先日ななころびさんが寺久保山に行きそびれた記事を拝見しました。以前この辺りを歩いた時に山王山に行かなかったことを思い出し、地形図を眺めて見ると、樺崎寺跡西の152.8m三角点から高速道路の下をくぐり228.9m三角点を経由して山王山に行けるのではないかと考えました。山王山からは鳩の峰を経由して越床峠に行き、峠からは西進し、ゴルフ場の西にある157.3m三角点まで行けば道路歩きを短くできるのではと思いました。まあ、実家にちょっと寄って母親に会おうかと思っていたもので、今回の歩きになりました。
樺崎八幡山(152.8M)、山王山(370M)、鳩の峰(317M)、雷電山(157.3M)
ネットで調べたところ樺崎八幡宮に駐車するのが良さそうなので、道案内に従って八幡宮に着くと、工事中のようで広い駐車場のような所に停めるのは憚られたので、小さな太鼓橋のある傍に停めました。帰りに気づいたのですが、山王山が良く見えていました。
八幡宮の参道を通って階段を登り神社にお参りをしました。

神社の裏から踏み跡らしきものを頼りに登ります。適当に登っていくと石祠に出合います。左に向かってふわふわした道を進むと展望の利く三角点のある場所に着きました。

「富士山を望む」と書かれていたので目を転じてみると富士山が霞んで見えました。良かったです。

次に進もうと振り返ると木に小さな板がかかっているのを発見。見過ごすところでした。

北西に下りた方がいいかなと思って下って行くと舗装道路が下にありました。ただだいぶ下にあって下りるのは厳しそうです。最初は法面の途切れたところまで行こうと思ったのですが、枝が煩いし距離もそれなりにあるので上に戻ったほうが歩きやすいだろうと上の方に戻りました。そこから石祠のある方に進み踏み跡を北側に行くと道もなくなります。フェンスのようなものが見えたのでそちらには向かわず適当に下りると道路に出られました。高速道路の脇に出るとフェンスが目に入ったので、フェンス沿いに進むと案外簡単に下りられたのではないかと思いました。
高速の下をくぐって西隣のピークに向かいます。東側の斜面は伐採されていて、適当に歩きやすそうな所を登っていきました。

ピークに着くとここから稜線歩きになります。踏み跡はありました。203Pの西側は伐採されているのか展望が利き、日光の山や足尾の山などが見えました。進行方向には山王山と思われるピークも見えていました。



さらに少し進んだピークには一本松?があり、ここからは赤城山が良く見え地蔵岳のアンテナ群も遠目に分かりました。足利西部の山々も見え、両崖山、大岩山、石尊山、深高山なども見えていました。

228.9m三角点は何もない所でした。

そこから先もあまり特徴のない尾根歩きが続き、山王山を見ながら進みます。舗装道路に出る直前に人の気配がします。二人組を発見。道標らしきものがある所にいました。こちらはよく分からないので道路を突っ切り進んで行くとまた道路。左の道標の所に行くと、ここが山王山の登り口になっているようでした。まったくの藪山だと思っていたので拍子抜けと言うよりもラッキーでした。

道はつづら折りに作られていて登りやすいものでした。途中で伐採された所から何か見えるのではないかと行ってみると浅間山が見えました。

(中央に浅間山、右手前の鉄塔のあるピークは彦谷湯殿山でしょう)
登りついた平らな所には石祠がありました。先行の人が山名板に触っています。はずしているようです。山頂はここじゃなくてもうちょっと上なのだそうです。笹薮の中にある道を少し行くと平坦な所に出ました。ここにある木に山名板を付け替えていました。確かにこちらの方が石祠のある場所よりも高いようです。

山頂で浅間山の方を向いて休憩です。風も強くなく寒くもなくいい天気で良かったです。再出発し越床峠へと続く道を目指します。石祠の所からコンパスを合わせて下りて行きましたが、少し北にずれたようです。少し南に修正すると踏み跡に出合いました。下る途中に「庚申塔」と書かれた打ち捨てられたようなものを見ました。

さらに下って行くと道路が見えてきました。ここも道路までかなりの高さがあります。ここを強引に下りることはできません。少し北の方に行ってみると法面の切れたところがありそこから下りられました。道路の向かい側に進んで少し登ると越床峠方面と寺久保山方面の分岐になります。ここから越床峠への道はしっかりしているので気は楽です。

時々景色を見ながら進みます。微妙なアップダウンがあって疲れますね。301.4m三角点はルートからははずれているのですが寄ってみました。

戻ってまた南下します。アンテナが設置されていました。進んで行くと鳩の峰らしきピークが見えてきました。越床峠はまだ遠そうです。さらにゴルフ場の先に見える最後に辿ろうとしている稜線も遥か多くに見えました。大丈夫かいな。塩坂峠には関東ふれあいの道の道標があり、さらに越床ハイキングコースの案内板もありました。ここから越床峠まで2時間かかるようです。大丈夫かいな。

鳩の峰方面に進むと季節外れの花が咲いていました。別の場所でも咲いてました。

樺崎八幡宮への道標、さらには寺久保地区への道標を見送って登っていくと立派な石碑のある鳩の峰に着きました。

水分補給をして下りますが、ここは急なのでロープが設置されています。下りでは大助かりです。堀切のようなものがある小さなピークを過ぎて登っていくと三角点のあるピークの一角に出ます。ここも三角点はルートから外れていますが行ってみました。

北西側に向かう道がありました。道標によればここからも樺崎八幡宮に行けるようです。誘惑が多すぎますね。ルートに戻ってさらに南下します。途中で石祠を二つほど見ました。越床トンネルの上あたりでは好展望になりますが、景色を楽しむ余裕はもうなくなっています。霞んで遠くが見えないせいもありますが、疲れてますからねえ。
旧道に降り立つところが分かりづらいかと思っていましたが、踏み跡はしっかりしており問題なく下りることができました。少し登って越床峠到着です。風が冷たく感じました。またまた水分補給。2L以上は持ってきているんですがそろそろ底をつきそうです。

ここの登りは堪えます。ちょいやさしいコースなどと書かれていたので緩やかな傾斜のコースがあるのかも知れませんが、通常の道を進みました。番屋には寄らず鉱山山頂。眺めはいいですが、下は見ない方がいいでしょう。山王山は顕著なピークですね。今日辿ってきた尾根とこれから辿るであろう尾根が良く見えました。

尾根を忠実に進みます。振り返って見ると鉱山山頂は凄いですね。あの場所にいる人は何とも思わないでしょうが、よそから見た人の方がビビってしまいそうです。

大坊山への分岐のほんの少し手前の270m級ピークにはつつじ山とありました。

西進し210m級ピークの所にハイキングコースの板がありました。ハイキングコースは左折になりますが、こちらは右折します。踏み跡はありました。

やはり通常ルートではないので枝などが煩くなります。顔に傷がついたりします。189Pの先の160m級ピークの岩に登ると西側の景色が良く見えました。その先も枝に悩まされ、やっと三角点に着きました。雷電山と板に書かれていました。この日はつつじ山を含めて3箇所でこの板を見ました。

三角点からは踏み跡を辿って下ると石祠がありました。下のお寺さんの名前が刻まれていました。

落ち葉の堆積した急な所を下って、篠竹を掻き分けるとお墓の傍の道路に出ました。道路歩きをして車まで戻りました。8時間もかかりました。何で好き好んでこんな所を長い時間歩くのか自分でも分かりません。でもまたどこかを歩くんでしょうね。
樺崎八幡宮(20分)樺崎八幡山(30分)尾根取りつき(1時間)228.9m三角点(50分)山王山登り口(15分)山王山(15分)寺久保山分岐(1時間5分)鳩の峰(1時間10分)越床峠(1時間30分)雷電山(30分)樺崎八幡宮

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