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2013年10月22日 (火)

今でも思い出す山で会った人たち(その1)

山歩きをするようになって15年くらいだろうか。山歩きを始めた頃は山で人とお話することがままあった。その中には今でも時々思い出す方が何人かいる。名前は聞いていないし、はっきり言っていま会ってもわからないだろう。でも書いておきたい。

日光のAさん(太郎山にて)(平成15年8月)

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光徳から山王帽子山経由で太郎山に行った時のこと。小太郎山で会ったAさん。日光の人。私は太郎山は初めてで、小太郎山から太郎山へ向かうところにあるらしい岩場が不安だった。Aさんは初めてではないようで岩を直で登ると怖いが、登れずに行けるから大丈夫と言っていた。小太郎山でだいぶ話したあと先に行ってもらった。私はAさんが岩場を通る姿を見て大丈夫そうだと確認して、歩いてみたらそれほど大したことなく通過できた。

太郎山山頂でまたお礼を言いがてら30分以上は話しただろうか、小太郎山の時と合わせると1時間以上話していたことになる。話した内容は殆ど覚えていないが、楽しく話した。その後私は新薙方面へ降りて、林道をテクテクとと歩いて光徳まで戻った。Aさんは山王帽子山登山口までピストンで戻って行った。

話はこれで終わりではない。翌年の7月に菅沼から白根山に登ろうとして丁度弥陀が池につく頃、下山しようとしていた二人連れとすれ違った。こちらはあまり人の顔を見ずに挨拶したが、二人連れのうちの一人が「先日お会いしましたね。」と声をかけてきた。私はつい先日のことかと思い、「いいえ。会っていませんよ。」と答えた。すると「去年、太郎山でですよ。」と。「ああ、あの時の。」なんと奇遇なんだろうかと思ってしまった。

さらに続いて発せられた言葉に感動してしまう。「太郎山から降りたあと、車で林道に行ってみたんですよ。もしまだ歩いていたら乗ってもらおうと思って。でも、見当たらなかったですね。」なんと初対面の素性のわからない人間にここまでするだろうかと。私にはできないと思った。多分その時は私は言葉にしていないだろう。本当に有難うございました。またお会いできるといいですね。

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