例によって前日の夜になってもどこの山を歩こうかとなかなか決まらずにいました。烏ヶ森の住人さんが昨年の無雪期に鶏頂山の南西尾根を歩かれた記事を読んで、いつかこのルートを辿ってみたいと思っていたこともあって、雪どけを待たずに歩いてみることにしました。またもや例によっていい加減にしか記事を読んでいなかったこともあり、登りのルート選択を誤ったようで要らぬ労力を使ってしまいました。このルートを歩く場合はなるべく南寄りのルートを採ることが良いように思われました。
鶏頂山(1765M)
塩原側から日塩道路に入り、鶏頂山の旧登山口の赤鳥居を過ぎて旧高冷地育苗ほの入口に到着。これから歩く道には雪がたっぷりありましたが、入口にはうまい具合に数台車が停められるようにスペースができてました。少し新雪も積もっているようで最初からスノーシューを履いて歩き出しました。
5分ほどのところにあったゲートは開放されてました。道路を進んでいきます。振り返ると日光の山や栃福県境の山が良く見えます。天気が良くてよかったです。明神ヶ岳が近くに見えます。
ごく一部舗装道路の露出した所がありましたが、殆どは雪の上の歩行。スノーシューの歩き始めは両足の付け根が痛くなりますね。そのうち慣れてくるのかおさまってきますが、いつもながらあまりいい感覚ではありません。
景色を見ながら登って行きます。数年前に登った枯木山はまだたっぷりの雪でしょうか。
明神ヶ岳の奥にあるてっぺんが平らなのは田代山でその左は帝釈山だと今更ながら納得します。
男体山もはっきりと見えるようになりました。ジグザグに進んでいくとそのうち柵がなくなりましたので、適当に歩けるところを道を無視して登って行きました。
道路歩きの終点には高原山無線中継所の建物と塔がありました。
ここの脇から山に入ります。右手にピンクテープが見られますが、それに従って進むのもしゃくな気がして適当に進みます。(これが間違いの元だったようです。)
疎林の中を進んでいくとそのうちに雪の付いた岩っぽい所になります。
木が低いのでしゃがみ込みながら進み、木に着いた雪が頭に落ちてきます。所々で踏み抜きながら歩きやすそうな所を探して進みますが、なかなかスムーズに進めません。
所々にオアシスのような場所も出て一息つけました。
右手に西平岳が見えてきます。振り返ると日光の山々が見えました。
また樹林帯になりますが、低い木がないのでこの辺りは歩きやすかったです。
また木のない場所に出てその後に低い木のお出迎え。そこを抜けると上のほうにやや荒々しい斜面が見えてきました。近づかないようにしましょう。
右を見ると中岳も見えてきました。
少し笹の出た急な所を登って行くともうそろそろ先が見えてきたようです。
ここを登って行くと緩やかな傾斜になり、山頂がもうすぐです。
何回か踏み抜きつつも進み、山頂に到着。
(この左のほうから登ってきました)
これから下山するという犬を連れたカップルにお会いしました。通常ルートを登られたそうです。こちらがウロウロしているうちに身支度を整え下山していきました。取りあえず休憩。坐る所がないのでしゃがんでカップ麺やコーヒーなどをいただきます。思ったほど風は強くありませんでした。眺めも思ったほどよくありませんでした。
(前黒山方面)
(釈迦ヶ岳)
(中岳)
(西平岳)
30分ほど休んで戻ります。下る途中の眺めのいいところで日光から県境の山々を見て満足します。下のほうに登って来たところが見えました。
下りは南寄りに下りたほうがいいようです。少し北に行きすぎ木が邪魔になり、うっかりと両足ずっぽりとはまって難渋してしまいました。その後からは滑落に注意しながら(大袈裟)南寄りに進むと木もあまり邪魔にならずに進め、下のほうに行くにつれ道のようにも見える所を歩くようにしたら楽に下りていくことができました。
下のほうに行くとピンクリボンが出てきて、やはり素直にこのテープを追って登ればよかったかなあと思った次第です。中継所に出てまた適当に下りて、そのうち道路下り、下のほうでは人の足跡とたぶん犬の足跡がありましたので途中まで散歩?にでも来たようです。車に戻ると駐車地にあった雪もなくなってました。
鶏頂山は10回くらい登っていますが、初めてのルートを辿ることができて満足のいく歩きでした。毎度のことですが、烏ヶ森の住人には感謝申し上げます。ありがとうございました。
駐車地(1時間20分)道路終点(1時間50分)鶏頂山(55分)道路終点(55分)駐車地
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