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2013年10月25日 (金)

今でも思い出す山で会った人たち(その3)

今回の山で会った思い出す人とは知っている人は知っているでしょう。

佐野のTさん(諏訪岳山頂手前北約310m地点)(平成19年1月)

諏訪岳の北東にある297.6m三角点(小野寺山)から佐野市と岩舟町の市町境を辿って諏訪岳北尾根から山頂に向けて登っていくと、向こうから降りてくる人がいた。だいぶ高齢のように見えたが金剛杖のようなものを持ってしっかりとした足取りで歩いていた。ふと見ると杖には何とか登頂と書いてあった。こちらは立ち止まって「お元気ですね。」と声をかけた。向こうも「珍しい方向から来るね。」というようなことをおっしゃったと思う。ちょっと言葉を交わしているうちにもしかしてと思い、「男体山登頂のTさんですか。」と話すと、「そうです。」と。男体山のTさんにこんなところで会うとは思わなかった。

聞けば今日はトレーニングに来ているようだった。さすがに1月では男体山には登らないのだろう。男体山には1日2度登ることもあるとか山頂で不思議な光景を目にしたとかおっしゃっていた。男体山に登ることは単に山に登ることではなく、一種の信仰のようなものだというような意味の言葉を話されていたと思う。こちらは頷くばかりだった。ミーハーな私はTさんお一人の写真と私とTさんのツーショットの写真とを撮らせていただいた。その日の歩きは心地よいものになった。

Dsc04313

今年8月、Tさんが1222回目の男体山登頂を果たしたとの記事を見た。うかつにも知らなかったのだが、2年前の10月に脳梗塞を患い、半身麻痺で胃瘻まで作っていたそうだ。懸命のリハビリで胃瘻も必要なくなり、さらにトレーニングをされ1年10ヶ月ぶりに男体山に登られた。素晴らしい精神力だ。頭が下がります。これからもマイペースで歩いてください。無理のない範囲で。

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