権太倉山(平成27年3月28日)
時間的な制約があり、かと言って栃木の山は花粉が多そうなので、福島の山ならそれほど花粉も飛んでいないのではと勝手に思い込みをして、それほど時間がかからないかもしれないと白河市と天栄村の境にある権太倉山に行ってきました。思いの外雪が残っていてちょっと迷走しましたが、山頂からの眺望にも恵まれた歩きとなりました。幸い花粉症の症状の悪化はありませんでした。
権太倉山(976.2M)
県道58号線を西進し羽鳥湖方面に向かうと、事前情報通り、権太倉山登山口のだいぶ手前で通行止めになっていました。その近くにスペースがあったので車を停めました。
ゲートを左から抜け、看板に登山道入り口まで1.7kmとありました。道端のふきのとうを見たりしてゆっくり歩いて25分で登山道入り口に着きました。
ここから田之沢林道に入っていきます。第2号橋の上流には小さいながらも何段かに落ちる滝が見えました。
標高600m付近の左右が切れ立った場所では東側の法面が崩落したのか、落石が見られました。この林道で危険個所は多分ここだけだったと思います。
そのうち道に残雪が飛び飛びに出てきました。田之沢林道を45分歩いて権太倉山の登山口に着きました。遊歩道の案内図や山の由来の書かれた看板もありました。
ひと息入れて登っていきます。5分ほどで展望台に着き、登ってみますが、大していい展望ではありませんでした。さらに登ると道は左右に分かれます。残雪で進路がよく分かりません。とりあえず右に行ってみたらどうやらしっかりした道のようです。
林の中なので残雪があるようです。ちょっと想定外でした。それほど危険な感じはなかったのですが、右上に崩れたらちょっと危ない岩が見えました。
針葉樹林帯を抜けると雪はなくなります。900m級ピークは「つかぬ間の喜び」の板がありました。この板を下って来て見るのでは喜びにもなりませんので、今回のルートは反時計回りにした次第です。
山頂に近づくにつれて残雪も多くなってきました。
登り切って山頂です。
下には立派な山名板が設置されていました。枝がちょっと煩いですが周囲の山々がよく見えます。いい時に登ったようです。
(二岐山)
(磐梯山と櫛ヶ峰)
(羽鳥湖と大戸岳?)
(遠くの白いのは飯豊山?)
(旭岳と大白森山?)
(小白森山?)
(那須岳)
しばし景色を楽しんで腹ごしらえ。下りは聖ヶ岩登山口方面に向かいます。残雪がある所は道が途切れてしまうので分かりにくいですが、どうにか拾って下りて行きます。権太倉山1kmの板の場所に到着しました。ここから進路はザル山山腹のトラバースになります。
地形図の破線路を通るのは高度感がありそうです。ここからしばらく迷走してしまいました。谷を下りて尾根を乗り換えて道に出たと思って下ったら、道は消失してしまいました。GPSを見ると道はもう少し標高の高い所にありそうでしたので登り返していくと本来のルートに出合いました。ああよかった。しかしこれから進む道は雪こそないもののだいぶ狭そうです。滑落注意です。
どうにかクリアしていくと残雪のトラバースです。高度感はないので問題ありませんが、大きく踏み抜きました。
そこを抜けるともう危険個所はありませんでした。帰ってきて調べると下る途中に風穴があったらしいのですが、完全に見落としたようで気がつきませんでした。下に道が見えてきて数分で登山道入り口に到着です。
迷走しましたが、面白いと言えば面白くもありました。帰宅して考えてみるとザル山を直登して東方面に下って行けばあまり危険な目に会わなかったかも知れないと思いました。相変わらずの下調べ不足でした。まあ下調べしすぎても歩きが面白くなくなることもありますので。
あとは2.7kmの道を辿って駐車地に戻りました。時間的にも迷走した割には予定通りにすみました。ザル山と風穴の宿題が残りました。また機会があれば今回とは反対周りで歩きましょうか。
駐車地(25分)登山道入り口(45分)登山口(30分)つかの間の喜び(15分)権太倉山(1時間50分)聖ヶ岩登山口(30分)
最近のコメント