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2014年11月23日 (日)

見明山(平成26年11月22日)

今回は随想舎から出版されている「南会津・鬼怒の山50」を参考に下郷町にある見明山に行ってきた。自分の持っている本は第2刷の1997年1月発行のものなので、もう20年近く前の情報だから、かなり異なっている部分もあるだろう。それを補うためにネットでも情報を拾っての歩きとなった。

見明山(1161.4M)

甲子トンネル経由で行った。トンネルを抜けしばらく進み、道の駅近くになると下郷の町が雲に覆われいるのが見えた。道の駅に車を停めてカメラに収めた。車を運転しながらの撮影はいけません。

Pb220002

(中央は小野岳でしょうか)

さらに下って会津西街道に出合い右折し、すぐ左折すると道は狭くなる。狭い道は大内宿への道を分ける辺りまで続いた。登山口近くに路肩の広い場所があるらしいので、志源行バス停の看板を注意して見つけ、その先のそれらしき場所に車を停めた。支度をする前に登り口を確かめに周辺を歩いてみた。沢沿いに登っていくのかと最初は思っていたが、少し道路を戻った所に山の方に延びる道を見つけた。ここから入るのが正しいようだ。車に戻って支度をして歩き出した。

Pb220010

(ここから入った)

道は落ち葉に覆われているが、舗装されているようだ。少し進んで左に折れる。さらに進むと二股に分かれ、明らかに右の方がしっかりとした道だが、歩くべき方は左だ。

Pb220011

(右に行きたくなりそう)

道は一部不鮮明な所もあるが注意していれば問題ない。いつの間にか沢沿いの道になってしまった。ここからも不鮮明な所が多々あり。左岸から見ると右岸方向に道らしき所が見えたのでそちらに少し登ると行き場がなくなった。ただこちらに来たお蔭で小滝が見えた。

Pb220012

またもう一度左岸方向を見ると結構しっかりとして見える道があるようなので戻ってみるとはっきりした道があった。そこを進むとやはり滝は見えないようだ。沢の中や脇を進んで行く。しばらく行くと岩が見えた。岩の基部には道がありそうで、そこまで行ってみると道はあって進路は右のようだ。

Pb220013

沢沿いの歩きはまだ続く。いささか飽きてきた頃に赤い「歩」のマーキングされた木を発見。これが肝のようだ。

Pb220020

本によるとこの木の裏側に矢印が記されていると書いてあるが、時間の経過とともに消えてしまったのだろうか。矢印は見当たらなかった。少し沢筋を登って左の尾根に取りつく。道はなくなって適当に尾根を登っていく。この辺りはイワウチワの群落があるようだ。急傾斜を登ると踏み跡に出合い、その後は踏み跡を進んで行った。道はしっかりしていて尾根から離れてトラバースしていく。ふと下を見るとさっき離れた沢筋をそのまま登ってくれば到達したのではと思われる場所を通過。それほど藪もきつくなさそうなので、次回があるとすればここを登って来ようかな。

1000m付近から残雪が少し目につきだした。遠目に見るとこの先は雪のある道を登るようになりそうだ。滑って厄介になりそう。

Pb220033

(真ん中から右上に向かうのが道に見えた。)

雪の多い所よりも少ない方を登ったほうが危険も労力も少なくて済むだろう。ちょっと急ではあるが登りやすそうな所を登って見明山へ続く稜線に出た。枝越しだが二岐山とすぐ分かる山容が目に入った。ここからは南に進路をとって見明山を目指す。すぐに着くと思っていたがいくつかのピークを越えないと結局は着かなかった。左手の見晴らしのいい場所があり、少しだけ立ち止まって眺望を楽しんだ。

Pb220044

(二岐山)

Pb220045

(奥に多分、小白森山と大白森山)

Pb220046

(旭岳と須立山)

残雪には気になる足跡がそこかしこにあった。

Pb220047

踏み跡は稜線の西側に殆どあった。稜線上は笹などが少し煩い所もあるが、手で払いのけられるので歩きたい所を歩いた。

Pb220051

やっとのことで山頂に到着。三角点はあるが、山名板は残骸のみ。地面には割られたような木が散乱していた。

Pb220054

ここも東の眺めはいい。いつもと見る位置が違うので山の同定は難しい。

Pb220057

(多分、三倉山)

南へほんの少し行ってみたが、多少藪はきつくなりそうだ。男鹿山塊が見えているのだろうか?西側には雪のついた山が見えるが名前は分からない。ちょっとだけ休憩。

帰りは本に書かれた827P方面を経由するルートを採った。帰りの道では北の方の山が良く見える。

Pb220074

(小野岳の向こうに上の方だけの磐梯山)

Pb220077

(大戸岳)

Pb220081

(高倉山でしょうか)

いくつかピークを越えて戻り、いつの間にか登ってきた場所を通過したらしい。先に急に見えるピークが見えた。こんな下りは下りてきた記憶がない。ここを登ったら1022Pへ行ってしまいそうだ。でも大丈夫。道はピークには向かわずにきちんと左に折れるようになっていた。

Pb220086

(ピークを巻いた少し先の所)

北へ向かう尾根を進むと1000m付近で断崖になる。手前に数m戻ると左に折れる道があるのでそちらへ進む。踏み跡に従って進んで行くと827P手前で斜め左に行く道が延びていたが、本には827Pから左に行く道があると書かれていたので直進していった。直進すると今までよりも少し木が煩くなって、あまり人が歩いていないのが分かる。多分さっきの斜め左に進むルートが正しいのだと思ったが、827Pまで行ってみた。そこにはやはり左に向かうような踏み跡は見当たらなかった。さっきの斜め左に行く道に戻っていった。

Pb220095

(何となく踏み跡あり)

この道を進んで行くと踏み跡はしっかりし、しばらくそこを歩いていく。そのうち700m付近で道が分からなくなり、藪が酷くなった。強引に下りて行くと何とか藪から解放された。

Pb220097

谷に下りてあとは適当に進んで行くと舗装道路に出た。もしかしたら827Pから左(西)に適当に下りて行けば、藪には痛めつけられなくて済んだかもしれないが、最後に下りる時の急傾斜は覚悟しなければならなかっただろう。これも次回があれば試してみたい。道路を10分ちょっと歩いて駐車地に戻った。

駐車地(1時間40分)稜線(30分)見明山(1時間)827P(40分)駐車地

Photo

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会津の山」カテゴリの記事

コメント

野球親爺さん こんにちは。見明山は渋くて踏み跡も薄れてしまって地元の人しか来ないようですね。キノコの季節に行くとマイタケがとれるらしいのです。私が行った時もキノコ採りの人に会いました。でも取れて無かったようです。下に降りていったら,地元の人にマイタケ取れたかいって話しかけられていや山登りです。って言ったらそれは残念だねなんて言われました。次はさしずめ権現岩か那須沢山ですね。那須沢山の方が簡単です。でもやはり雪が降ってるんですね。お疲れ様でした。私が持っている本も1997年の第2版でした。

ノラさん こんばんは。
見明山はキノコの時期には人が入っているのですね。
ノラさんは721Pから尾根を登られたようですが、私も沢沿いに登るよりもそちらを辿ったほうが良かったかもしれません。
那須沢山と権現岩は来年に行ってみようかと思います。
見明山からみた水抜高倉山も気になりました。
藪山のようですので歩く時期を考えないといけませんね。

こんばんは。
見明山は考えていたよりヤブっぽいようですね。登り甲斐がありそうです。
周辺の山々の眺望も素晴らしいんですね。行ってみたくなりました。
遅くなりましたが栃木全山達成は、やはり素晴らしいです。達成おめでとうございます。
次は会津100を狙われているようにお察ししますが・・・、私も会津のほうは多少興味があります。

上記コメント、ななころび” でした。(失礼しました。)

ななころびさん こんばんは。
見明山はそれほど藪はありませんよ。
眺めは思いの外良かったです。天気の良い日に登られることをお勧めします。
特に会津100名山を狙ってはいませんが、登る山を選定する目安にはなります。

「南会津・鬼怒の山50」は、私も持ってます

見明山ですが、結構、展望が良さそうですね。できれば、スノーシューで登りたいと思っていますが、落葉期も検討してみることにします。

NYAAさん こんばんは。
あの本は、別の本には載っていないような山のことが書いてあるのがいいですね。
スノーシューですか。ちょっと想像もつきませんが、沢沿いではなく尾根を歩くのでしょうか?

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