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2015年5月14日 (木)

歌ヶ浜~大日崎~黒檜岳~千手ヶ浜~菖蒲ヶ浜(平成27年5月10日)

昨年の5月に大日尾根のショートカットルートから社山に登りました。今年もほぼ同時期に大日崎から黒檜岳に行ってみました。当初は松ヶ崎から登る予定でしたが、大日崎からの緩やかな尾根に呼ばれてつい足を踏み入れてしまいました。シャクナゲ藪に戦々恐々としていましたが、思ったほどのきつい藪はそれほど続かず、また咲き誇るシャクナゲの花に癒されて歩くことができました。黒檜岳への縦走路は以前よりも巻き道が多くなっていた印象がありました。所要時間が以前の3割増しほどになって、加齢を実感しました。千手ヶ浜から菖蒲ヶ浜への道でシロヤシオを期待していましたが、時期が早すぎたためかまったく見ることができませんでした。疲れてしまったので菖蒲ヶ浜でバスに乗って戻りました。

黒檜岳 (1976M)

立木観音の駐車場に停めて歩き出します。中禅寺湖の湖面は強風のためか波打っていました。湖岸を歩いて行き上野島の案内板を見て「こうづけ」と読むことを初めて知りました。「うえの」だとばかり思っていました。そのすぐ先が大日崎です。緩やかな傾斜で人を呼び込むように見えます。松ヶ崎から登ろうと思っていましたが誘い込まれるように足を踏み入れてしまいました。

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シャクナゲの薮が酷いとの情報を知っていましたのでどうなることやらと思いながら進みました。しばらく行くとシャクナゲの登場です。

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覚悟して進みましたが、すぐに穏やかになりました。拍子抜けの感はありましたがまたすぐに薮こぎになりました。腰を屈めながら手で枝を動かしながら進みます。

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それでもどうにもならない薮は殆どなく左右を見て歩けそうな所を探して歩くことができました。

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またシャクナゲの花が至る所で咲いているのが、気を紛らわしてくれて憂鬱になる藪漕ぎを和らげてくれたようです。

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40分ほどで藪を抜け、登ったピークの手前にはミツバツツジが咲いていました。ここから社山と黒檜岳の分岐までは昨年歩いているので楽な気分で歩きます。社山が近くなりますが、あまり見慣れない形です。

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1633Pを過ぎ笹が深い所を登っていきます。男体山を見ると昨年三本松ルートから登った太郎山神社の下の岩場と思しき場所が確認できました。

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登りきった1730m付近の平坦な場所は北側が開けて好展望地です。倒木に腰を下ろして休憩しますが、至る所に鹿のお土産があり閉口してしまいますが仕方ありませんね。展望を楽しみます。これが今日の目的のひとつです。

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(太郎山)

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(山王帽子山)

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(於呂倶羅山)
 

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(高薙山)

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(温泉ヶ岳)


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(前白根山)

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(日光白根山)

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(錫ヶ岳)

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(真ん中の白いのは赤岩滝でしょうか?)

30分近く休憩して再出発します。社山と黒檜岳の分岐から社山側に下った所にあるアカヤシオが数は多くないものの最盛期を迎えていました。近くまで行く気力はありません。

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分岐からの道は何年振りでしょうか。やんちゃオヤジさんの栃木百名山完登の露払いで半月山、社山、黒檜岳と歩いた時以来です。ちなみにやんちゃオヤジさんはたった5か月ほどで栃百を登り切っています。仕事もちゃんとしていたらしいです。

以前歩いた時は巻き道は少なかったように思うのですが、だいぶ巻き道ができていて、直に登ったほうが良かったような所もありました。ミネザクラでしょうか。咲いてました。

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下を見ながら歩いていると鹿の角です。地面に刺さっています。人為的なものでしょう。鹿為的ではないと思います。

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気持ちのいい歩きが続きますが、風は強いです。振り返って見ると社山南尾根の崩壊地がすさまじいのがよく分かりました。進むにつれて足尾の山々も見えてきます。前の時には見えていたとしても同定出来なかったであろう山が今は概ね分かります。

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1816Pの先の平坦地はいつまでも休んでいたいような場所です。道標がありますが、必要なものかどうかいささか疑問の残るところです。

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その先は笹が深くなって多少道が分かりにくくなります。大平山が左手に見えてきて進んで行くと分岐になります。

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大平山に寄ってもいいのですが、ついでのような感じで単に分岐からピストンするのでは申し訳ない気がして、今回は寄りません。いずれ南東尾根からでも登りましょう。黒檜岳方面に行くと樹林帯の中は残雪がありました。結構踏み抜きました。

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目印などを頼りに進むと道標です。以前に来た時にはここに黒檜岳の板があったように記憶しています。西の方から丁度二人組がやってきました。千手ヶ浜からのピストンとのことでした。

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西側に向かいます。雪の上にトレースがあるのでそれを追っていけばいいので楽チンです。

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1976Pにいくつか板がありました。

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さらに西に進むと地形図の黒檜岳の記載のある場所にも板がありました。山部さんの板もいまだ健在です。

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このほんの少し西に雨量計があり、そこに腰を下ろせるスペースがあるのでそこまで行って休憩しました。日光白根山や錫ヶ岳が近くに見えました。もう歩き始めてから6時間が経とうとしていますので疲れています。後は下り基調なので何とかなるでしょうか。

さっきの分岐まで戻って千手ヶ浜方面に下ります。残雪がありますが、ここもトレースがあって助かります。

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1802Pから下って行くと下の方はシャクナゲ街道になりました。今日はシャクナゲの日のようです。

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尾根をはずれての下りは狭いトラバース道になります。沢の所で道が一部崩壊していました。

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向かい側の道を確認して進みます。この周辺はちょっと危険でした。遊歩道に降り立つ手前では花が群生していました。フッキソウでしょうか。

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遊歩道を千手ヶ浜に向かって進む途中でまたミネザクラでしょうか咲いていました。この方向から見る男体山は横に大きく見えますね。

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千手ヶ浜にはそれなりの人がいました。山で会ったのは、さっきの二人だけでしたが。ちょっとだけ休んで菖蒲ヶ浜へ向かいます。シロヤシオを少しは見られるかと思いましたが、所々にミツバツツジが咲いているだけでした。

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竜頭滝入口のバス停には人が沢山いましたので、もう少し先に行ってみました。菖蒲ヶ浜のバス停でしょうか。時刻表を見ると定刻は過ぎているようです。待っている人に聞いたらまだ来てないとのこと。2分ほどでバスが来ました。非常についています。どうにか坐れました。立木観音入口で下り、そこから10分ちょっと歩いて車まで戻りました。風は強いままでした。満足感と言うより疲労感の強い歩きでした。

立木観音駐車場(1時間30分)大日崎(1時間15分)1557P(40分)展望地(2時間)黒檜岳(1時間15分)遊歩道(15分)千手ヶ浜(1時間)バス停・立木観音入口バス停(15分)立木観音駐車場

Photo_2

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コメント

今回は大日崎からでしたか。

薮がひどいという情報は目にしますが、そんなにてこずった様子もなさそうですね。
自分はかつて上野島からの尾根を使いましたが、次回は大日崎か松ヶ崎からの尾根も歩いてみたいと思いました。
それにしても石楠花薮も花が付いていると気分が良いですね。
自分の石楠花薮は、どこの山域でも花が無いただ屈強にしなるのしか知りません(TдT)

1730m付近は相変わらず眺望が良いですね。
黒檜岳への稜線も再訪したくなってきました。
自分は大平山はついでに行っちゃったクチなので、次回は是非南東の尾根(二本、歩けそうな尾根筋あり)を行きたいところすが、
この山域はいたる所に岩稜が潜んでいる可能性あるのでビビってます。
チキンな自分は野球親爺さんの記録を研究してからにさせていただきます。
というか、銅親水公園周辺のエリア、未だに足を踏み入れたことが無いんです。


まっちゃんさん こんばんは。
大日崎からのルートは藪を覚悟していましたが、花に気分を紛らわせてもらったのか、いやになる藪ではありませんでした。
時期が良かったのだと思います。シャクナゲの太い木には近寄りませんでした。
あの展望地に行くために大日尾根を登るようなものですね。何回でも行きたいところです。
大平山は南西尾根は岩があるようですが、以前歩いた雨量計?のある尾根には岩稜はありませんでした。
私も岩は勘弁願いたい口なので、歩けるところが限られます。
銅親水公園周辺も最近は歩かれる人が増えているようです。中倉山からオロ山への尾根は気分良く歩けますよ。岩も思ったほど危ない所はありません。

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