2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« 大日向山(平成25年12月1日) | トップページ | 古賀志中尾根~559P~盗人岩(442.8m)~鞍掛山(平成25年12月15日) »

2013年12月11日 (水)

鴫内山、古倉山(平成25年12月8日)

この時期、山歩きのために早起きするのが億劫になる。必然的に近場だ。色々考えたが鴫内山でも行ってみよう。ネットで調べるとShaminekoさんが今年の5月に刈り払いされたばかりのルートを歩かれていた。Shaminekoさんは黒滝山大日尊から鴫内山まで(正確にはもうちょっと先)往復されていたが、こちらは田舎ランド鴫内(以下田舎ランド)から歩いてみようと出かけた。登っている途中でトレラン青年と出会い、古倉山まで刈り払いがされていることを聞いた。実際彼は前日古倉山まで行ったようだ。鴫内山までの予定が思わぬ出会いから古倉山までとなった。藪山愛好家の方々の嘆息が聞こえるてくるようだ。

鴫内山(1413.8M)、古倉山(1650M)

田舎ランド近くに駐車して歩き出す。2年程前に大日尊から遊歩道を周回しているので今回は前回と逆方向の「平沢コース」を登りに使った。田舎ランドを突っ切って林に入り分岐を左に進むが見覚えのない景色。分岐に戻って右に進むと見たことあるような気がする場所だ。緩やかな登りを進んで行くと大正時代の馬頭観音や嘉永四年の道祖神が道端にあった。西暦1851年らしい。

Pc080012_2

先週、新しい靴を履いて見事に靴擦れができたので、今回は踵をしっかりガードしてきた。テーピング数枚と靴下2枚がさね。しばらくは緩やかな登りだったので少し痛みが出る程度。結局はきつい登りでも痛みは感じるものの靴擦れはできなかった。皮膚がよれないようにしたのが良かったようだ。でもかかとは痛かったなあ。サイズが合わないんでしょうかね。

歩き始めて45分ほどで三角点に到達。終点地は広場になっていて一本杉がシンボルのようだ。真新しい展望台もある。東側が開けていて眼下には那須野が原が見え、遠くには奥久慈男体山と思われる山が見られた。

Pc080021_2

(中央奥の遠くに見えるのが奥久慈男体山か)

更に奥に進むと林道。向かいに階段状に踏み跡が有り、そこを登っていく。その時に車が通っていった。これに乗っていたのがトレラン青年だったようだ。

Pc080025_2

踏み跡を進むとすぐに右からの道を合わせる。しっかりとした道を進むと鉄塔。安戸山方面が見える。ここから尾根伝いに進む。急登になって踵には優しくない。後ろの方に何やら気配がするので振り返ると人だ。早い足の運びだ。しばらく話しながら歩いたが、迷惑をかけるといけないので先に行っていただく。前日も歩かれたとのこと。古倉山まで刈り払いされていると。ありゃりゃ。

雪のついた道を進むと土塁というのだろうか、少し盛り上がった人工的な場所があった。以前にYoshiさんが書かれていたような気がするが記憶違いかな。

Pc080039

ここを進んでいくと1150m付近で萩平からの尾根に合流する。萩平方面は当然刈り払いはされてはいない。8年ほど前に歩いたはずだが記憶にはほとんど残っていないなあ。ここからは鴫内山目指して北上する。ここも刈り払いか土塁か?

Pc080044

しっかりとした道はずっと続いていた。坂にはトラロープが設置されている。雪の道なので滑りそうな時は軽く掴んで進む。登りよりも下りで重宝した。1320m付近では小佐飛山方面の見える場所があった。おそらく古倉山方面も見えていた。何箇所か展望のいい所があった。晴れていれば高原山や日光の山々も見えるはずだ。

Pc080060

(左に小佐飛山、 右の霞んでいる所が長者岳)

東側からの道を合わせると山頂は近い。数分で山頂。ベンチが2個あった。山部山名板は健在。立派な新しい山名板がでかい。

Pc080064

寒暖計が設置されていて見ると零下3℃だった。ちょっと休んでいるとトレラン青年が上から降りてきた。ちょっと進んだところまでしか今日は行かなかったらしい。色々な話をした。この界隈の山はよく登っている(走っているが正しいか)ようだった。しばらく話しているとやはり寒さがお互い堪えてきてたようで、お気を付けてと別れた。こちらは古倉山に行くとするか。寒くなったのでベストを着て(それまでは長袖下着とフリースだけ)更に先に進んでいった。

やはり雪は少しずつ深くなってきたようだ(それでも数cm)。何かに掴まらないと滑ることもあり。何も用意してきていないので行けるところまでだな。1491Pにもベンチ有り。休めということか。1560m付近からは八汐ダムと多分大間々台の駐車場が見えた。以前はこのあたりまでの刈り払いだったが、やはり彼の言う通りずっと先まで続いているようだ。

Pc080083

新しく刈り払われた所から7、80mはやや急な登り。平になったところで南側の展望がいい場所もある。さらに登り刈り払いが今ひとつ十分でないゆるい登りを行くと山頂だった。

Pc080092

(古倉山山頂手前)

Pc080093

(こくらやまではなくふるくらやま)

10mほどで刈り払いは終了。来年以降に持ち越しのようだ。

Pc080096

前方には剣先と思われる高みが見える。黒滝山は見えるているのだろうか。昨年4月だったかに来た時は周囲が全く見えなかったのでオリエンテーションがつかなかったが、今回もよく分かりません。長居する場所でもなく、天気も良くないので滞在時間1分未満で戻る。

雪の斜面は下りが危ない。笹や木に掴まりながら進む。そのうち晴れ間も出てきたようだ。鴫内山に戻ってベンチに腰を下ろして昼食タイム。寒暖計は零下1℃と少しだけ上がっていた。

ここからは殆ど下り。山頂から少し下ったところから高原山の中腹と日光の山々の下のほうが見えていた。天気が良ければなあ。また小佐飛山方面を見る。

Pc080118

(小佐飛山)

Pc080119

(長者岳)

少し進むと筑波山も見えた。ふーん。振り返ると多分古倉山だなあ。

Pc080124

Pc080126

(手前が古倉山?)

雪はだいぶ融けてきたようだ。萩平への道を分けて東に降りていく。雪が消えて歩きやすくなった。林道を越えて高いところに行ってみたら遊歩道のようになっていた。北側に行ってみると那須の山や百村山が見える場所があった。一本杉のある広場で展望台に登ってみた。多少は景色がよく見えたのだろうか。帰りは大日尊方面に降りていった。田舎ランドは閑散としていた。

古倉山まですっかり刈り払いされていた。今の時点では道ができていることを知っている人はあまりいないのではないか。知ったとしてもそう多くの人が歩くようには思えない。黒滝山まで開通すればだいぶ人は入るようになるだろうか。

田舎ランド(45分)広場(10分)取り付き(1時間30分)鴫内山(1時間)古倉山(40分)鴫内山(1時間10分)広場(30分)田舎ランド

« 大日向山(平成25年12月1日) | トップページ | 古賀志中尾根~559P~盗人岩(442.8m)~鞍掛山(平成25年12月15日) »

男鹿山塊・高原山」カテゴリの記事

コメント

野球親爺さん こんばんは。

雪の積もった鴫内山の尾根、寒そうです。新雪を被った山を歩くことが滅多にないので、写真を見ただけでブルッと来ます。

最後に鴫内山に登ってから10年以上経っています。当時の登山者の記録上に古倉山の呼称を見たことはありません。ネット上にいにしえの黒滝山大日尊の登山ルートが紹介されて以降認知された名称と思います。改めて自分の記録と照合して、何処が山頂か判らない1650mの丘陵が古倉山であることを認識した次第です。

烏ヶ森の住人さんの記録によると2010年春の時点で既に古倉山辺りまで刈払いされていたようですので、この3年間は刈払い区間は延伸されなかったということでしょうか。元々、この尾根には黒滝山大日尊の修験者が下山に使用していたと思われる古い道が在りました(2003年に深いチシマザサ藪に埋もれた道筋を確認しています。)。

自分の記録に「百村山コースのように笹刈りされれば魅力的な登山道として復活する可能性がある。」などと書いた手前、刈払いを批判する資格はありません。地元の方が遥拝登山コースを復活させる意志をもって刈払いをしているのであれば結構なことだと思いますが、この手の刈払いは得てして実施者が不明です。違法性を問われる行為でないのであれば堂々と誰が何の権限をもって行った行為であるか示すべきと思います。かつて廃れるべくして消え去った経緯を考えれば、正当性の無い行為であるのならば、10年もしないうちに再び藪化するのではないでしょうか。

それにしても鴫内山山頂の写真は衝撃的でした。再訪することはないと思います。

野球親爺さん こんばんは。うーん刈り払いは古倉山まで行ってしまいましたか。古倉山まででも相当に強烈な薮でしたが。あのまとわりつくような笹が懐かしいですね。古倉山より先に入れば健在でしょうね。来年の春にでも笹を楽しみに行ってみましょう。

Yoshiさん こんばんは。
昨年4月鴫内山、黒滝山、百村山を周回した時には刈り払いは1580m付近まででした。1年半の間に刈り払いされたようです。
田舎ランドから鴫内山までが刈り払いされていたのが意外でした。他のネット情報によれば地元の人が笹刈りをしたらしいです。
2005年に鴫内山南の林道の屈曲部(779P近く)から登ったことがありますが、踏み跡もあまりはっきりしてなかった気がします。山頂は三角点の周囲だけ笹刈りされて、近くの木に青いブリキの板が2枚あっただけでした。
誰が刈り払いをしているのか分かりませんが、所々にブルーシートにくるまれたものがありましたから、また来年以降さらに道は伸びるのではないでしょうか。黒滝山まで伸ばす意図があるように思います。
黒滝山に至るルートとしては鴫内山尾根の方が確かに魅力的かもしれません。
明日辺り百村山ルートを歩いてみようかと思っていますが、雪が降りそうなので来年の秋以降になるかもしれません。

ノラさん こんばんは。
私は残雪期にしか行っていないので、古倉山から先の笹の状態は分かりませんが、今回笹刈りされていた周囲も結構丈の高い笹でしたから相当な藪だったのでしょうね。
時機を逸すると刈り払われた道を歩くことになるかも知れませんので、来年雪が消えた頃に歩かれるのがよろしいかと思います。

野球親爺さん こんばんは
鴫内山の山頂は様変わり、古倉山まで刈り払いといい、ちょっと違和感がありますね。思えばこの薮が50肩を誘発したようなものでしたから・・・。Pさんも行っていないので無雪期に合間見て覗いてみます。情報ありがたくストック棚に直行しました。

しぼれさん&Pさん こんばんは。
無雪期に歩かれたことのあるしぼれさんからすると、あれれっと思っちゃいますよね。
私も山頂のベンチはびっくりでした。
古倉山から黒滝山まで無雪期に歩いてみたい気もしますが、どうなりますか。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 鴫内山、古倉山(平成25年12月8日):

« 大日向山(平成25年12月1日) | トップページ | 古賀志中尾根~559P~盗人岩(442.8m)~鞍掛山(平成25年12月15日) »

最近のトラックバック