鍋割山、荒山(平成27年5月5日)
昨年5月に赤城の外輪山を周回しました。その時に登り残した二つの山に行ってきました。歩いたルートのためかそれほど多くの人には会わず、思いの外静かな歩きができました。
鍋割山(1332.3M)、荒山(1572.0M)
前日検討をして鍋割山登山口から歩くことにしました。朝7時過ぎに駐車地に着きましたが、予想に反して1台車が停まっているだけでした。まだ曇っていて風が強いですが、最初のうちは寒いくらいの方がバテなくていいやと歩き出します。標柱や案内板が整備されています。
道も整備されていて歩きやすいですが、そのうち岩が多くなります。所々にロープが設置されていますが、特にお世話になることはありませんでした。ヤマツツジが咲いていました。後ろを振り返ると榛名山の奥に雪の少なくなった浅間山が見えました。平らになると獅子ヶ鼻に到着です。今日は二子山の時と違って快調のようです。さらに進み傾斜が強くなってくる頃、ミツバツツジの登場です。点在している程度ですが、一部見事のものもありました。
傾斜が緩くなって道標を見ると鍋割山まで標高差80mとありました。ここから木の階段を登っていきます。振り返ると浅間山が大きくなりました。
目を転じて遠くを見ると何となく富士山らしき山が見えていました。
登り切って鍋割山山頂。石像がありました。早くもおにぎりを1個頬張りました。
荒山に向かいます。強風を覚悟していましたが風は穏やかでした。「竃山」を過ぎて前方に荒山を見ながら進みます。
「火起山」を過ぎると展望がさらによくなり、左を見ると山の連なりが見えますが、同定はできませんでした。下って行き平らになった所が荒山高原でした。前後して10人ほどは来たでしょうか。荒山方面を見ると山頂近くにアカヤシオが咲いているのが見えました。
また少しおやつを食べてから荒山に向かいます。休憩していた人が荒山は眺めが良くないと話していましたので期待しないでいました。途中タムシバでしょうか、1か所だけありました。
荒山山頂に近くなってアカヤシオが数は多くはありませんが、見られるようになります。右に行ったり左に行ったりして写真に収めました。
荒山山頂に着きました。ここも前後して10人ちょっとでしょうか。
男性二人組が岩から眺めを楽しんでいるようです。ちょっとあたりをウロウロしてから岩に行ってみました。下は絶壁ではないようです。大体150度くらいの展望でしょうか。至仏山も見えているような気がします。同定できる山は苗場山だけでした。
(多分苗場山)
昼食にはかなり早いですが、ここで大休止しました。さてここからどういう風に下りようかと思案しましたが、当初の予定通り東の尾根から北東に延びる破線路を辿ることにしました。さっきちょっと見てみたらロープが張られていました。通行禁止になっているのでしょうか。知らなかったことにして入ります。踏み跡明瞭です。アカヤシオがチラホラ咲いています。最初は急な下りです。左右両方が切れ落ちている場所はないので注意していけば問題ありません。武尊山でしょうか。鈴ヶ岳の左手に見えました。
平らになって少し登ると前浅間山です。道標がありますので、ここを歩いても問題なかったのだと勝手に解釈しました。
右折して下ります。5分ほどで道に出合い左に進むと道標がありました。消費カロリーまで書かれている道標なんて初めて見ました。
ここでまたこの後どうしようかと検討です(行き当たりばったりはいけませんね)。このままトラバース道を下って森林公園南面登山口に行く予定でしたが、まだ11時なので銚子の伽藍方面に行ってみることにしました。以前にたそがれオヤジさんが銚子の伽藍を歩かれた記事を見た記憶がありましたが、銚子の伽藍とは何を指すのか覚えておらず、とりあえずその辺りに行ってみようかと思った次第です。
東に向かうとすぐに舗装道路に出合います。軽井沢峠のようです。ここからは舗装道路を歩きました。牛石峠の道標で舗装道路と別れ、少し進むと牛石でした。
多少笹の煩くなった道を進むとあずまやのある牛石山。そこからは下りになり、多少気をつけながら下りて行きます。向かいの高い絶壁に人が見えました。あの場所に立っていることはそれほど恐怖感はないかも知れませんが、こちらから見ている方が怖くなってしまいます。
(分かりにくいですが人が立っています)
適当に崖側に寄り道しながら下って行ったら沢になっていて、滝の最上部になっていました。この辺りが銚子の伽藍なんでしょうか。水の落ちる所をロープに掴まりながら見てみますが、ほんの少し見るだけで退散です。
結局、銚子の伽藍が何を指すのか不明のまま、対岸に渡って登るのも疲れるのでここで引き返しました。やはり登り返しはきついです。また性懲りもなく絶壁側に寄ってみましたが、向かいの高みを見るのが精々で、下を見る気にはなりませんでした。
牛石峠に下りる所で銚子の伽藍に行けるのかと二人連れに声をかけられましたが、そもそも銚子の伽藍が分かっていないので、滝の上部には行けますと答えました。1時間ちょっとでさっきの消費カロリーの書いてある道標の所に戻りました。あとは当初の予定通り戻るだけです。道はしっかりしています。下るだけだと思っていましたが、微妙な登りはありました。道がやや崩壊してロープのある所もありましたが、歩くには問題はありません。
荒山山頂への分岐には佇まいがトイレのような建物がありましたが、回り込んでみると休憩する所のようです。失礼しました。
さらに下ったあずまやのある十字路の傍には綺麗なツツジが咲いていました。
その先には芝の広場との標柱が立っており、確かに芝のある広場になっていました。
ひたすら下るだけです。ヤマツツジやミツバツツジが所々にありますが、本番はまだ先かも知れません。その他、よく分からない花が咲いていました。
(ミネザクラ?)
最後の方はちょっと急な所を下って南面登山口に着きました。駐車場には20台近く車がありました。それほど多くの人とは会っていないので、不思議な気がしました。
林道を西に向かって駐車地に戻る訳ですが、すぐに右に行ってしまい行き止まりになります。少し下って林道に出てから西に向かうべきなのでした。途中にもう閉鎖したのでしょうかサーキット場などもありました。最後は少しだけ登りになり鍋割山登山口の駐車地に着きました。車は4台ほどありましたが、朝あった車はもうなくなっていました。
相変わらずのことですが、もう少し下調べをした方が良かったかもしれません。でも今後もこんな調子で歩くのだろうと思います。
鍋割山登山口(1時間15分)鍋割山(35分)荒山高原(50分)荒山(15分)前浅間山(35分)滝上部(1時間)荒山分岐(20分)棚上十字路(25分)荒山登山口(35分)鍋割山登山口
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野球親父さん、フットワークが軽いですね。
自分はこのエリアになるともうお手上げ。
・・・なんて言ってるのでいつまでも栃木県から脱却出来ずにいます。
もっとも栃木の山でもまだ歩いていない所のほうが多いので、未だ修行の身かな>自分。
せめて積雪の赤城山くらいは一度は訪れてみたいもの。
投稿: まっちゃん | 2015年5月 7日 (木) 22時56分
まっちゃんさん こんばんは。
フットワークが軽い訳ではなくて、栃木の山で歩きたいルートがいろいろあるのですが、藪歩きや長歩きになりそうなので、踏ん切りがつかずにちょっと逃げているような状況です。
確かに雪の赤城も良さそうですね。雪道の運転が個人的にはかなりネックになってます。
投稿: 野球親爺 | 2015年5月 8日 (金) 21時59分
こんばんは。連休のフィニッシュは赤城に行かれていたのですね。
「銚子の伽藍」、私にもいまだもって不明です。
その名称からして、つい行ってみたくなるものですが、何ということもないというか、そういうもんだろうなというか…。
また行くほどのスポットでもないような気がいたしております。
随分な周回でしたねぇ。帰路のコースは歩いたことがありませんので、参考になりました。
投稿: たそがれオヤジ | 2015年5月11日 (月) 22時05分
たそがれオヤジさん こんばんは。
「銚子の伽藍」はたそがれオヤジさんをもってしても不明ですか。上からではなく下から見上げると何か分かるのでしょうか。まあ沢歩きの技術がないので私にはできませんが。
機会があれば対岸からまた「銚子の伽藍」を考えてみましょうかね。
帰路の道は関東ふれあいの道のようでした。歩きやすい道でした。
投稿: 野球親爺 | 2015年5月12日 (火) 20時47分