不動沢登山口から家形山(平成27年8月2日)
8月1日に翌日の気象情報を調べると第一候補にしていた日光方面は午後から雨になりそうな雰囲気です。北の方を調べると福島県は1日中天気は持ちそうな感じでした。それならばと昨年しぼれさん&Pさんが歩かれた家形山に行ってみることにしました。お目当てはあの沼ですけどね。
磐梯吾妻スカイラインに入ると携帯にお仕事の電話がかかりました。一旦切ってしばらく車で進み不動沢橋の駐車場で業務連絡。どうにか戻らなくても良さそうでした。2時間近くかけてここまで来てすぐに戻るなんてことにならずに済んで一安心です。駐車場で用を足し、周囲を見回しても登山口らしきものは見当たりません。ちょっと手前のバス停のある所に行ってみると、端の方に登山口らしきものが見えました。支度をし始めている男性が一人、さらに数分でもう一人の男性がやってきました。後から来た方とは家形山まで前後して歩く形になりました。
家形山(1877M)
登山口には一切経山周辺の火山情報と立ち入り禁止区域の記載された印刷物が置かれていました。浄土平から一切経山へは直接行けないことになっているようです。(事前の情報から知っていましたが。)一切経山に今日は多分行くことはないので問題ないでしょう。
土管のある小さな沢を渡って山歩き開始となります。道端にはオトギリソウが大分上の方まで咲いていました。道しるべもしっかりしており、比較的新しいように思われます。岩にも白いペンキで行先が書かれていました。30分足らずで賽河原に到着。それらしきものは見当たりません。多分かつては何かしらあったのでしょうね。この辺りまで何通かのメールが入りそのたびにメールを見たり返信したりと、ゆっくりモードで進みました。その間に駐車場に後から来た男性に抜かれてしまいました。傾斜も緩いこともあり、少しスピードアップします。それにしても暑いです。今日は3Lの水分を持ってきていますが、足りなくなりそうです。すぐに山鳥山の板を見ます。慶応山荘は管理人不在とも書かれていました。
「湯の平」を過ぎて「井戸溝」。沢に心許ない橋が架かっていました。注意して渡ります。ちなみに一人ずつ渡るように書かれていました。
(ピンボケ)
少し登っていくと慶応吾妻山荘の分岐。帰りに寄ることにします。少し進むと右に分岐する道があります。「硯石」と書かれた板があり、地面には「追分」の板もありました。後で確認すると右への道を進むとかつての避難小屋があるようでした。ここで休みます。先ほどの男性と少しお話をしました。伊達から来られたそうです。安積山(額取山)に是非登ってみてくださいと勧められました。涼しくなってきたら登りましょうか。この先も前後して進みます。
1680m付近の木のない裸地に大根森の板が立っていました。さらに進み多少登りがきつくなって1760m付近で家形山らしきものが認識されます。家形山の東隣りのピークに近づくと家形山も存在感を放ちます。
少しの登りでピークに着くと、一切経山と一番のお目当ての五色沼が見えました。やっぱりいいですねえ。思わず声が出てしまいます。
ここから家形山まで殆ど沼を見ながら歩くことができます。一旦下って登り返すと遭難碑がありました。その先で一切経山への分岐を分けて、右上に登っていきますが、少し道が不明瞭になり、ほんの少し藪漕ぎをして正規ルートに出ました。山頂手前はちょっとガレていて滑りやすいです。
慎重に進んで登りきるとケルンと標石のある場所に着きました。
ここが山頂と思っていたのですが、「伊達」さんはさらに西に進みます。どこに行くのか問うとどうもここは山頂ではないようですとのこと。確かにGPSを確認すると山頂マークはちょっと西側にあるようです。後を追って進んでみましたが、よく分かりません。東大巓等への標柱を見ました。
五色温泉と書かれている方向に行ってみました。そちらに行くと家形新道口と書かれた三角の赤い板が木に掛かっていました。
さらに少し先に進むと下ってしまうようです。仕方ないので戻ります。さっきの分岐をまたさらに戻り、GPSを確認するとどうも山頂のマークは藪の中にあるようになっていました。藪漕ぎしても仕方ないなあと思い、さっきの標石のある場所まで戻ってみました。「伊達」さんは兵子の方に行ってしまったのでしょうか。もうこの後は会うことはありませんでした。標石の北側に樹林帯に向かう踏み跡がありましたのでそこを進んでみると木に三角の山名板が掛かっていました。ここを山頂とすることにしました。やれやれ。
ここで大休止です。もちろん五色沼が見える方を向いて休みます。見飽きることのない眺めです。
遠目に見る一切経山にも人がいるようでした。目を右に転じれば磐梯山も見えるんですね。
自分なりに十分休んで戻ります。家形山東隣りのピークから少し先に行ってみました。少し違った角度からまた五色沼です。ちょっとしつこいかも知れません。
帰りは少し寄り道しながら戻りました。1760m級ピークには名前の分からない花が咲いてました。硯石の分岐から少し行ってみましたが、何もないのですぐに戻りました。慶応吾妻山荘に寄って水を補給しようと分岐から5分ほど歩いて行ってみたのですが、水はちょろちょろとしか流れておらず、500mlのペットボトルが満杯になるのに軽く10分以上はかかりそうでしたのであきらめて戻りました。この時期は期待しない方がいいですね。のどの渇きを少ない水で潤しながら(全然潤いませんけど)50分ほどで車に戻りました。人にはあまり会わないかと思いましたが、帰りの賽河原あたりで4人のパーティーとすれ違ったのを含めて10人近くと出会ったでしょうか。もう色づいたナナカマドもごく一部にありましたが、やはり紅葉の時期がいいでしょうね。
今回見られた花々です。オトギリソウが沢山ありました。
(井戸溝西)
(井戸溝西)
不動沢橋BS前(1時間10分)慶応吾妻山荘分岐(25分)大根森(40分)家形山(30分)大根森(15分)慶応吾妻山荘分岐(5分)山荘(5分)慶応吾妻山荘分岐(50分)不動沢橋BS前
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