2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« 鶏頂山残雪(南西尾根)(平成29年3月11日) | トップページ | 小佐飛山途中まで(今回も敗退)(平成29年3月25日) »

2017年3月22日 (水)

山王峠から大倉山(1188.1m三角点峰)(平成29年3月20日)

栃福県境の大倉山(1188.1m)の存在を知ったのは、倉持裕至さんの「地図に無い山」を読んだ時ですので10年以上前になります。なかなか行く機会がなかったのですが、昨年暮れに残雪期に行く山として候補に挙げていたのをメモを見て思い出し、天候は微妙な感じだったのですが歩いてみました。思いのほか雪が残っており予定よりも時間がかかってしまい、当初帰りに歩く予定にしていた水上山をパスしてのピストン歩きになりましたが、個人的には満足のいくものでした。筋肉痛は酷いのですけどね。

大倉山(1188.1M)

横川パーキングの向かいのチェーン脱着場に停めて歩き出します。旧道に入ると二人と思われる先行者の足跡が雪の道にありました。テープに導かれショートカットしたりして行きますが雪に足が沈むので、ワカンを装着しました。まぬけた事にストックもピッケルも持ってきてません。峠から右に登って行きます。

P3200009

足跡は消えました。雪庇を進むと右下から足跡が登ってきていました。道があったのでしょうか?これ以降はトレースを追って行きます。雪の途切れるところも僅かにありますがワカンで進みます。やせ気味の雪庇を歩くのは多少緊張します。

P3200035

枝越しに七ヶ岳や家老岳が見えます。

P3200065

(不鮮明な七ヶ岳)

いつの間にか先行者達に追いつきました。やはりお二人でした。お聞きすると男鹿岳まで行くそうです。お先に進みました。トレースのないところを歩くのはいいですね。

P3200046

右手に日留賀岳なども見えるようになりました。殆ど藪のない残雪歩きが続きます。

P3200066

(少し邪魔ですか)

P3200071

なかなか着きそうになかった目標地も近くなってきたようです。最後登りにかかります。

P3200093

最後の最後は急なので手を雪面に入れて登りました。三角点は特に探しませんでしたけど、木に赤い印がありましたのでここかと思いました。

P3200097

家老岳が近くに見えました。

P3200098

取りあえず少しだけ先に行ってみましたが、山名板の類はないようです。

P3200101

ここに来るまで休憩してないので、腹ごしらえの休憩としましたが、坐る所がないので木に寄りかかって休みました。途中右のハムストリングに違和感があったため芍薬甘草湯を飲んでますが、効果のほどはどうなんでしょうか。深くは沈まないのですが、快適にサクサク進めるというほどでもなく、だいぶ下肢の筋肉に負担はかかってます。取りあえず戻らにゃなりませんから帰りはゆっくりと行くことになりました。最初は急です。この辺りは楽しいです。

P3200102

下るとさっきのお二人がやってきました。前を歩く人に三百名山ですかと尋ねると、男鹿岳が3百座目とのことで最後の山だそうです。岐阜からいらしたそうです。よりによってこの時間のかかるルートを選ぶとは強者でしょう。もっと簡単に登れたであろうルートを話してみましたが、今更要らぬお節介をしてしまいました。無事登頂できたでしょうか?

下ってふと左を見ると男鹿岳らしき山が見えました。登る時には気がつきませんでした。

P3200104

早く歩こうにも歩けません。自然とゆっくりになってしまいます。遠くに塩那道路を見たりして戻っていきます。こんな所を歩いたのかという場所もありました。

P3200141

P3200136

(これは日留賀岳)

P3200181

(鹿又岳でしょうか)

P3200158

急な登りもあって疲れます。当初は水上山に行こうかと思っていましたが、だいぶ時間も経過してしまい、以前に登っていることもあってピストンすることにし、気楽に戻って行きました。1074Pから西に行き、県境が南に折れる所で漫然と直進してしまったようです。トレースのない斜面を何の疑問を持たずに軽快に下ってしまいました。

P3200183

しばらく下っておかしいなとGPSを見ると西に向かってました。仕方ないのではっきりわかる場所まで戻りました。先行者のトレースが残ってました。ここから南に下る道は雪が溶けてました。登る時には雪が残っていたと思うのですが。あとはトレースを追って戻りました。峠についてやれやれです。旧道の入り口でワカンを外して駐車地に戻りました。

この時点ではそれほどの筋肉痛はなかったと思うのですが、車で自宅まで戻ると下腿部が両側ともしっかりと筋肉痛になってました。何となく足が攣った後のような感じです。これを書いている22日の時点でも痛みはかなりあります。鍛錬不足?年のせい?どっちにしろ次週は自重でしょうかねえ。痛みが取れたらまた山に向かうと思いますけど。

倉持裕至さんの本に書かれている山でまだ登っていない所が沢山あるのですが、今年は重点的に登ろうかと今は考えています。でもまた明日には考えが変わっちゃいますねきっと。

駐車地(40分)峠(3時間20分)大倉山(3時間25分)峠(20分)

Photo

« 鶏頂山残雪(南西尾根)(平成29年3月11日) | トップページ | 小佐飛山途中まで(今回も敗退)(平成29年3月25日) »

男鹿山塊・高原山」カテゴリの記事

コメント

野球親爺さん こんばんは。残雪期にこのルートで男鹿岳へ行く人がいるんですね。山部さんも昔このルートで男鹿岳へ行かれていたと記憶します。たぶん大倉山より先が激藪だったと聞きました。長いような気がします。栃福県境は水上山から山王峠まで2012年の秋に歩いた時は藪は無かったです。この県境稜線は主三角点が転々と設置されていたと記憶します。まあ残雪期は見れないでしょうが。ワカンにストックがないとバランスがとりにくいでしょうね。ほんとにお疲れさまでした。

ノラさん こんばんは。
昨年に山王峠から男鹿岳にきりんこさんたちが行かれているようです。やはり今回歩いた所より先が藪が酷いようです。
雪がそれほど残っているとは思わずに保険のような感じでワカンを持っていたのですが、ストックも持っていくべきでした。県境は雪がやはり多いです。もうちょっと考えて行動しないといけませんね。
3日経ってやっとまともに歩けるようになってきました。

これはまた渋い所を歩かれましたね。
トレースがそれなりにあったということは
その筋の方たち(どんな筋)には定評がある
ルートとお見受けしました。
自宅からだとまず登山口まで向かうのが大仕事
なのでおいそれとはいけませんが、機会があったら
是非歩いてみたいと思います。

それにして旧道山王峠から男鹿岳とは凄いですね。
地図を見るとアップダウンの連続でこの長丁場。
藪を考えればこの時期でしょうが、雪道の疲労を
考えるとまさに健脚向けですね。

まっちゃんさん こんばんは。
あまり人は歩かないと思います。今回たまたま日本三百名山狙いの人に会っただけだと思います。
無雪期でも大倉山まではそれほど藪はないようですから、暑くない時期に行かれるといいと思います。
このルートで男鹿岳を歩くのは相当の健脚でないと無理のような気がします。こちらは端から考えてませんでしたけど。

去年きりんこさん達が歩いた記事を見ましたがこんなとこで人に会う事もあるんですね。男鹿岳に無う方々が日本三百名山狙いなのか県境歩きの一環かが気になりますが。
県境付近はまだまだ雪が多いですね。大倉山までは藪が薄いなら雪がない時期にいった方がいいのかなとも思いましたが今の時期なら熊の心配もないし、藪より見栄えがしますね(笑)。
こういう灌木がごちゃごちゃしたとこを歩くならスノーポンだけじゃなくてやっぱりワカン欲しいなと思いました。

ふみふみぃさん こんばんは。
私もほかの人がいてびっくりしました。三百名山狙いのようでした。
県境の雪が多いのを忘れてました。もう少し締まっていれば歩きやすかったのですけどね。是非無雪期にこの先を歩かれてください。
スノーポンというのはよく分からないので調べてみます。
ワカンがあんな筋肉痛の誘因になったのでしょうかね?スノーポンなら大丈夫かなあ。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

« 鶏頂山残雪(南西尾根)(平成29年3月11日) | トップページ | 小佐飛山途中まで(今回も敗退)(平成29年3月25日) »

最近のトラックバック