向山~花瓶山~砥山(平成28年4月3日)
3日は久しぶりに尾根歩き虫食い状態を解消すべく県南に行こうと思っていました。ところが1日に今年初めての野球の練習があり、年甲斐もなく動きすぎてしまい、左のハムストリングをピキッと痛めてしまいました。肉離れというほどではなく、多少すじが伸びたような感じで、大したことはなさそうですが、長い時間歩くのはやめた方が良さそうです。そんな訳で県南へ行くのは中止し、近場で良さそうな所はないかと調べてみると、「リンゴさん」の花瓶山の情報がありました。多少イワウチワには早そうですが、家から近いし、それほど歩く時間もかからないだろうと出かけてみました。
向山(548M)、花瓶山(692M)、砥山(646M)
2日は夜10時まで仕事だったので歩きの準備もしておらず、3日朝に慌ただしく支度をするものの何回か忘れ物をして右往左往して家を出るのに時間が掛かりました。さらに車を走らせてから5,6分経ってまた忘れ物をしたのに気づいて家に引き返しました。10分以上のロスです。如来地区に行って車を停める場所をどこにしようかとウロウロしているうちに道を間違えたり、一度停めたところで歩き出そうと近くの人に大丈夫か確認すると、別の所にした方がいいですよと言われ、結局今まで2回花瓶山に登った時と同じ場所に停め直したりと、ここでも15分くらいはロスしたでしょうか。
この日は南尾根から向山へ登り、大倉尾根で花瓶山、そして県境を南下して途中で646P(砥山)に進み、南西尾根から林道に下りて戻るというルートを考えて歩き出しました。尚、646Pを砥山としたのは、2005年5月下野新聞社発行の栃木百名山ガイドブックの花瓶山の章の中の地図に書かれていたのを引用したためです。
駐車地は道路が舗装でなくなる手前の空き地でその傍にはトイレが設置されていました。多分ここに車を停める人は少ないでしょうが、ウツボ沢出合に駐車する方々にとっても、このトイレは有難いのではないかと考えます。(帰りにこのトイレを設置された方とたまたまお会いしました。100円と書かれていますが、別に入れなくてもいいとおっしゃっていました。でも、100円くらいケチらずに入れるのが良いのではと個人的には考えます。右下にある手を洗う水も入れ替えているそうです。)
林道を戻る形で進みます。変な方向を歩いていると思われたようで、車に乗った地区の方がどこへ行くのか話しかけてきました。花瓶山に行くことをお話すると、道に迷って茨城県側に下りてしまった人の話などをされました。礼を言って先に進みます。舗装ではなくなった林道を進むと道端にショウジョウバカマがありました。帰りに気づいたのですが、少し入った所にも咲いていました。
さらに進むと右手に石の階段が見えましたのでふと先を見ると石祠がありました。その後ろに御神木のような高い木がありました。取り敢えず行ってみて2拝1拍手1拝です。
取り付こうと思っていたところの道がよく分からず、別の所から入ります。
尾根上には廃作業道なのか窪みがありました。向山の手前のピーク辺りからイワウチワが出てきました。数はそれほど多くはありませんが、それなりに満足できました。
向山方面から人の声が聞えますが、向山に着いた時には姿かたちはありませんでした。
ここから花瓶山まではだいぶ以前に歩いていますが記憶には残っていませんね。少しだけイワカガミです。
群生しているもののまだ咲いていない所もありました。
現在地が特定できにくい地形です。そのうちカタクリも出てきました。ほんの数株見えますが、天気のためか花開いているものはありませんでした。
花瓶山近くにもカタクリの群落はあるようです。花咲く時期は見事でしょう。
県境尾根に合流する所で花瓶山方面から多分家族連れの5人組がやってきました。再度お会いした時に女性からお聞きしたところによるとカタクリ見物のようでした。群生地をご存じのようでした。花瓶山の手前の笹を避けようと巻き道を行ったら行き過ぎてしまったようで、却って笹と親しんでしまいました。反対側から山頂に到着です。相変わらずな山頂で長居は無用です。「はながめやま」なのですね。
大倉尾根を見送って県境を南下します。前回歩いた時に比べ笹の刈り払いがなされているような印象がありました。この尾根でも所々にカタクリの群生地があるようです。
砥山への分岐には休猟区の看板がありました。ここで右に折れます。
県境よりも踏み跡明瞭で藪もありません。砥山には山名板があるかと思いましたが、見当たりませんでした。
ここで休みましょう。取り敢えずコーヒーと賞味期限間近のカロリーメイト。周囲を見ると下るべき尾根は分かりづらそうですが、なだらかに下って行く尾根が見えました。西に下りて行く踏み跡がありますが、うっかりするとそちらに行きそうです。まあ間違えても林道には下りられますけど。10分ほどの休憩を終えて目指す尾根を下りて行きます。少し石も出てきます。あっという間に下に道が見えてきました。最後は下りやすい所を下りました。
少し東に行ってまた尾根を下ります。途中にイワカガミがありました。
予定通りの場所に下りることができたようです。
林道沿いの草花を見ながら戻ります。集落には梅や河津桜などがありました。
通常の向山登山口から登ればイワカガミの群落に出合えたでしょうが、小生はこのスタイルの歩きになってしまいます。イワカガミを愛でるのは来年以降にまたということで。そしてカタクリもですね。
足の方はまったく問題ないようでした。年を考えて行動したいとは思いますが、多分ダメでしょう。大きな怪我になる前にできるだけ自重しましょう。
駐車地(25分)取り付き(40分)向山(1時間10分)花瓶山(50分)砥山(20分)林道(35分)
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コメント
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軽い風邪や怪我程度では山に行きたい気持ち、中々抑えられませんよね。無理は禁物なのですが。
鶏岳、鶏足山、そして花瓶山と県央から東、北の山々はコース取りまで計画していたものの遠くまで行くのが億劫で足を運ばないまま春が来てしまいました。いつも野球親爺さんの記事でそちらサイドの山の様子を参考にしております。
花瓶山、近辺の山達と絡めて歩きたいのですが駐車地に困りそうです。東か南から行きたいのですが。
花をとるか気になる尾根を取るか難しいところですね。気になる尾根で人知れず群生に出会えたら最高ですが。
山中での人の声、イマイチどちらの方面からの声か分からず迷うことがあります。声は近くに感じるのに距離は離れていたり。声の主に出会えればモノノケの仕業でなかったと安心しますが。
投稿: ふみふみぃ | 2016年4月 5日 (火) 21時48分
自分もかつて関の田和峠から高戸山経由、県境尾根を北上して花瓶山へ向かった事がありますが、結構長丁場だった記憶があります。
今回の野球親爺さんは県境尾根から646mPというところが渋いですね。
646mPまでなら自分も行ってしまいそうですが、その後の下りが野球親爺さんならではのような気がします。
周回となると効率的なルート取りですね。
こういうルートを歩いていると、小さな花達との出会いがひときわ嬉しいのではと思います。
投稿: まっちゃん | 2016年4月 5日 (火) 22時38分
ふみふみぃさん いつも有難うございます。
多少の体調不良でもとりあえず低い山でも歩きたくなるのはやはり殆ど病気ですね。
花瓶山は3度目でしたが、いつも同じ駐車地でした。林道の運転が嫌いなので限られてしまいます。
周囲の山と絡めるとしたら尾根も遠くでしか繋がっていなかったりして車を停めるところが難しいですね。
ふみふみぃさんならお歩きのスタイルから人知れず群生に出会うこともあながち夢ではないのでは?
山で人の声らしきものを耳にして姿が見えないと何となく気分が良くないですね。
投稿: 野球親爺 | 2016年4月 5日 (火) 22時58分
まっちゃんさん いつも有難うございます。
まっちゃんさんの花瓶山のルートは以前後追いさせていただきましたよ。今回歩いてみて笹が刈り払われているように思いました。
646Pもたまたまガイドブックを見たら名前があったもので歩てみました。林道をくねくね歩くのも鬱陶しいので、こんな風な歩きになりました。
ひそかに下りの道で花に出合うかと期待してましたが、空振りでした。
投稿: 野球親爺 | 2016年4月 5日 (火) 23時04分
4月1日より、新職場でのパフォーマンス開始。
一兵卒でやり直しです。
おっと、顔出しOKですか?
若いですな。
今年の秋には、東京で高チャン・松っつあん囲み興業参加できると思いますが・・・・・・・
6月には、3度目の青さん来県。窯元ツアーご所望。
接待せんばなりますまい。
ハムストリングの語源今日知りました。
直メールくださいな。よろしければ。
投稿: Kero | 2016年4月 7日 (木) 04時43分
Keroさん お元気そうで何よりです。
新年度から新天地ですか。
秋には皆様の笑顔が見えればいいと思います。
いま改めて見ましたら間違った写真を載せてました。
ご指摘いただくまで気が付きませんでした。
お恥ずかしいものをお見せしてすみません。
反則技ですがこっそりと代えておきます。
投稿: 野球親爺 | 2016年4月 7日 (木) 21時38分