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2014年1月13日 (月)

古賀志山東稜~赤岩山~西登山口~富士見峠(平成26年1月12日)

この連休は常に連絡のつく状態になっていないといけないので、携帯の通じない所には行けない。場合によっては仕事に行かざるをえないこともあるので遠出もできない。でも少しは歩きたい。そんな事情だとせいぜい宇都宮あたりまでが許容範囲。この冬、もう何回か行っている古賀志山にまた行こうか。それならばしばらく歩いていない東稜を歩いてみよう。

当初は444m峰まで足を延そうと考えていたが、時間がだいぶかかりそうだったので、西登山口から林道を東に向かい伐採地を登り、富士見峠を経由して戻った。伐採地への登りは予想もしなかったヒヤヒヤものだった。

古賀志山(582.8M)、赤岩山(535M)

宇都宮市森林公園の駐車場は思ったほど車は停まっていなかった。芝山橋のすぐ先の斜面を登って行く。途中の展望地でベストを脱いだ。十字路になっている鞍部からさらに上へ向かい、道が左に折れるところで直進してみた。踏み跡はあるようで少し上に行ってみるが険しい岩場になりそうになったので戻った。戻って少し通常の道を進むが、また右に踏み跡を発見しそこを歩いていったら、何のことはない鎖場の下に出ただけでだった。苦手な鎖場ロープ場を3ヶ所登り、少しの急登を行くと東稜見晴台。先着3名。富士山が見える。ラッキー。

P1120018

P1120019

この日は日光方面など県北の山はずっと見えていた。以下撮影場所時間等順不同で山々。

P1120036

(高原山)

P1120037

(大佐飛山塊と那須連山)

P1120055

(奥に皇海山、手前に羽賀場山と笹目倉山)

P1120067

(錫ヶ岳、日光白根山、男体山)

P1120068

(大真名子山、小真名子山、女峰山、赤薙山)

古賀志山に向かう途中で知人に遭遇。年に2、3回、古賀志山に登るそうだ。いつものことだが古賀志山は単に通過点に過ぎない。ここにも3人。御岳山に向かう。途中にも好展望地あり。御岳山の丸太椅子は新聞報道によって撤去されたのは知っていたが、寒暖計もなくなっていたようだ。御岳山で山座同定。あとから来た人と山を見ながらお話。昨日も来たそう。眺めは今日の方が圧倒的にいいと。昨日じゃなくて今日来て良かったわ。20分以上立ったまま話し込んでしまった。赤岩山へ向かう。

赤岩山までに2ヶ所鎖場有り。富士山はまだ見えている。稜線は痩せていて何か落ち着かない気分で歩いているので疲れてしまう。赤岩山山頂手前の展望地で休憩。いつ携帯が鳴るかわからないので今ひとつ集中力に欠けるようだ。ここで三角点峰に行って西登山口から林道を東に行くことに決定。

432.7三角点峰までも気の抜けない場所は何カ所かある。三角点峰も展望はいい。日光方面に少し近づいているので男体山なども多少大きくなったように見える。ついこの間登った羽賀場山も見えていた。ここからは踏み跡を西に辿っていくが、途中で南にそれてしまい、少しの間藪こぎしてしまった。漫然と歩いていてはダメだな。

西登山口には車が1台停まっていた。確かこの林道の入口は進入禁止で何かでブロックされていたような気がするが。ここからは444峰には向かわず、右折しまだ歩いたことのない林道を進む。「宇高学校林」の案内がやけに目立つ。「宇高」とはやはり宇都宮高校の事なんでしょうかねえ。

弁当岩の方に行って周回すると馬蹄形縦走と言うことになるのだろうが、弁当岩に行くまでに岩場があるのは今までの情報から分かっている。岩場はできれば避けたいな。林道をしばらく進んでいくうちに道が右に分岐していた。結構立派な道だ。日光市と宇都宮市の境界から離れてこの道を進んでみた。少し進むと前方から単独行の方が来られたので、伐採地に行くにはどうすればいいのか聞いてみた。林道をもう少し進んで行くと左に入る踏み跡が有り、そこを少し行くとロープが垂れている岩場があるので、それを登ると行けると教えて下さった。また、この林道を直進すると富士見峠に行くということも。それじゃあ富士見峠まで林道を進もうかという風にこの時点では考えた。

数分歩くと言葉通り左にある岩尾根に向かう踏み跡があった。怖いもの見たさでその踏み跡に入ってしまった。ダメなら引き返せばいいと進むと、ロープがなるほど垂れ下がっている。でも何だかその先も岩尾根を登らないとダメのようだな。もう少しこのまま岩尾根の南の谷筋を登って行ってみようか。だいぶ傾斜が急になったころ、左の尾根に登りやすそうな場所を発見。そこから取り付いた。尾根には踏み跡がある。左右をよく見ながら登っていくと北側の伐採地に出て、そこの急斜面を登ると460m級Pに到達。

P1120093

(ピーク手前の伐採地の斜面。ここをジグザグに登った)

P1120094

(振り返って伐採地の下部を見る。かなりの急斜面)

さてここからが本番かな。まだ安心はできない。この先は鞍部になっていて痩せている。南側も伐採されている。少し足を踏み出して前方の尾根を見てみる。

P1120100

(右の岩尾根を登った)

意を決して進んでいく。南斜面の方が急ではなく、踏み跡もこちらにある。さらに登って行くと細尾根になった。強引には前に進めなくなった。ふと右後ろを見ると踏み跡が見えたのでそちらから進むとどうにか岩場の先に出られたようだ。

P1120103

(振り返って見上げた岩)

ここから先は伐採地を歩けばいいだけだ。難所は通過した。ほっとした。後ろを振り返って見た岩尾根を本当に歩いてきたのか今となってはもう記憶に薄いなあ。踏み跡を辿れば何とかなるんだな。両サイドが伐採されているので、何となく怖い感じがある。この尾根もそのうち裸尾根になってしまうような気がする。

P1120106

(辿った岩尾根)

通常ルートに出て右折し富士見峠に到達。右下を見ると確かに道があるようだ。今まであまり気にも止めてなかったからなあ。駐車地に戻るまでにこれから登る人に何人も会った。

結局携帯が鳴ることはなかった。

森林公園P(1時間10分)東稜見晴台(5分)古賀志山(10分)御岳山(40分)赤岩山(20分)432.7三角点峰(20分)西登山口(1時間5分)富士見峠(40分)

こういう周回は馬蹄形縦走とは言わないだろうな。

Photo

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県央部・県東部の山」カテゴリの記事

コメント

野球親爺さん こんばんは。私はこの岩尾根を当初下りようかと思案したのですが,まあ正月早々無理をしてけがでもしたらと思い自重しました。ここを降りれば野球親爺さんとばったりだったかもしれませんね。ちょっと無理すりゃ良かったかなって思います。ただ,上から見るとかなりこわそうで,木がもう少しありゃ降ったと思うのですが。私は弁当岩に行くルートを数年前に登って,弁当岩を降るロープは相当にスリルを味わいましたのであの時の記憶が強烈に残っているので無理しない方がと思って。

こんばんは。
富士見峠の西に下りていく陰のルートがあるのはなんとなく察していましたが、野球親爺さんの登ったあの尾根で主稜線に上がるなんて考えもしませんでした。主稜線に登りつく前にギャラリーができませんでしたか?

ノラさん こんばんは。
岩尾根を下ろうとされたのですか。お会いできずに残念でした。
あんな場所でお会いしたらさらにびっくりですけれど。
岩尾根は見た目よりは危なくはありませんでした。踏み跡もしっかりありますし。
伐採されているので余計に恐怖感を覚えます。。
弁当岩経由の馬蹄形縦走は岩が苦手なので多分これからもやらないと思います。

ななころびさん こんばんは。
私は富士見峠から西に下りて林道に行けるってことも知らなかったんです。
岩尾根は怖いもの見たさで歩いてしまいましたが、やはり歩く人はいるみたいです。踏み跡明瞭でしたから。
ギャラリーですか?3人組の男性が休んでいて挨拶をしましたが無視されました。
伐採されて何か道が荒れてしまったように感じました。

こんばんわ、野球親爺さん。
よく、あそこを上がってこられましたね!あんなとこ上から見たら却下でしょう(笑)・・・・年明け2日に通過した際、林道の入り口は移動可能なうまがひとつで自由に出入りできそうでした。弁当岩のロープのところって自分が上から見た「松島」(NYAAさんからコメントいただきました)というところなんでしょうか?それが馬蹄ルート?自分はうまく乗れずにエスケープルートに入ったのですが、もしそんな恐ろしいところなら、良かったみたいです(笑)・・・お疲れ様でした。

みー猫さん こんばんは。
登ってみると意外に登れました。弁当岩の前後のほうが大変そうに思えます。
林道には車は簡単に入れるんですね。納得です。
馬蹄形というのは私も実はよく分からんのですが、古賀志、赤岩、弁当岩、中尾根なんかを周回するのを言っているのでしょうかね。
人の書くものを適当にしか読まないので、はっきりと理解してませんです。

野球親爺さん こんばんは
ネット情報でクマ尾根と呼んでいたところを登られたのですね。そのうちといいつつ他に目移りして後回しになっていました。栃木市方面が一段落したら歩いてみます。
馬蹄ルートは444mピーク、弁当岩、古賀志、御嶽、赤岩、432.7三角点を回るとネット情報で見た記憶があります。

しぼれさん&Pさん こんばんは。
貴重な情報有難うございます。クマ尾根ですね。知りませんでした。
流石、情報収集能力に長けているしぼれさんですね。
クマ尾根を完登した訳ではなく、途中から登って、途中も巻いてましたからねえ。
何年かすると崩落しそうな気もします。
古賀志馬蹄形についての情報も有難うございます。
444mと弁当岩を繋ぐのはちょっと厳しいです。

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