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2016年4月10日 (日)

地蔵岳(一の鳥居から)(平成28年4月9日)

かつて「日光稜線紀行」のstarionさんの歩かれた地蔵岳の南から東に延びる尾根の末端から地蔵岳へ歩いてみました。starionさんは夕日岳から夕日新道を下って戻られていますが、私には無理と思われましたので、ハガタテ平から古峰神社に下り、バスで戻りました。歩き始めから地蔵岳まで6時間と大佐飛山に匹敵する長丁場の登りは疲れましたが、どうにか歩き通すことができて良かったです。
地蔵岳(1483M)
 
最初の計画では古峰神社まで車で行ってバスで戻って一の鳥居あたりから歩く予定でしたが、家を出るのが少し遅れたため途中で諦め、以前停めたことのある一の鳥居より少し神社側に進んだ古越路バス停そばの駐車場に停めました。丁度歩きの準備をしている時にバスは下に下りていきました。15分早く家を出れば良かったのですが、いつももたもたして出るのが遅くなるのが常です。
まずは一の鳥居方面に下ります。東大芦川に沿って左折、釣り人が数名いらっしゃいました。数分で橋を渡り適当に取りつく所を探して適当に取りつきました。いきなりの急登です。480m付近には石祠がありました。
P4090005
さらに510m付近には南に向いているお地蔵さんの碑のようなものがありました。
P4090010
そこから少し進んだところにミツバツツジなんでしょうか、花が咲いてました。
 
P4090014
636.5m三角点には標石以外何もありません。
P4090019
先に進みます。15分くらい歩いたところの北斜面にアカヤシオの小群生がありました。今日見られると思っていなかったのでうれしくなりました。
P4090023
700m級Pあたりの北は伐採地でネットが張られています。好展望で女峰山が遠くに見えました。
P4090041
ネットに沿って進むと今度はヤマツツジなのでしょうか。赤い花が南側にありました。
P4090048
北に目を転じると正面に見えるのは夕日岳ですかね。
P4090051
ネットがやせ尾根部分にあって少し歩きにくいところもありましたが、鞍部のところでお別れします。ここから767Pへの登りは急です。767Pを過ぎると877Pのきれいな山容が目に入ります。ここにもアカヤシオがありました。
P4090063
740m級Pの北側にもネットがあります。ここからの下りは急降下。750m級Pにもネットが張られていました。鞍部からの登りは最初は岩があって手掛かりにして登れます。
P4090081
岩がなくなると作業道らしきものに出合い、登りにくいところを登って877Pに到達しました。ピークの手前で鉄砲の音が聞こえて思わず声を出してしまいました。今日は駆除に人が入っているのだろうかと思いましたが、近くに射撃場があるのを思い出しました。ここで小休止。今日初めて腰を下ろします。ここにもアカヤシオがありました。
P4090085
かなり疲れました。アップダウンが結構あって、それも急なんですね。ここまで3時間かかっています。地蔵岳までの行程の5分の2といったところでしょうか。先はまだ長いようです。鉄砲の音を聞きながらの休憩は射撃場からと分かっていても落ち着かないものですね。
この先では作業道のような林道のような道に出会ったり別れたりします。取りあえず歩きやすいところは利用し、尾根を歩いたほうがいいところは尾根歩きをします。
P4090093
東の1037Pからの尾根と合流すると夕日岳方面がまた見えるようになり、地蔵岳と思われるピークも見えてきます。1221.9m三角点への登りになると南斜面は下に笹があるカラマツ?林になっていい雰囲気になってきました。ここの三角点にも山名板は見当たりません。ここでまた休みました。この辺りは晩秋に来ると良さそうです。
P4090120
ここからは雰囲気のいい尾根歩きが始まります。疲れていますが、気分的にはいいです。
P4090123
小さなピークの下にかつて何か建造物があったのではと思わせる痕跡がありました。
このような痕跡はこのあと見る2か所の石祠のある場所の裏側にもありました。
P4090129
さらに進んで左手を見ると皇海山らしき三角の山が遠くに見えました。
P4090133
そちらを見るように 石祠が建っていました。
P4090134
さらに進み1245Pあたりでまた石祠を見ます。
P4090142
ここの裏側にも先ほどのような痕跡があり、さらに進んでみて振り返るとこの一帯に何かあったのではと思わせるような雰囲気が漂っていました。
P4090144
気分のいい稜線歩きが続きます。下に保安林の色あせた看板を見たり、あたかも木が看板をくわえているように見える所もありました。
P4090150
左手には半月山や社山から大平山に続く稜線が遠目に見え、進むにしたがって地蔵岳が大きくなります。山頂直下は急登ですが、最後のひと踏ん張りと休みながら登ると図根点のある山頂に着きました。人の気配はないですね。この日は誰とも会いませんでした。
P4090178
歩きだしてから6時間。877Pからは思ったほど時間がかかりませんでした。ここで大休止。枝越しに日光の山が見えます。夕日岳が近くに見えますが、行く気力も体力もありません。
P4090183
(見にくいですが日光白根山)
時間は今13時になろうとしています。リーバスの時刻表を印刷してきましたので見ると、14時35分と15時45分出発のバスがあります。14時35分に乗れるでしょうか。前日ここから古峰神社までどのくらいかかるか見たのですが、もう忘れています。1時間半だったか2時間以上かかったか、どうだったかな。1時間半で下りられれば前者に乗れますが、そんなに早く着かないだろうと思いました。まあ休み終わったので速攻で下りましょう。下りはルートは南に下りるように作られていますが、日光市と鹿沼市の市境尾根を下ります。
P4090193
藪はありません。こちらからのほうが男体山が良く見えました。
P4090194
通常ルートは崩落したところを通るので危険ですが、こちらの市境ルートはまったく問題ありません。ここに少しジグザグに道をつけたらこちらのほうが安全に歩けると思うのですが。と、そんなことを考えながら予定通りにハガタテ平に到着。南下します。水量が多いのか水の流れる音を心地よく聞きながら足早に下りていきます。あっという間に林道に出ました。そのあとも適当にショートカットしながら進み、時計を見ると余裕で14時35分発に乗れそうです。ゲートを抜けて道路に出て少しスピードを緩めて下りていくとバスが停まっていました。出発までまだ20分もありました。そのままあと何㎞も歩いて駐車地まで行く気力も体力もありませんので バスが出発するまで適当に時間を潰しました。乗客は私を含めて4人でした。
古越路バス停P(15分)尾根取りつき(45分)636.5m三角点(1時間)767P(1時間)877P(1時間30分)1221.9m三角点(1時間10分)地蔵岳(15分)ハガタテ平(50分)ゲート(10分)古峰神社バス停
Photo
 

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安蘇・前日光の山」カテゴリの記事

コメント

以前白鬚山・大滝山を登りに行った時から、北に見える山の形が気になっておりました。一の鳥居から地蔵岳ということで期待して読ませて頂き、どんな感じの稜線か雰囲気が伝わってきました。とても参考になりました。ありがとうございます。
古峰神社から東の872地点経由で稜線にたどり着き地蔵岳、夕日岳、それから行者岳へと周回するルートを考えておりましたが1000m上くらいからの稜線は雰囲気が良さそうですね。そうなると末端から合流地点までは歩けず岩場のアカヤシオたちに出会えないのが残念ですけれど。末端からの歩きは少し修行僧気分になりそうですが。
6時間の登りを完遂される野球親爺さんは流石ですね。私は今週四時間地味尾根を登っただけで飽きてました。
1000m以上はまだ春の訪れには少し早いようですね。月末手前辺りには私も前日光に行こうと思っております。

ふみふみぃさん こんばんは。
872地点からたどり着くだろうと思われる稜線から地蔵岳までの部分が、今回の歩きでいいところだと思います。
行者岳まで足を延ばすのであれば、今月末にもアカヤシオなども楽しめるかもしれません。
6時間歩くと言ってもゆっくりですからね。1221.9m三角点まで行ってしまうと、エスケープできそうな所はなく地蔵岳まで行くしかないのです。まあ時季外れで人にも会わずに良かったです。

これはまたロングですね。お疲れ様でした。

古峰ヶ原峠から車で降りてくる時に衝立のように立ちはだかるあの稜線をいつか歩いてみたいとう思いは自分もありましたが、流石野球親爺さん実行されましたね。それも尾根末端から。凄いなぁ。

カシミールでざっと辿ってみましたが、かなりアップダウンあるのでさぞ大変だったでしょう。
このエリア、アカヤシオは900m位まできているのですね。ほぼおなじ山域を予定しているのですが、たまには花にまみれてみたいなぁと、無い知恵絞って苦悩中です(^_^;)

まっちゃんさん こんばんは。
たどった尾根の前半部分のアップダウンで消耗しました。
1221.9m三角点から先は快適でした。
アカヤシオも少しずつ高いところに行くのでしょうね。
狙っているのは禅頂行者道や薬師岳から三ノ宿山に至る尾根でしょうか。
私のほうは近くのミツモチあたりになりますかね。

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