狸山~半月山~社山(平成28年3月20日)
社山には何回か登っていますが、雪のある時期は歩いたことがありませんでした。今年は雪が少なく、残雪歩きにもならないかと思いながらもとりあえず行ってみました。狸山北尾根から狸山、半月山と歩いて社山まで歩いてきました。
狸山(1622M)、半月山(1753.1M)、社山(1826.6M)
歌ヶ浜の駐車場に着くと、これから歩き出そうとしている人が数名いらっしゃいました。念のためワカンを持ってきていたのですが、皆さんそんなものは持って行かれないようなので、こちらもそれに倣い、車にワカンは置いていきます。念のためアイゼンとピッケルは持っていくことにしました。単独の男性が出発したあと数分後に歩き出します。(単独男性は「リンゴさん」だった模様、阿世潟峠でもお会いしたようです。)
まずは狸山。北尾根を登って行きました。東側斜面には雪はあるようですが、尾根上には殆どなし。藪も殆どありません。山頂近くに笹が少しだけありました。
山頂には電波塔でしょうか、建造物がいくつかありました。山名標柱が控えめにありました。
ここは山歩きを始めた頃に茶ノ木平から歩いてきたことがあります。その当時はまだロープウェイが動いていました。行きも帰りも利用させてもらったお手軽歩きでした。
半月山方面に向かうとすぐに残雪が現れます。はっきり言って後になると無用の長物と化すアイゼンを装着しました。その先も雪のない所の方が多かったのですが、脱ぐのが面倒なので結局阿世潟峠まで履いたままでした。登山道を荒らしてすみませんでした。駐車場に出てさらに進んで半月山の案内に従って進みます。できるだけ雪のある所を歩きます。途中で木の間から錫ヶ岳が見えました。
1720m級への登りはどこかで見たような光景でした。
ここから半月山山頂までがちと遠い気がしました。展望のない山頂。狸山と同じ標柱がありました。
展望台で眺めを楽しむことにしてすぐに先に進みます。展望台に着くまでにも北側の眺めのいい所が何か所かありその都度写真撮影。展望台に着いて一休みして景色を堪能します。思ったほどすっきりと晴れていないのが残念です。足尾の山が良く見えました。
再出発すると赤倉山が近くに見えました。(赤倉山ではふみふみぃさんがクマに遭遇した模様)
中禅寺山の板は未だ健在のようです。
この先の南側の斜面崩壊地辺りで男女2人組に出会います。10分ほどお話しました。この時期によく登られているらしく、足尾の山は例年なら白いのに、今年は血管のようだとおっしゃっていました。なかなかうまい表現だと思いました。ここら辺からだと社山も圧倒的な感じです。
阿世潟峠までの間にさらに男女ペアとすれ違います。社山に行ってきたようで、アイゼンはいらないでしょうかと尋ねたところ、必要ないでしょうとのことでした。失礼いたしました。
阿世潟峠でやっとアイゼンをはずしました。アイゼンが汚れてしまったので、残雪にこすり付けて泥を取ったりしている時に社山方面から男性が下りてきました(多分リンゴさん)。朝同じころ歩き出した人のようです。少し休んで阿世潟方面に下りて行きました。ここから阿世潟への道が不安材料だったのですが、アイゼンは必要ないみたいです。
さあここから標高差400mの登り返しです。アイゼンを脱いだら足取りが軽くなったようで、心持ち楽に歩けるようになりました。雪の残っている所もありますが、トレースがついていて問題ないようです。景色を見ながら登りましょう。
登る途中で10名ほどの団体さんと遭遇。楽しそうに下りて行かれました。たそがれオヤジさんの社山南東尾根が見えるとすぐに山頂。2人ほど休憩中。こちらは証拠写真を撮って西の方の開けた所に行きます。
坐るのに丁度よい岩がありましたので、そこに腰かけて腹ごしらえしました。あとは殆ど下りですから気が楽です。周囲を見回しますと黒檜岳、大平山へ続く稜線がいいですねえ。
さあ下りましょうか。社山の山頂では新たに二人組が休んでいました。男体山は今日はすっきりといきませんでした。
半月山の向こうの雲もいやらしいですね。
思いの外早く阿世潟峠に戻りました。ここから阿世潟まで雪はどうでしょう。アイゼンは付けずに下ります。ちょっと危なっかしい所はありましたが、大丈夫でした。
もうちょっと雪のある時に歩きたい気もしますが、いろは坂を冬に登るのもちょっと憂鬱ですね。
歌ヶ浜P(1時間10分)狸山(1時間)半月山(10分)展望台(15分)半月峠(45分)阿世潟峠(1時間10分)社山(40分)阿世潟峠(15分)阿世潟(50分)歌ヶ浜P
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コメント
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社山からの下山時に阿世潟峠でアイゼンを外していた方、覚えています。
お顔は確認しませんでしたが・・・。
なんと野球親爺さんでしたか!
そう言えば確かに歌ヶ浜から後続の方がいたのに、気づいたら消えていた・・・?
半月山へと向かったのですね。
私は社山往復だけでヘロヘロでした(;^ω^)
昨年秋の甲子山に続いて、またどこかでバッタリしそうですね。
投稿: リンゴ | 2016年3月22日 (火) 20時09分
この日社山方面には野球親爺さんが居られたとは。二時間くらいは野球親爺さんを遠くに見ながら歩いていたようです。
社山付近から見る風景はやはりいいですね。初めて社山に登った時に見た青空と雲を映した中禅寺湖がもう一度見たくて半月山から社山の間はいずれ歩くつもりで、この日時間が有ればたぶん行ってましたが。
野球親爺さんのおかげで残雪の具合がなんとなく分かったので完全に溶ける頃に出かけてみようと思います。
投稿: ふみふみぃ | 2016年3月22日 (火) 20時29分
リンゴさん こんばんは。
阿世潟峠では訳の分からない親爺がいるな思われたでしょうね。少し挙動不審に思われましたか?
昨年の甲子山でお会いしたのに、お顔を覚えておらずにすみませんでした。たしかにバッタリはまたありそうです。
今度こそは御挨拶をしっかりしたいと思います。
投稿: 野球親爺 | 2016年3月22日 (火) 22時29分
ふみふみぃさん こんばんは。
赤倉山はやはりクマさんがいらっしゃるようですね。まあどこにでもいると思いますが。
相変わらずのふみふみぃさんらしいお歩きには本当に感心しております。
半月山から社山さらには大平山、黒檜岳と続く稜線はポピュラーではありますが、眺めて良し、歩いて良しと思います。
ふみふみぃさんがどのように歩かれるか興味ある所です。
私も半月山と赤倉山とを繋ぐ歩きをと思っているのですが、長歩きになりそうで後回しになっています。
投稿: 野球親爺 | 2016年3月22日 (火) 22時40分
狸山に北尾根から登られたのですね。
自分は去年下りで使いましたが、比較的多めの残雪に鹿の交通量が多くて遠慮しながら歩かせて貰ったような感じでした。
雪の社山も行ってみたいものですが、行きたい所は多くてもなかなか時間が無くてもどかしいものです。
自分も今回の大佐飛山で今シーズンの雪はおしまいにして、
またネタ帳を広げて次の山行を練ろうかなと思ってます。
あ、でも、いろいろ頭を捻っても結局野球親爺さんの後追い
になってしまうので、やはり野球親爺さんは偉大だなと思います。
投稿: まっちゃん | 2016年3月22日 (火) 23時37分
まっちゃんさん こんばんは。
昨年の同じ時期に歩かれていたのですね。
記事を拝見しましたが、雪の量が全然違いますね。
たしかに行きたい所は沢山あっても時間がいかんともしがたいです。
まっちゃんさんは雪は今年はおしまいですか。私の方と言えば花粉が多く飛んでいるようでもうしばらく雪のある所になりそうです。
私もオリジナルの歩きは殆どなく誰かの後追いですよ。後追いでも歩きたいように歩くのが一番です。大日尾根、今年はまっちゃんルートをとも考えています。
投稿: 野球親爺 | 2016年3月23日 (水) 22時42分