2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« 狸山~半月山~社山(平成28年3月20日) | トップページ | 向山~花瓶山~砥山(平成28年4月3日) »

2016年3月27日 (日)

北湯から三本槍岳(平成28年3月26日)

北湯から三本槍岳に行ってきました。やはりこの辺りでも雪は少なかったようで、中の大倉山三角点の南斜面は藪がしっかりと出ていました。三本槍岳山頂も地面が露出していました。かろうじてエビのしっぽが見られました。山頂からの展望に満足しました。

中の大倉山(1417.1M)、三本槍岳(1916.9M)

北湯の駐車場には数台の車が停まっているだけ、端の方に除雪した雪がほんの少しありました。まず北湯に向かって下って行きますが、道に少し雪があって凍結しているようで慎重に進みます。旅館を過ぎて山に入った所に看板がありました。那須岳火山防災マップというものらしいです。

P3260003

道には少しだけ雪があります。今日のものと思われる先行者の足跡がありました。道標の所から左折、林道を越えても雪は断続的。登山道は中の大倉山の西をトラバースするようについていますが、今日は三角点に寄ってみようと直進します。最初は笹が少しだけ出ていました。

P3260011

後ろを振り返ると筑波山が見えます。

P3260019

そのうち雪よりも藪が多くなってきます。強引に進もうとしますが無理のようです。

P3260022

少し左に回り込み木のある所から先に進みました。

P3260024

斑状にある藪なし区間を拾いながら最後の笹薮を抜けて一安心。茶臼岳には思ったよりは雪があります。

P3260029

スキー場の一角に出ると別天地で雪原といった趣。露出した三角点です。以前は横になっていたような記憶があります。

P3260034

まっさらな雪面を歩いていきます。時々東側の景色を見て行きますが、奥久慈男体山が見えるのを知りました。(単に忘れただけかもしれませんが。)スキー場に別れを告げ登山道に合流するとやはり先行者のトレースがありました。トレースを辿るのもなんなので、脇を歩いたりします。結構沈み込むところもありますが、例年よりも積雪は少ないように思います。途中で先行者に倣ってアイゼンを着けます。ワカンかスノーシューを持ってきた方が良かったかも知れません。景色を眺めにちょっと左手に行くとズボッとなりました。

P3260052

所々で朝日岳や茶臼岳を見ます。

P3260058

途中で地面の露出している所もありました。1714Pへの登りは少し南側から巻くように夏道がついているのですが、ここは直に登ることにしました。少し登ると訳の分からない足跡がありました。動物でしょうか?

P3260078

右に見える赤面山と同じくらいの高さになってきました。猪苗代湖も見えてきます。手前の風車群も。奥に見えるのは吾妻連峰でしょうか。少し雲が多いようです。

P3260085

登山道に合流する手前で足を上げる時に反対側のズボンにアイゼンをひっかけてしまい、縫い目の所が切れてしまいました。残念だなあ。しばらく登ると樹氷が見られるようになりました。今日は気温は低いですが、風はこの辺りにしてはいつもよりは弱い感じです。

P3260107

赤面山への分岐はいつの間にか過ぎてしまいました。スダレ山への登りは雪はありません。ここは以前来た時にも地面が露出していました。登って行くと左前方に白い会津駒ヶ岳や燧ケ岳が見えてきます。今日は景色を見たくて来たようなものですから、曇っていなくて一安心です。右手に旭岳も見えてきました。磐梯山は中腹から上は雲がかかっているようで全貌は見えないようです。清水平への分岐まで下って行きます。

夏道はここで北に折れるのですが、以前残雪期にこちらを歩いて疲れた記憶があったので、今回は西にそのまま進むことにしました。トレースがちょっと先までありましたが、途中で引き返しているようでした。雪面を見ると硬く締まっていそうな所と、柔らかくてもぐってしまいそうな所が何となく分かります。ただ、硬い部分が連続していない所もあり、ズボズボしながら硬い所を探して歩くことになります。こちらは西側の景色が良く見えます。ふと右手を見ると夏道を登って行く人がいました。こちらの斜面はノートレースです。前方を見てルートを適当に考えます。

P3260142

岩の所を目指して登って行きます。今度は夏道を下って行く人が見えました。鞍部からの登り返しが結構疲れるような気がしますが。こちらは登りきると三本槍岳の南の肩というべき辺りに着いたようです。まず流石山から三倉山へ続く稜線が目に飛び込んできました。

P3260151_2

冬季限定の眺めでしょうか。いい眺めです。

P3260159

P3260160

P3260161


P3260162


P3260163


P3260164


P3260165


P3260166

山頂に向かいましょう。白い花を纏った木のように見えました。

P3260169

ズボズボと行く場面が多いので、ハイマツの上に乗って進みました。踏み跡に出合うと楽に行けます。山頂に人がいるのではと思いましたが、誰もいませんでした。山頂独り占めです。標柱のエビのしっぽが辛うじて見られました。

P3260194

(裏から見た方がしっぽが長い)

食事タイムです。周囲の景色を眺めながらの食事です。旭岳が近いです。甲子山から見ると荒々しく見えますが、こちらからだと端正な姿になります。

P3260181

少しだけ北に行くと樹氷の林でした。

P3260197

30分近く休みましたが、誰もやってきませんでした。去りがたい気持ちですが、山を下りてからちょっとした用事があるので、ここら辺で下りましょう。下りも途中から夏道を離れて下ります。夏道を登ってくる人が3人ほどいました。結局この日は誰ともすれ違うことはありませんでした。登る時に見落とした赤面山の分岐も帰りに発見。これでは登りでは見落とします。

P3260227

中の大倉尾根では雪はかなり緩んできていました。下の方に行くにつれてだいぶ雪も融けたようです。北湯には人が結構入っているようでした。車に戻る坂の途中でも何人ともすれ違いました。人気の温泉なんですね。駐車場にも車が増えてました。ズボンをダメにしたのは痛かったですが、景色を堪能することができて良かったです。

北湯駐車場(1時間20分)中の大倉山(2時間20分)清水平分岐(50分)三本槍岳(25分)清水平分岐(50分)スキー場分岐(55分)北湯駐車場

Photo

« 狸山~半月山~社山(平成28年3月20日) | トップページ | 向山~花瓶山~砥山(平成28年4月3日) »

那須の山」カテゴリの記事

コメント

那須ともなると、少ないとはいえふんだんに残雪があるのですね。

自分は夏道の大倉尾根も歩いたことがないので、まずは無雪期に、そして来年の残雪機に後追いしたいです。

自分もこの間の大佐飛山でスパッツをアイゼンで引っ掛けて裂いてしまいました。
夏用の薄い素材だったのでいつかはと思って
ましたが、今度は雪山用のガードが付いたやつを考えてます。

まっちゃんさん こんばんは。
那須はやはりそれなりに雪は多いようです。三倉大倉はさらに多いですが。
中の大倉尾根は未踏ですか。
ゴンドラ利用もできますが、北温泉から歩かれる方がいいと思います。
シロヤシオやシャクナゲなどが見られる6月初め頃がいいかも知れません。
私はゲーターと言われるものを着けるのですが、結構丈夫にできているようです。
ズボンは10年以上前に買ったものなので新しいのをまた見つけます。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 北湯から三本槍岳(平成28年3月26日):

« 狸山~半月山~社山(平成28年3月20日) | トップページ | 向山~花瓶山~砥山(平成28年4月3日) »

最近のトラックバック