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2017年12月 3日 (日)

波遊山(平成29年12月3日)

波遊山は旧栗山村にある無名峰です。田母沢トンネルを抜け八汐湖にかかる八汐大橋の北西にある三角点峰で、倉持裕至氏の「地図に無い山」に掲載されています。もう10年以上前から知っていましたが、なかなか歩く機会がなかったというか気合がなかったというか先延ばしにしてました。この本に書かれている未踏の栃木の山を今年は3つ登りました。大倉山黒岩山上海岳です。波遊山もそろそろ登るかとネットで検索してみると、お馴染みのしぼれさんの記事(これはもう何回も読みました)とヤマレコのshige‐ponさんの記事だけが見つかりました。しぼれさんの記事をまたおさらいしたあと、shige‐ponさんの記事を見てみると、なんと波遊山には山名板が設置されているではありませんか。写真を見るとなんとなくシャロームさんが書かれたのではないかと思い、こりゃ確かめに行くしかないわと出かけてみようと思った次第です。

倉持裕至氏、しぼれさん&Pさんの記事を読むと藪が酷いらしいことが書かれていましたが(これがなかなかこの山に足が向かなかった理由のひとつ)、shige‐ponさんの記事では踏み跡もはっきりしていて、藪も薄いと書かれていました。実際に歩いてみると確かに藪は殆どありませんでした。踏み跡ははっきりしない所もありましたが、明らかに道と思える場所もあり、ネットには報告はないものの歩く人も少なからずいるのではないかと思われました。

波遊山(1177.8M)

八汐大橋を渡って路肩の広い所に停めましたが、便意を催したため湯西川温泉駅まで行ってさっぱりして戻ってきました。大体30分のロス。あわよくば1220.1m三角点峰まで行こうかと思っていましたが、殆ど諦めました。支度をして適当に取りつくと伐採された木々があったりして歩きやすそうな所を進みます。

Pc030008

Pc030009

南からの尾根を合わせ北進すると明らかな登山道といった場所も見られました。

Pc030019

右手に鶏頂山や最近オープンしたらしいハンターマウンテンスキー場などが見えます。972P手前では硬い枯れた笹が目立ちます。972Pの木には赤ペンキ。

Pc030029

ここで西に向かうと波遊山が見えてきます。

Pc030034

木の間から女峰山が見えました。

Pc030042

この辺りも明瞭な道があります。

Pc030043

小屋の跡でしょうか、ブリキ板などがありました。

Pc030047

目前に岩が見える頃、携帯電話が鳴りました。この辺りで通じるんだと思いながら、登録済みの番号なので電話に出てみると、業務連絡。うーん、これは下界に戻らないとまずいかも。電話を切って、取りあえず波遊山までは行きましょう。岩は左から巻くこともできそうですが、少し下らないといけない感じなのでそのまま進みました。

Pc030055

右手を見ると男鹿山塊が見えました。日留賀岳や大佐飛山が見えているんでしょうかね。

Pc030080

少し登った左手には白くなった日光白根山。

Pc030062

波遊山の直下では少しだけ枯れた笹が目立ちますが、適当によけて進んで山頂へ。まずは山名板。

Pc030068

裏に回るとやはりシャロームさんの板でした。

Pc030070

しばし休憩。明神ヶ岳が近いですね。1177Pまで行こうかと思いましたが、早く戻ったほうが良さそうです。下りは少しわかりづらい所もありますが、GPSを見て修正したりしておりました。登って来た時には感じませんでしたが、結構急でした。これもいつものことですね。

登り1時間35分 下り1時間

Photo

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日光の山」カテゴリの記事

コメント

この取り付きで葛老山までの周回を計画していたのですが、帰りの自転車が大変そうなので躊躇していました。
野球親爺さんらしい静かなルートなのが写真のキレから伝わってきましたよ。

それにしても、倉持裕至氏の「地図に無い山」。
もう入手困難なので余計手に入れたくなりました。

八汐湖、というのでおや?と思いましたが葛老山の南西尾根の先にある三角点でしたか。先日八汐湖の東側の稜線を歩く際にそちらに周回するか迷ってやめたのですが写真を見る限りいってもよかったかなあと思います。
藪が酷いと言う昔の情報はスズタケが枯れて薄くなったんでしょうね。東側の稜線と同じような感じがします。11月頭なら紅葉もあったのかと気になりますが冬枯れの方が展望は良いですね。
ハンターも回収の手間とか考えてここはこないんでしょうか。

まっちゃんさんもこの辺りを考えておられましたか。
こちらから葛老山へとなると確かに帰りが登りになりますかね。逆コースならば自転車は楽ちんでしょうね。トンネルが怖い気がしますが。藪は烏ヶ森の住人さんが歩かれたころに比べて今はだいぶ薄くなっているようです。

倉持氏の本は多分出版されてそれほど経っていない時期に本屋で見つけたんだと記憶してます。今はもう絶版になっているのですね。今はそれほどではないですが、かつてはよく見ていたのでボロボロになってます。

野球親爺さん こんばんは。確かシャロームさんに1220.1m峰のことで聞かれたことがあったので覚えてます。こちらの三角点峰にシャロームさんの山銘板がついてるのは知りませんでした。一度見に行ってもいいですね。でもこの山域は山ヒルの生息域に近いですから行く時期を選ばないといけませんね。まあハンターはいなそうな場所ではありますが。情報はありがたくストックさせていただきます。

ふみふみぃさん こんばんは。
こちらの紅葉は頭にありませんでした。今回は葉が落ちてそれなりに景色は楽しめました。
スズタケは何で枯れてしまうんですかねえ。歩く側としては元気にしていないほうが助かりますが。
そういえば南の方(大日向山方面)から銃声が2発ほど聞こえました。こちら側は安全のようでした。狩猟の時期はいやですね。

ノラさん こんばんは。
ななころびさんの所でシャロームさんが波遊山に登ったとコメントされていらしたのでもしかしたらと思っていました。別の方の報告で山名板の文字を見てシャロームさんの板ではないかと思いました。波遊山自体ははっきり言って何もありませんが、板を見に行くだけでもよろしいかなと思います。
山ビルもいるのですね。まあ活動時期にはあまり登らない所だと思います。ハンターもおそらくいませんよね。鹿の落し物もありませんでした。

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