霧降から女峰山(平成28年7月23日)
17日のウォーキング大会の練習会でお話した方(たぶん60代後半?)が霧降から女峰山往復を5時間半で歩かれたとおっしゃっていました。天空回廊(階段)は15分で歩いたとも。山頂まで3時間15分くらいだったそうです。私は山頂まで5時間近くかかりましたよと話すと、そりゃかかりすぎだわと言われました。そうです。かかりすぎと思います。最初はトレランですかと聞き返したのですが、普通に歩いたようです。私の5時間近くかかった歩きが多分5年ほど前。今の自分はどの程度の時間で歩けるのか、久しぶりに歩いてみようと今回歩きました。往路の時間は5時間越えとさらに時間がかかるようになっていました。トンボはいませんでしたが、ノラさんの詠まれたように体力の衰えを嘆きつつ山頂で昼飯を食べて戻ってきました。
女峰山(2483M)、赤薙山(2010.3M)
霧降第3駐車場に停めて歩き出します。この時点では好天になるかなと思ってました。
例の階段の登りです。
15分を意識して少し早めに歩いていきましたが、100段登った時点で時計を確認するととてもじゃありませんが、15分なんかで上まで行けっこないことが分かりました。それでも自分にしては早めに歩いて途中でバテを自覚しながら1445段まで到達。28分かかりました。回転扉を抜けて小丸山のベンチで早速休憩。既に疲労困憊と言った感じで、女峰山まで行けないのではないかと思いました。最初から飛ばすと碌なことはありません。この階段登りが女峰山までの歩きに大きく影響したように思います。まあ取りあえず赤薙山までは行きましょう。先ほど追い抜いて行った人も加えて数人先にいるようです。
ここからはゆっくり歩きです。雲海がきれいです。
(明神ヶ岳でしょうか?ひょっこりひょうたん島?)
(南東方面)
赤薙山には歩き出してほぼ2時間で到着。女峰山方面は晴れているようです。
ここで傍らに坐って思います。奥社跡までかなあと。昨夜9時半まで野球の練習をしたのも影響しているんだろうと自分を慰めます(毎度のことですけど)。10分ほど休んで先に行きましょう。奥社跡までは地形図では分からないような微妙なアップダウンがあるので、帰りのことが頭をよぎりますが、奥社跡までは行かないと来た甲斐がないというもの、何度も立ち止まりながら進みました。やっとこさ奥社跡に到着。丁度3時間です。
前回も相当ばてていましたが、3時間はたぶんかかっていなかったと記憶していたので、今までで一番遅い到着です。すっかりばてました。ちょっと腹ごしらえして考えましょう。前回はここで後続の人が先に進んでいったのを追って何とか女峰山まで行きました。今回はそういう人は来ないようです。10分休んでいろいろ考えましたが先に進むことにしました。
北に向かって下りていく途中で単独男性とすれ違います。聞くと途中で引き返してきたとのこと。奥社跡で会わなくて良かったです。そこで会っていたら一緒に下山していたと思います。挨拶して先に進みます。次のピークへの登り返しが応えますが、その先は2295Pまで大きな登りはありません。2295Pに着くと単独男性がいらっしゃいました。これから女峰山に向かうようです。こちらもここで引き返す訳には行かないですね。
(曽根とは尾根のことなので、ここは独標が正しいのでは?)
殆ど同時に再スタートします。下った所に水場があることを話し、道標に従って水場に行きペットボトルに水を汲みます。この水は大丈夫なんでしょうかと聞かれたので、大丈夫だと思いますよと答えましたが、大丈夫だったでしょうか?
(後姿、無断撮影、無断掲載で申し訳ありません)
お先に失礼しました。2318Pの手前で下りてくる人に出会います。5時40分くらいに出発したそうです。だいぶ速く感じますが、5時間半で往復は無理のようです。その後も4,5人とすれ違いました。2318Pを過ぎ尾根が屈曲し登り返した2350m付近では一部崩落している部位がありました。道は右側についています。ここを登ると女峰山も近くなり、帝釈山もはっきりと分かるようになりました。
(左 帝釈山 右 太郎山)
2400m付近にロープ場があります。そこを登り平らな所に三角点。新しいネットの地形図では記載がなくなってました。
後はゆっくり登って女峰山山頂。良くここまで来られたなあと言う感じです。誰もいませんでした。5時間15分かかりました。かかりすぎですね。件の人ならもう往復して歩き終わる頃です。独標辺りから足が攣りそうな気配があったのですが、漢方薬を飲んだお蔭か、どうにか持ちこたえました。お昼休みにしましょう。
山頂からの景色はと言うと、近くの山は見えましたが、日光白根山は見えませんでした。燧ケ岳はちょっとだけ。
昼飯を食べていると釈迦ヶ岳の記事へのノラさんのコメントが頭に浮かびます。まさに衰え行く体力を嘆きながらの休憩となりました。この先毎回続くんでしょうかね。そんなことを思っていると先ほどの男性が登ってきました。男体山より疲れますねとおっしゃっていました。こちらのほうが距離も長いですし、アップダウンがありますからねえ。しばしお話をしてこちらはお先に下山いたします。
登ってくる途中では東照宮方面に下りようかと考えていたのですが、霧降に戻るのにバスにしろタクシーにしろめんどくさい気がし、また前回までの霧降への戻りとの比較もしたかったので、結局来た道を戻ることにしました。
下って行くうちにガスが多くなり、周囲の景色が見えなくなりました。少しの登り返しも疲れるので途中で座り込んで息を整えることを繰り返します。独標への登り返し、奥社跡への登り返しはそれなりの標高差がありますので、何回も休憩が入りました。どうにかこうにか奥社跡に到着。午後になってもまだ登ってくる人もいて、奥社跡からの下りで単独男性とすれ違います。女峰山まで行くそうで、唐沢小屋泊りのようです。赤薙山への最後の岩場の登りもやはり休み休みになりました。今回は巻き道を通らずに赤薙山山頂を通過しました。赤薙山から下って丸山が目につきます。高原山はもう雲の下のようでした。
小丸山に着いて階段を下るのも何となく鬱陶しい感じがして、旧道を進むことにしました。人が歩いていないようで笹は伸び放題。刈り払いもしていないようですが、どうにか下に道を探して進みました。
ある程度下まで行くと笹の伸びもそれほどでもなく、歩きやすくなりました。順調に進み何とか休憩込みで9時間かからずに戻れました。
かつては毎年のようにこのルートを歩いていましたが、今回は5年ぶりくらいでしょうか?だいぶ時間がかかるようになってしまいました。体力測定的に毎年登るようにしたほうがいいかもしれません。と言うかもう少し持久力をつけないといけませんな。
霧降第3駐車場(35分)小丸山(1時間15分)赤薙山(55分)奥社跡(45分)独標(1時間20分)女峰山(1時間40分)奥社跡(40分)赤薙山(35分)小丸山(35分)霧降第3駐車場
今回は花は多くはありませんでした。見る余裕もあまりなかったこともあるかもしれません。目についた花たちです。
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