451.6m三角点から笹目倉山(南西尾根から市境尾根へ)(平成29年1月28日)
25,000分の1地形図の「文挾」にある三角点峰には概ね登っています。ただお天気山の北東にある451.6m三角点峰には行ったことがなく、どのように歩こうかとたまに思い出した時に考えてました。つい最近まっちゃんさんが市境尾根を下りに歩く笹目倉山の周回をされた記事を拝見し、その時の駐車地がこの三角点峰を歩くのに適していると思いました。この三角点を経由してお天気山に登ることも当初は考えたのですが、どなたの報告を見ても自分には無理そうだと思い、市境尾根を西に進み小来川と八岡を結ぶ道路まで歩こうと考えました。その後、時間があれば以前ななころびさんが登られた笹目倉山の南西尾根を登り、下りには先日まっちゃんさんの歩かれた市境尾根を辿ろうと考えました。
結局は525P西の林道で山口地区に下ってしまいました。三角点峰から登りついた710m級Pから西に向かい始めた時に鈴をつけた犬に出くわし、数分間立ち止まったのちゆっくり西進して行くとその犬の飼い主と思われる鉄砲を手に持ったハンターさんに会いました。尾根上を歩くには問題ないが、犬が吠える所は危ないようなことを言ってました。ハンターさんは南西方向に進んでいき、こちらは市境尾根を西に進んでいきました。そのうち犬の吠える声が遠く後ろの方に聞こえ、徐々に右後方から右前方に移り、そのうち前方に聞こえるようになり、こちらはザワザワした感じを抱えながら西に向かっていき、そのうち犬の吠える声は聞こえなくなりましたが、早く林道に下りてしまいたいと考え、市境尾根をその先まで行く気は失せてしまいました。林道に下り着いた時に丁度ハンターさんらしき人の運転する軽トラをみたのがダメ押しになりました。山口地区に下ってバス停の近くの道端で休憩し、心を落ち着かせ、何とか笹目倉山の登り降りは当初の予定通り歩くことができました。今回も殆どは後追いの歩きになりました。
笹目倉山(800.1M)
まっちゃんさんの記事の写真の祠を頼りに駐車地を探しましたがありません。路肩の広い所に停めて歩き出そうとGPSを見ると予定していた場所よりずいぶん東に居ました。渡る橋が一つ鹿沼寄りだったようです。歩く時間を短縮したいので、車を西に走らせると記憶にあった祠がありました。初っ端からやっちまいました。しばらく西に歩いていくと動物除けの柵の手前に軽トラが2台。この時ハンターはいないかどうか聞くと、板荷地区にはハンター自体が4人しかいないよとのことで、大丈夫だよと言われて安心はしたのですが。柵を動かしてもらって中に入りました。ありがとうございました。
いくつかの支線を分岐して林道は先まで延びていましたが、適当に取りつきました。藪はなく、地形図通りの急登で451.6m三角点。標石しかありませんでした。
その先で岩っぽい所を進みます。
550m付近は伐採地で網柵がありました。ふと右後ろを見ると男体山。見えると思っていなかったので嬉しくなります。
東側には古賀志山から鞍掛山方面が見えました。
先に進むとかつて何か建造物があった思われる場所がありました。
この先からは瘦せ尾根や岩っぽい場所などが続き、緊張してきます。630m付近でしょうか、岩が目立つ急斜面が目の前に出てきました。
こりゃダメかなと思いましたが、5分ほどGPSと目の前の斜面を見て左手の踏み跡を進むことにしました。
意外とサッサと進み、数分で危険地帯と通過。こんな所はあっという間に進むに限ります。690m級Pには木にテープが2つ巻かれてました。710m級ピークへは難なく登れました。
ここで休憩。お天気山の斜面は崖のように見えます。写真では逆光でよく写ってませんでした。ここからお天気山へはどう行くのか下を見ましたけど、急すぎてよく分かりません。ここは私の近づく所ではないようです。さあ西に向かいましょう。岩っぽい所を下ると鈴の音。人かと思ったら犬でした。こちらに向かって来られると嫌ですね。首に何か付いてますね。発信機でしょうか。ハンターさんの犬でしょうね。こちらが向かっていくと同じような距離を保って西に向かっていきます。そのうち距離がなくなりますが、こちらを襲うことはないようです。さらに進むとハンターさんに出会いました。収穫はないようです。他のハンターさんは入っていないようです。冒頭にも書きましたが、この後はそんな調子だったので足早に進みます。525Pではルートミス。戻る時に石祠を発見。
林道に下りる尾根も少し間違えたようですが、適当に進んで林道に降り立ち、軽トラのハンターさんらしき運転手を見て山口地区に下って行きます。途中で何となく雰囲気のいい場所がありました。ここで休憩すればよかったですね。
山口地区に出て、バス停の近くで休憩します。はたから見たら不審者としか見えませんな。腹ごしらえも済んで、笹目倉山に登るべく歩き出します。石仏がある所から登ろうと進むと電気柵らしいものが入り込むのを拒んでます。上へ行ったり下に行ったりしていたら庚申塔が並んでいる場所がありました。
この後ろの柵の脇を進んでみてもダメでした。仕方なく道に戻って取りつきやすい場所を探しますと踏み跡が山に続いていましたのでここから取りついてみました。いきなりの急登です。岩よりはいいです。
10分も登ると踏み跡らしきものも見られ、あとは尾根を登って行けばいいだけです。550P付近から東側に網柵が見えてきました。
少し煩い枝をかき分けて登ると手作り感の強いベンチもどきがありました。ななころびさんの記事で見たのと同じでしょうか。
岩なども出てきますが、尾根を辿っていくと笹目倉山の西の肩に到達。東に5分ほど進むと社と三角点のある山頂に着きました。山名板はないようです。ここでも休憩。誰もいませんね。
下りはまっちゃんさんの市境尾根を東に進みます。尾根は明瞭ですが、地形図通りの急斜面。雪のある時に歩いたまっちゃんさんに脱帽です。
しばらく進むと伐採地。北側の展望が良好で、近くにピークが見えました。
(625.2m三角点峰?)
(815m峰?)
伐採地の境を進みます。左手の伐採地が急で何となく怖いです。
伐採地に別れを告げて市境尾根を進んでいきます。途中で振り返ると笹目倉山の三角の頭が見える所がありました。お天気山の断崖も見える所もありますが、どっちもすっきりとは見えません。476Pの先で市境尾根と離れ東に進みます。途中で少し修正しながら最後は倒木に邪魔されながらも廃作業道らしきところに出て、廃屋の脇から道路に出ました。
着地点が良かったようで5分で駐車地に戻れました。
まっちゃんさん、タイムリーなご報告ありがとうございました。南西尾根を歩かれたななころびさんにも感謝です。
山で犬の吠える声を聞くと心安らかに歩けませんね。ズドンと打たれるのも怖いですが、ガブリっていうのももっと怖いです。
駐車地(30分)尾根取りつき(20分)451.6m三角点峰(1時間)710m級P(1時間)林道出合(15分)山口BS脇(15分)取りつき(1時間15分)笹目倉山(1時間30分)駐車地
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