黒尾谷岳、南月山(平成25年11月3日)
4日は野球の試合があって、それもダブルヘッダー。前日に山で怪我したり、バテバテになったりして、使い物にならなくなったら何を言われるか分かったもんじゃない。まああまり遠出せずにそれほど負担にならないところを考えたら、もみの木台から黒尾谷岳あたりがいいかとなった。
黒尾谷岳(1589M) 南月山(1775.8M)
別荘地内を走り何とかもみの木台の登り口に到着。7、8年前に来ているはずだが殆ど記憶に残ってない。この時期にここから登る物好きはいないようで、車は停まってなかった。支度をして、案内に従って歩き出す。
少し先に進んで下がった所から山に入る。カラマツの黄葉はもう少し先だろうか。10分ちょっとで三角点。前回は気づいてかどうか定かではない。ただ前に来た時よりも道は広がっているように気がした。
さらに少し進むと黒尾谷岳1kmの案内がある。木の反対側にはもみの木台0.5kmとあった。
風は強いが雨の心配はなさそうだ。道も乾いていて歩きやすい。しばらく進むと眺めのいい場所に出て、向かいに山が見えた。この時点では(と言うか、黒尾谷岳から下ってからしばらく経つまで)南月山と気づいていないのだから我ながら笑える。
(中央奥が南月山、手前の稜線が黒尾谷岳と南月山を結ぶ稜線)
必要とはあまり思えないトラロープが設置されていた。茶臼岳が大きく見えてくると山頂も近い。黒尾谷岳山頂は周囲から見ればピークになっているが、そこに立ってもはっきりした頂きには見えなかった。
踏み跡に入っていくと岩があってここに登ると眺めがいい。周囲の山も近い。(ここでも南月山と認識してなかったなあ。)岩に座って考える。ここで戻るのも呆気ないので南月山まで行ってみよう。明日まで足は持つでしょう。
ジグザグに下って行くと道に何やら物体が見えた。落ち葉ではないようだ。小動物の亡骸だ。道にいると踏まれてしまうかもしれないので、ちょっとだけ離れた笹の上に移動しておいた。ネズミに似ているようだ。
ここからはしばらく風が強かった。風の通り道なのだろうか。北上するように向かい南月山の東尾根に直前の急斜面を登って到達。この辺りでも笹刈りが以前よりされているような気がした。ここまで来ると茶臼岳はさらに近くなる。風で噴煙がたなびいていた。
それほど急でもない道を進むと山頂だ。山名板が同じ所に5、6枚ぶら下げられていて見た目はかなり悪い。一つで十分だろう。よって山名坂の写真はなし。
(向こう側に茶臼岳、小さいのは三本槍かな?)
風が流石に強い。長居はしたくない。周囲の山々はよく見えたというほどでもないか。
(着飾ったお地蔵さんと茶臼岳と三本槍岳)
(奥に大倉山と三倉山)
すぐに戻り始める。黒尾谷岳は逆光で見えにくかった。
帰りに黒尾谷岳で腹ごしらえ。岩に登ると風が冷たいので、山名板のある所の近くで休憩した。
帰りは殆ど下りなので楽チン。以前に比べやはり道が広くなっているように感じた。一部紅葉している木もあったが、時期は疾うに過ぎているようだった。駐車地に戻っても車は増えてはいなかった。
那須の山の中でも南のはずれにあるだけあってシロヤシオ、シャクナゲの時期や紅葉全盛期以外は静かな歩きができそうだ。
駐車地(15分)三角点(1時間)黒尾谷岳(1時間)南月山(45分)黒尾谷岳(50分)
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コメント
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こんばんは。
もみの木台までの急坂と駐車スペースが狭かったことを覚えています。私が登ったときも誰にも遇いませんでした。南月山までたいして眺望が良くないし、車で行くと往復コースになってしまうので人気がないのでしょうか。静かで良いコースですが、黒尾谷岳からの眺望が優れないのが惜しいです。遠くから(塩那道路のひょうたん峠辺り)から眺めると黒尾谷岳のスロープが美しく見えます。
ネズミのような動物はヒミズではないでしょうか。地上に出た際に何らかのアクシデントがあったんでしょうね。私も死骸を見たことがあります。
投稿: Yoshi | 2013年11月 9日 (土) 00時52分
Yoshiさん こんばんは
黒尾谷岳の岩に登ると多少眺めは見えますが、確かに良くはありませんでした。
塩那道路ですか。4年前に板室ゲートから鹿又岳に行った時にひょうたん峠は通ったのですが、景色を見る余裕はありませんでした。
ヒミズの情報有難うございます。モグラの仲間のようですね。ネズミかと思ってました。
投稿: 野球親爺 | 2013年11月 9日 (土) 23時38分