古賀志中尾根~559P~盗人岩(442.8m)~鞍掛山(平成25年12月15日)
先週鴫内山から古倉山まで歩いたので、今回は百村山から黒滝山方面に行けるところまで行こうと思っていた。天気予報は栃木県北の山沿いは雪。百村山は当然雪のようだ。前日に、百村山が降雪の場合は古賀志界隈でも歩いてみるかと考えていた。地形図を見ると古賀志と鞍掛山との縦走路の北にある442.8m三角点が目に留まった。ここは行ったことがないな。494Pから行けそうに見える。ここを絡めて周回でもするか、と予備の計画を立てた。でも特にネットで情報は仕入れなかった。
さて15日当日。朝から雪が舞っている。山の方は明らかに雲がかかっていて雪が降っていそうだ。西那須野まで行ってみたらやっぱり山はまったく見えない。こりゃダメだな。雪の中を歩く技倆も気力もない。あっさりと行き先変更。宇都宮市森林公園に向かった。
盗人岩(442.8M)、鞍掛山(492.4M)
森林公園の駐車場には車がだいぶ停まっていた。いつものように中尾根末端ではなく、「消防水利」の標識手前を右に入っていく。踏み跡をたどると右斜面に行き、岩の多い斜面を登る。岩は登りたくなければ巻き道がついているのでそちらを進めばいい。適当に登り、頻回に振り返って浮いた筑波山を見る。
登りきってしばらく行くと多分「クランクピーク」と呼ばれるピークになる。そこから尾根伝いに歩き、今回はトラバース道を進んで559Pに登った。人は二人しかいなかった。559Pの手前から振り返った時に富士山が見えた。ラッキーだ。559Pからは県北の山は雲の中で見えない。やはり行かなくて正解だったな。
ここから縦走路を進む。今日は弁当岩には行かない。縦走路は結構スリリングな所がある。年を重ねるごとに臆病になっているようで緊張度が以前より増している。540m級ピークからも富士山が見えた。
(中央やや右寄り、見えるかな?)
しばらく歩き下った鞍部に案内の板があった。「手岡峠」と書かれていた。
ここから少し登って、鞍掛山への縦走路は東に向かうが、今日は北にある494Pへ向かう。494Pには木にテープが巻かれていて矢印で盗人岩と書かれていた。この時点では盗人岩が442.8m峰だとは知らなかった。
この494Pからの下りは急だからかロープがつけられていた。470m級ピークには寄らなくてもいいのだが、何かないかなあと行ってみた。やっぱり何もなかった。戻ってさらに進むと少し岩っぽくなったが、あまり難渋せず進める。
この先も降りようと思っていたルートにロープなどがつけられていて踏み跡もしっかりしてた。なかばあっけなく林道に降り立った。前方の鉄塔が目指す三角点のすぐ傍にあるので、この鉄塔を見ながら進もうと道を探すと、林道をほんの少し西に歩いたところに北へ向かう踏み跡があったのでそこから入っていった。踏み跡を辿ると洞窟のようなものを発見。なにやら怪しい雰囲気があったので中には入らず離れたところから撮影した。
鉄塔を見ながら適当に登っていくと基部に到達。しばし休憩。三角点のピークはすぐそこだ。10mも登らなくてよさそうだ。再び歩いて数分で三角点峰に到達。「盗人岩」とある。ここで初めてこのピークの名前を知った。RKさんの山名板が白と茶の二つ。白の名板の裏には「山べ」の文字があった。カワスミさんの山名板がRK山名板に上下から挟まれる形でついていた。
ちょっと西側に下ってみたが何もなかった。眺めが特別いいという訳でもなかった。戻って東に向かう。ここの稜線は岩だ。結構左右とも急なので、岩の上を歩いたほうが危なくなさそうだ。
東の端に進んでからは見える鉄塔に向かっておりる。鉄塔から下には道があるだろうという安易な考えだ。よく見ると鉄塔から下へ向かう道があった。これを下っていくと林道に出た。当初は向かいのピーク目掛けて登るつもりだったが、だいぶ急に見えたので古賀志鞍掛山縦走路の431P北の峠を目指して進んでみた。林道から作業道もどきに入って進むとぐちゃぐちゃだ。左に斜面を意識して進むといつの間にか道らしきものが出てきた。これを進んで行くと十字路(峠)に出た。猪倉峠とあった。
ここを左折し、縦走路に戻った。ここからはお決まりのコース。鞍掛山の山頂も何もない所。大岩まで行って休憩。筑波山はもう浮いてはいなかった。ここからも富士山が見える。午後になっても見えているのは幸運だろう。
(中央やや左、見えますか?)
稜線をつたって降りていく。途中にツツジだろうか。季節はずれの花が咲いていた。
鞍掛山登山口からは最短で駐車地まで戻れるようなルートを歩く。林道から南に向かう踏み跡に入る。360m級ピークには折れた木に山名板がついていた。今まで見逃していたのか、最近付けられて木が折れたのかは定かではない。
(カワスミさんの山名板に似ている)
今日は天狗鳥屋には向かわず、349P方面に進む。稜線伝いに行けば駐車地に行けそうな気がする。果たせるかな、ずっと踏み跡はしっかりしたものがあり、駐車地近くの林道の脇に出た。やはり古賀志山にはいたる所に道があるわい。
急な思いつきだったが、思い描いていたルートをほぼ歩くことができた。人にもあまり会わなかったし、古賀志山界隈では比較的静かな歩きができるルートではないかと思う。
森林公園P(1時間30分)559P(55分)494P(55分)盗人岩(45分)猪倉峠(40分)大岩(50分)長倉山(20分)森林公園P
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コメント
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こんばんわ。
選択は正解だったみたいですね・・・・未踏の部分は楽しみなので、天気が同じような状況になったら行ってみようと思います。お疲れ様でした。
投稿: みー猫 | 2013年12月17日 (火) 00時44分
みー猫さん こんばんは。
15日は県北の山沿いは大雪だったようです。
板室の人の話では平地で30cmも積もったとのこと。山ならさらに降ったことでしょう。
もう高い山は春までおあずけになりそうです。
投稿: 野球親爺 | 2013年12月17日 (火) 22時03分
野球親爺さん こんばんは。442.9m峰が盗人岩といわれているとは知りませんでした。今年一度行こうとして,尾根を間違って林道に降りてしまってもう行く気がしなくなって止めてしまったのですが,来年にでも訪問してみましょう。長倉山の名板は確かにカワスミさんのに似てますね。
投稿: ノラ | 2013年12月21日 (土) 19時16分
ノラさん こんばんは。
盗人岩にはノラさんはもう行かれていると思っていました。
長倉山の名板はカワスミ山名板に文字は似ていますが、「カワスミ」の文字がないのでどうかなあと思いました。
投稿: 野球親爺 | 2013年12月21日 (土) 22時16分
こんにちは。
野球親爺さんに触発されさっそく行ってみました。記事ありがとうございました。
手岡峠の看板、何度行っても私は、それにめぐり会っていない気がします。私は何処歩いているのでしょうね。
猪倉峠、長久山、この山域、次々知らない名前が出てきます。
投稿: ななころび | 2013年12月30日 (月) 16時55分
ななころびさん こんばんは。
拙ブロクの記事を参考に歩かれたとのこと、恐縮です。
手岡峠の看板は初見でした。色々と新しい板が付けられていたように思いました。
それだけ人が多く入っているということでしょうね。
冬は困った時の古賀志頼みで、これからの時期歩くことが多くなりそうです。
投稿: 野球親爺 | 2013年12月30日 (月) 21時12分
こんばんは。私も、この日、天狗鳥屋山~鞍掛山~559P~東稜見晴を周回しておりました。2人組でしたが、すれ違っていないですよね?
360Pが長倉山というのは、初めて知りました。私は、北東の尾根を下ったのですが、古賀志の中でも、お気に入りの尾根です。
投稿: NYAA | 2014年1月23日 (木) 20時32分
NYAAさん こんばんは 拙ブログへコメント下さり有難うございます。
1か月も前のことなのであまり覚えておりませんが、多分すれ違っていないと思います。
あまり人とは会わなかったと記憶しております。
私は途中寄り道していましたから、お会いしなかったのではないかと思います。
長倉山は私も初めて知りました。折れた木に山名板がかかっているのをたまたま気がついた次第です。
投稿: 野球親爺 | 2014年1月24日 (金) 20時22分