空だ。一切経山方面もよく見える。風は強い。この辺りは常に風は強いのだろう。
まずは木道を歩く。リンドウ、アキノキリンソウ、ヤマハハコなどが咲いている。
登山道にも人は多い。あまり強くない傾斜を登って木道を行くと分岐になり、右に進路を取るとすぐに酸ガ平小屋。別に用はないのでそのまま一切経山に向かう。風はやはり強いが前回ほどではなくちょっと寒く帽子が風に飛ばされそうになるくらいで体まで持っていかれることはない。このあたりもやはり風の通り道なのだろう。おそらくいつ来ても風の洗礼を受けそうだ。振り返ると鎌沼が見えた。
前回はすぐに山頂に着いたような記憶があったがなかなか着かなかった。しばらく歩くと見覚えのある山頂の景色。今日は360度の展望だ。前回は視界数メートルだったからエライ違いだ。お目当ての五色沼は少し北に行って初めて見える。素晴らしい眺めだ。なんという青さだろう。しばらく眺める。風でさざ波が立っているのも見えた。ここでしばらくじっとしていたい気分。いかんせん風が強くて寒い。
風に耐えられず戻る。山頂からは吾妻小富士、東吾妻山が見える。多分西吾妻山も見えているのだろうがよく分からなかった。
分岐まで戻って鎌沼へ向かう。木道脇のリンドウが花開いている。
鎌沼を過ぎ姥ヶ原に向かう途中でチングルマの綿毛を見かけた。
姥ヶ原から南の東吾妻山に向かう。道は沢になっているところが多い。前回は雪解けのためかと思ったがそうでもないようで、少しでも雨が降ると沢になってしまいそうだ。樹林帯の掘れた道を進むのは気分はあまりよくない。樹林帯を抜けると裏磐梯の湖沼群が見えてくる。山頂も近い。少しの登りで山頂に到達。天気が良くてよかった。
会津磐梯山や猪苗代湖などここも360度の展望だ。標柱みたいのが見えるからあれが一切経山だろう。吾妻小富士も見える。ここで大休止。風を避けるように西の方を向いて休憩。
だいぶ休んだので先に進もう。東吾妻山から少し降りたところでタテヤマリンドウ発見。
会津磐梯山と猪苗代湖の展望地に寄ってみた。なるほどいい眺めだった。
さらに進むと1911P付近の湿地にはチングルマの綿毛やリンドウ、そしてモウセンゴケが見えた。
ここから景場平までは試練の道悪下り。滑りやすくぬかるんでいる。非常にストレスのたまるところだ。このあたりもいつもぬかっている感じ。しばらく晴天が続かないと乾かない気がする。途中で安達太良山方面が見えた。
ようやく道悪を過ぎて木道になり景場平。大きめの地塘あり。
この先の鳥子平までも道悪が続いた。かなりストレスフル。湿原が処々にあってなかなかの景色なのだがこの道悪はご勘弁を。10日くらい晴天が続いたあとにしか来れないな。鳥子平にも地塘あり。高山へ向かう木道があった。
ここからも所々でぬかるみ有り。そのうち雨が降りだした。最初に一切経山に登ってよかったよ。魔女の瞳を見損ねるところだったぜ。傘を差しながら歩くが、道を木が覆っている場所があり歩きづらい。吾妻小屋を過ぎ桶沼があることをすっかり忘れていて道を直進し浄土平に着いた。雨も降ってきたし疲れたので吾妻小富士は今回もパス。また来ることもあるでしょう。あまり人のいない時期に来よう。そんな時があるのかなあ?
浄土平(1時間10分)一切経山(1時間20分)東吾妻山(1時間5分)景場平(30分)鳥子平(55分)
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