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2014年4月27日 (日)

元湯林道から熊倉山、三依山、塩沢山(平成26年4月26日)

しぼれさんの報告で知った倉下山の南西にある地形図無名三角点峰の熊倉山。それと「高原山探訪」のYoshiさんが元湯林道から塩沢山まで歩かれている記事を見て、繋げて歩けそうだと思った。熊倉山へは林道から適当に取りつき、高原道を辿って、その後足倉山から三依山、塩沢山と歩き、帰りは高原道を新大塩沢峠まで歩いて林道を戻るというルートを考えた。藪も殆どなく、予定のコースを歩くことができたが、目算では2リットルあれば十分と思っていた飲料が足りなかったようで、帰路では口渇に悩まされてしまった。

熊倉山(1135.3M)、三依山(1305.2M)、塩沢山(1264.0M)

6日前の20日に倉下山から下りた帰りに車で元湯林道の入口を確認しておいた。入口近くに車を停めて歩き出す。路面状態は良好。右手に人家があるようだ。それで納得。歩き始めて20分ほどで予定していた取りつき場所に到着。崩れた斜面を登る。思っていた通り藪はない。笹も低い。鹿のフンがそこかしこにあり。道は鹿道なのかな。

P4260008

平坦になって左手にこの後進む道を確認して三角点峰へ進む。幾分笹丈が高くなってきて少し登ると三角点。山名板の類はなし。枝越しに高原山と新湯富士が見えた。

P4260018

少し休んで先に進む。市境のピークを目指す。右手を意識して下るとロスなく歩ける。右手に日留賀岳が見えた。見る場所が変わると印象が変わる。

P4260037

少し進み左の方を見ると日光の山が見えた。

P4260043

市境のピーク手前は東斜面が大分崩壊している。ピークにはアンテナのようなものが置かれていた。

P4260047

ここから北に進む。下って行くと道がはっきりする。ふと後ろを振り返るとピークの西側に道が延びていて、帰りはこのピークを登り返さなくてもよさそうだと安心する。この道がいわゆる高原道だろう。足倉山手前で東に折れる所までこの道を辿った。

P4260055

尾根上が市境だが、高原道は巻ける所は巻き道になっていて無用なアップダウンがない。こちらにとっても大助かりだ。右手の開けた所からつい先日登った倉下山が見えた。

P4260065

市境が東に折れる所を1270級Pへ直登。多分高原道は境より手前を巻いていると思うが、この斜面はかなり急だった。

P4260074

ピークには図根点の標石あり。残雪もあってよく見るとクマと思われる足跡が北東方向に向かっていた。帰りに見た時には融けて消えていたので今朝のものかもしれない。

P4260087

このピークは足倉山と呼ぶらしい。枝越しではあるが七ヶ岳や荒海山が見えた。三依山へ進もう。ピーク直下は笹が少し煩いが、道はしっかりとある。進んで行くと高原山が良く見える場所があった。

P4260093

右手を見ると多分荒海山。

P4260097

三依山東隣のピークから三依山へは雪庇が続いていた。

P4260102

雪の上や笹の道を適当に進む。笹の中にカタクリを発見。今日の道中で目にした花はカタクリだけだったな。

P4260105

山頂に到達すると七ヶ岳が見えた。

P4260109_2

前回来たのは10年近く前の小雪舞う季節で周囲は殆ど見えなかった。雰囲気が大分違う。塩沢山への縦走路には適当に戻った。道はあるが多分鹿道か。右手に県境の山が見える。枯木山がきれいに見える場所があった。

P4260127

(中央やや右寄りに枯木山、左のとんがりは帝釈山、その右に田代山)

塩沢山にはなかなか着かない。塩沢山近くになると笹丈が少し高くなり道の不鮮明になる所もあった。どうにか山頂に到着。ここも約10年ぶり。前回は曇りで周囲はやはり殆ど見えなかった 。人がいるかと思ったが誰もいない。山名板が大きすぎる。高原山は良く見える。

P4260148

(後は高原山、大きすぎる山名板は反対側にあり)

周囲は枝越しではあるが、日留賀岳、七ヶ岳、荒海山、たぶん会津駒、枯木山、明神ヶ岳、月山、日光の山等が見えていた。ここでしばし休憩。最近は気温の低い時に歩いているため、それほど多量に水分を摂ることはなかったが、今日は気温が高いのだろう、もう1リットル以上飲んでいる。脱水状態ではないので何とかなるだろう。それにしてもこれから暑くなってくると水を背負うだけでも大変だなあ。

20分ほど休み戻る。鹿道はピークを巻いていることが多いので何とかなる。往きでは気がつかなかった鹿の角を発見。以前佐野の不動岳に登る途中で見た時はこんな所にとびっくりしたが、今日のこの辺りでは特に驚きもしない。

P4260164

戻る途中で荒海山の右手前に三角錐の山が見えた。芝草山だろうか。帰りは勿論三依山には寄らない。足倉山への登りがちときつい。ここでまたほんの少し休憩。水は底を尽きつつある。あとは下り基調だからと言い聞かせてまた先に進む。高原道と合流する手前の急降下は慎重に。高原道と合流してすぐに前方を動物が走っていった。どうやらカモシカのようだ。追うように歩いていったが姿かたちはもう二度と見えなかった。小さな登りでも堪える。アンテナのようなもののあったピークはやはり登らずにまき道があった。まき終ると立派な登山道もどきが出現。林道の峠まで続いていた。

P4260191

林道に下りついて一安心。少し日光市側を除いてみたが、見える範囲では問題なさそう。

P4260193

(峠から日光市側を見る図)

後は林道歩き。壊れたプレハブ小屋などもあり。途中は適当にショートカットして下りた。駐車地にもう少しというところで、左手の方から複数の獰猛そうな犬の吠えるのが聞こえた。まさかここまでは来ないだろうなあと思いながらも少しだけ早足になって無事帰着。水は林道の途中で既に飲み干していた。もう低い山を歩く季節ではないようだ。

今回もまたまた、しぼれさんとYoshiさんに感謝です。いつも有難うございます。

駐車地(20分)取り付き地(35分)熊倉山(20分)市境ピーク(50分)足倉山(35分)三依山(1時間15分)塩沢山(1時間25分)足倉山(45分)新大塩沢峠(35分)駐車地

27日は完全休養日の予定だったが、ソフトボールチームの人数が揃わないため急遽2年ぶりの試合に出ることになった。とりあえず怪我せずに試合を全う出来たので良かった。

Photo

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男鹿山塊・高原山」カテゴリの記事

コメント

野球親爺さん こんばんは。

記録を拝読して10年以上前の記憶が蘇ってきました。ありがとうございます。

熊倉山と三依山に立ち寄り塩沢山までさらっと往復してしまうところがすごいです。特に、熊倉山を組合わせるところは、当時の自分には想到し得なかったことです。

今回、野球親爺さんは熊倉山からすんなりと高原道に抜けていますね。今尾頭道の初回探索時に誤って熊倉山に至ったことがありまして、高原道経由で戻ろうとして迷走したことを思い出しました。

Yoshiさん こんばんは。コメント有難うございます。
またブログを再開されたのを大変うれしく思っております。
Yoshiさんとしぼれさんの報告があったからこその今回の歩きです。
さらっと往復なんてことはありませんで、のどもカラカラでバテバテでした。
高原道は二方鳥屋山のほうにまで延びているのでしょうか。
また時期を見て新大塩沢峠から南下して見ようかと思います。
熊倉山から高原道へはYoshiさんの記録から難しいのだと認識していましたので、熊倉山に登る手前の所で抜ける道を確認しました。
微妙な位置にピンクテープがありましたけど。ガスっていたら迷走していたと思います。

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