釈迦ヶ岳(この時期に夏道を歩いて山頂に)(平成28年2月27日)
当初は北温泉から三本槍岳にでも行こうかと思っていましたが、GPV気象情報をチェックすると那須岳付近はすこし天気が悪そうな感じがしたので、この時期恒例の?守子登山口から釈迦ヶ岳に登ることにしました。殆ど夏道を辿る例年にない雪の少ない中での歩きや山頂からの眺めも今ひとつで面白味に欠けるものでしたが、山頂でまっちゃんさんにお会いでき、お話もできたのでそういう意味では大変良い1日にはなりました。
釈迦ヶ岳(1794.9M)
早起きしたくない病を克服して久しぶりに5時起きしました。五郎丸選手ではありませんが、ルーティーンがあって家を出るのはそれから1時間はかかってしまうのが常です。いつもの駐車地に着くと、これから歩き出そうとする男性がいらっしゃいました。ナンバーからすると私と同じ地区のようです。スノーシューを担いでいるので、今日は必要ですかねえと聞いてみると、前日ワカンで登られた方がいたとのお話でした。荷物が重くなって大変だなあとは思いましたが、男性に倣ってスノーシューをザックに括り付けて歩き出しました。坂を登っていく途中で忘れ物に気がついて車に戻り仕切り直しです。いつもあることです。これもルーティーンでしょうか?
道路にはほとんど雪はなく、いつもの登山口に着くと、路肩に車が停まっていました。今日は盛況だなあと思いながら階段を登ります。雪はありません。まだ狩猟期間なのでハンターにご用心ですが、結局歩いている間に発砲音を耳にすることはありませんでした。守子神社を過ぎ、西平登山口分岐を過ぎてやっと雪が出てきました。
連続してはおらず途切れ途切れの雪です。ふと右手を見ると先日登った八海山神社と矢板市最高点方面が見えます。八海山神社のある所がここからはっきり見えたのは初めてのような気もしますが、見えていても認識していなかったと言うのが本当の所でしょう。人間の目(私の目)はいい加減ですから。
いつも雪庇ができる所もあるようなないような感じでした。
夏道を歩いていくのも癪なので、雪のある所を選んで歩いていきます。前山の急な登りはいつものことなのですが、今年は本当に雪が少ないようです。昨年深い雪に苦労したのとは大違いです。
ここでもトレースをあまり辿らず適当に登っていきました。平坦になっていつもの道標。やはりだいぶ露出しているようです。
少し西に進んだ岩のある所で小休止します。この日は水3リットルを持ってきましたが、2リットルの水とスノーシューは背負って往復しただけになりました。前方に見える釈迦ヶ岳のこちら側の斜面は笹の緑が見えるだけです。どうやって登るのかな?
夏道を進み、南側の眺めの良い所でも霞んでいて遠望は利きません。まあ仕方ないです。1498Pからの登りも例年なら適当に登っていきますが、殆どの部分で夏道を歩いていきます。ただ抵抗するように歩けそうな所は適当に歩きました。
(例年なら笹は雪の下)
どの辺りだか忘れましたが、山頂にはそれほど近くない場所で、下りてくる男性に出会います。見ると朝出会った男性です。驚愕の速さです。思わず速いですねえと声が出てしまいました。(只者ではないと思い、帰宅してからヤマレコを見てみると、wakasatoさんでした。往復4時間かかってませんでした。)この先もまだ雪のない部分がありますよとのアドバイスをいただき、背中が重いのでスノーシューを履こうかと思っていたのですが、止めにしました。
山頂の近くになっても夏道歩きです。
中岳からの道を合わせる場所の近くになっても雪のない所もありました。
分岐から少し登り山頂の一角に出ても雪は少ないです。いつもは雪庇ができるのですが。
やっと山頂に到達しました。
男性がお一人いらっしゃいました。少しお話し、何となくそんな予感がしましたので、ブログなどをやっていますかと尋ねてみました。するとやっていらっしゃるとのこと。まっちゃんさんですかとまた尋ねるとそうですと。こちらも野球親爺と名乗りました。今日あたりこちらを歩いていそうな感じがしましたので話しかけてみました。これから下りようとしている所をお引き留めして申し訳ありませんでした。色々お話できて、ちょっと残念な山歩きになりそうな日を良きものに変えることができました。有難うございました。雪に埋もれたお釈迦様はまたの機会にということで。
まっちゃんさんが下りられてから眺めをおかずにして腹ごしらえです。残念ながら日光方面は霞んでました。富士山は望むべくもありません。福島との県境の山々は見えていましたが、燧ケ岳は見えませんでした。那須も遠くて見えにくかったですね。大佐飛山塊は近いので良く見えました。こちらはそれなりに雪はあるようです。景色は今回お見せできるようなものが撮れていなかったので鶏頂山だけでご勘弁を。(綺麗な写真はまっちゃんさんの記事をご覧ください。なんて書いていいですよね。まっちゃんさんすみません。)
下りは折角持ってきたのでアイゼンを装着。急な下りに役に立つかと思って。下りも適当に夏道をはずしてズボズボと踏み抜いたりして進みました。前山では久しぶりに目にした板がありました。
前山からの下りも夏道を嫌って適当に雪の斜面を降ります。雪がない夏道は滑りやすく、3度ほど滑って転倒してしまいました。守子登山口に着くと丁度まっちゃんさんが帰る所でした。まっちゃんさんの挨拶に会釈してお別れいたしました。またどこかでお会いしましょう。
駐車地に着くと那須ナンバーの車が停まっていました。下りでは男女二人組、父と子の二人組とすれ違いましたので、どちらかの車でしょう。そういえば登山口にももう一台停まっていました。この日は私を含めて7人もこのルートを歩いていたことになります。だいぶ人気のルートになったようです。
この時期このルートで釈迦ヶ岳まで歩くのは4回目かと思っていましたが、調べたら5回目でした。2011年が初で、2013年からは今年まで4年連続で登っていました。来年もまた登ることになるんでしょうね。
駐車地(40分)守子神社(1時間25分)前山(1時間35分)釈迦ヶ岳(50分)前山(45分)守子神社(30分)駐車地
ちなみに以前の記録です。
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